第4試合は2.13札幌でIWGPジュニアタッグ王座戦を行なうBUSHIとデスペラードが一騎打ち。1.28後楽園では、デスペラードがBUSHIのマスクを剥ぎ取る暴挙。王座戦を前に遺恨を深めている。
第3試合で乱入したデスペラードを追いかけるように、BUSHIもスーツ姿でリングへ。しかし、金丸とデスペラードがダブル攻撃を狙う。だが、BUSHIは二人まとめてフランケンシュタイナー。
ここで試合開始のゴング。BUSHIはベルトでデスペラードを滅多打ち。そしてデスペラードのマスクを剥ぎに出る。これは未遂に終わるも、今度はTシャツでチョーク攻撃。
ここから場外戦に流れると、BUSHIはデスペラードを鉄柵に叩きつける。そしてもう一度マスク剥ぎに。レフェリーに止められたBUSHIは、デスペラードをラフファイトで攻め立てていく。
BUSHIがデスペラードをリングに戻すと、デスペラードはレフェリーにしがみつく。このスキに金丸がエプロンに立つBUSHIの足を引っ張り、顔面をエプロンに叩きつける。さらに鉄柵攻撃から、固いフロアにボディスラム。
続いて怒りのデスペラードはBUSHIにイス攻撃。さらに鉄柵に叩きつけ、観客席に放り投げる。そしてマスク剥ぎを敢行。だが、場外カウントを聞いてリングに戻る。BUSHIはカウント19でギリギリ生還。
デスペラードはBUSHIに逆片エビ固めを決めるが、BUSHIは必死にロープエスケープ。
デスペラードはBUSHIにギターラ・デ・アンヘルを狙うが、これはBUSHIが切り抜けて延髄斬り。さらに低空ドロップキックからDDT。そしてお返しのマスク剥ぎに出るも、レフェリーが阻止。
デスペラードの串刺し攻撃を逆上がりキックで返したBUSHIは、ミサイルキックをヒット。さらに場外に落ちたデスペラードに空中殺法を狙うが、これは金丸が阻止。
すると鷹木が鈴木軍二人を捕らえ、BUSHIが矢のようなトペ・スイシーダをヒット。
BUSHIはデスペラードをリングに戻し、串刺しダブルニー。そしてライトニングスパイラルを決める。続いてティヘラを仕掛けるが、デスペラードはヌメロ・ドスで捕獲。しかし、BUSHIは切り抜けてスピンキック。さらにバッククラッカーからコードブレイカーを決めてフォールへ。しかし、カウントは2。
ならばとBUSHIはMXを狙うが、かわしたデスペラードはスキをついてBUSHIのマスクを剥ぎ取ってしまう。すかさずレフェリーがゴングを要請し、反則負けに。
BUSHI「オイ、デスぺラード、金丸、テメエら、いい加減にしろよ。今日のシングルマッチ、関係ないんだ。決戦は札幌。デスペラード、テメエの汚ねえマスク、取ってやった。札幌でも、こう思うなよ。勝つのは、俺たちだ……」
鷹木「(※首を押さえながら、入れ替わりにコメントスペースに入って来て)なんだ、金丸、俺からスリーカウント取られるのが怖くて逃げたか、オイ? 確かに、首も痛え、脚も痛え。オイ、だからってな、ここまで来て逃げるわけにはいかねえんだよ。札幌のタイトルマッチ、すべてを懸けてリングに上がってやる」
デスペラード「(※剥ぎ取られたマスクを手に、片手で素顔を隠しながら)ノブさん、すいません、手伝ってもらっちゃって。見た感じ、鷹木の雰囲気いいねえ。パワーいいねえ。ノブさんがこんなに痛がってんだ。なかなかねえことだぞ」
金丸「頭使え? 頭使った試合がこれだ。見たか? 使えるものはどんどん使うぞ。2対2だと思ったら、大間違いだから(※と言い残して、先に控室へ)」
デスペラード「ハハハハハハ、バカ野郎……。鷹木、お前の力は認めるよ。スピードも認めよう。体力も凄いな。だけど、それだけで俺たちに勝てると思うな。BUSHI! ちっとはビリッとしてきたじゃねえか。やりゃあ、できる子だな、おめえは。ビックリしたぜ。このお返し……いや、お返し? バカか、やられた分、熨斗付けて、十一(といち=10日で1割)じゃねえぞ、ウチは。日十(ひじゅう=1日10割)だ、この野郎。十倍、二十倍……そんなもんじゃきかねえ。この屈辱は、きっちり返させてもらう。そして! チャンピオン返り咲きだ」