第6試合は2.3札幌の3大タイトルマッチの前哨戦として、L・I・J(内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI&鷹木信悟)と鈴木軍(鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&タイチ&金丸義信&エル・デスペラード)が総力戦。前夜のイリミネーションマッチでは、鈴木軍が勝利を収めている。試合前、TAKAみちのくは鈴木軍を“ネクストチャンピオン”として紹介すると、L・I・Jを招き入れる。L・I・Jはそれぞれベルトを携えて登場。
タイチはロープを空けて内藤のリングインを促す。そしてゴングを待たずに奇襲攻撃を狙うが、この動きを読んだ内藤は迎撃。ここから両軍は場外戦へ突入。内藤はパーカーを使ってタイチの首を絞める。
リング上、ザックがEVILのリストを決める。だが、EVILも取り返して応戦。続いてエルボー合戦へ。さらにEVILが逆水平チョップを決めると、ザックはエルボーアッパーを連発。そこから技の読み合いを展開し、最後はEVILがショルダータックルでザックを吹き飛ばす。
次はSANADAと鈴木のマッチアップ。SANADAは串刺し攻撃をしのぐと、コーナーからトンボを切る。ここからロープワークの展開となり、SANADAが低空ドロップキックをヒット。そしてパラダイスロックを狙うが、鈴木は切り抜けて張り手。鈴木は「ざけんなコノヤロー!」と怒りをあらわにする。
続いて両者は激しいエルボー合戦。SANADAは串刺し攻撃を読むとスワンダイブ攻撃を狙うが、鈴木はぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字へ。
ここからまたも両軍総出の場外戦に雪崩れ込む。鈴木はSANADAの背中にパイプイス攻撃。さらに場内設備の鉄板を持ち上げてSANADAの上に落とす無慈悲な攻撃。タイチは内藤の顔面を場内パネルに叩きつける。
SANADAはカウント19でリングにギリギリ生還。デスペラードはSANADAの指に踏みつける拷問攻撃。タイチはSANADAを場外で鉄柵に叩きつける。ザックと鈴木は場外でSANADAのリストを交互に決めていく。鈴木軍がSANADAに徹底した集中攻撃。
リングに戻されたSANADAに対し、デスペラードはバックエルボー。次は金丸がSANADAにハンマーロックの状態からのボディスラムを連発。続いてザックがSANADAの左腕を両足でツイスト。
タッチした鈴木はSANADAの左腕に脇固め。そして腕固め、腕ひしぎ逆十字と攻め立てるが、SANADAはなんとかロープエスケープ。
鈴木はSANADAの背中に強烈なサッカーボールキック。続いてエルボー合戦に入るが、SANADAはスキをついてドラゴンスクリュー。そして内藤にスイッチしようとするが、鈴木が阻止。しかし、SANADAはミサイルキックを決め、なんとか内藤にスイッチ。
内藤は飛び出してきたタイチの技をかわし、低空ドロップキックをヒット。さらにコーナーミサイルと見せかけ、フェイントを使って低空ドロップキック。そして寝転んで腕を突き上げて挑発。
内藤はタイチのバックを取るが、タイチは海野のレフェリーをつかむ。続いてタイチが内藤にバックドロップを仕掛けようとするも、今度は内藤もレフェリーをつかんで阻止。
タイチと内藤は互いにふてぶてしい笑みを浮かべる。内藤はグータッチを要求するが、タイチは応じると見せかけ顔面かきむしり。さらにジャンピングキック決めるが、内藤もトルネードDDTで反撃。
次は鷹木が飛び出すが、金丸とデスペラードがダブル攻撃を狙う。しかし、鷹木はパワーで切り抜け、金丸にブレーンバスターを仕掛ける。だが、金丸はうまく切り抜ける。さらに鷹木のうしろ髪をつかむも、鷹木はダブルチョップ。ここで技の読み合いから、鷹木は豪快なブレーンバスター。
今度はBUSHIが飛び出し、鷹木と共に金丸にトレイン攻撃。さらに連携のバッククラッカーを決めるが、金丸はカウント2でキックアウト。ならばと鷹木&BUSHIはリベリオンを狙うも、デスペラードがBUSHIにスピアー。さらに金丸は鷹木に低空ドロップキック。
デスペラードと金丸はBUSHIに連携のバックドロップ。そして金丸はディープインパクトを決めるが、これは内藤とSANADAがカットイン。すると鈴木はSANADAを場外戦に連れ出す。
金丸はBUSHIにムーンサルトを発射。かわしたBUSHIはライトニングスパイラルを決め、EVILとスイッチ。EVILは相手コーナーのザックに突っ込むも、ザックはEVILの左腕を捕らえる。しかし、EVILはアームブリーカー。
EVILは金丸にラリアットを決めてからダークネスフォールズ。だが、金丸はカウント2でキックアウト。ならばとEVILはEVILを狙うも、ザックがカットに入り、EVILの左腕にオーバーヘッドキック。
すぐさまSANADAがEVILにドロップキックを決めるが、鈴木がフロントキック。すると内藤が鈴木に低空ドロップキック。
だが、タイチが内藤にトラースキックを決め、パンタロンを脱ぎ去って天翔十字鳳へ。しかし、内藤は蹴り足を捕らえるとツバを吐きかけてから急所蹴り。そして一気にデスティーノを炸裂。
混戦模様の中、EVILが捕獲した金丸に対し、鷹木がパンピングボンバー。最後はEVILが金丸にEVILを決めて3カウントを奪取。L・I・Jが前夜のリベンジを果たした。
Road to THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2019年1月29日(火) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 1,732人(札止め)
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
鷹木「金丸、ざまぁみろ、このヤロウ! 明日は、今日以上の右腕を(※右腕で力こぶを作って誇示)テメェにブチ込んでやるからな!」
BUSHI「いよいよ明日だな、デスペラード! オマエと当たるシングルマッチ、楽しみにしてたよ! オメェのきったねぇマスク、今度こそ俺が剥いでやるから、覚悟しとけよ!」
EVIL「ザックも、鈴木も、よくしゃべる野郎だな、オイ! あんなおしゃべりのクソ野郎は、札幌の地で葬り去ってやる。そして、俺とザックのシングルは、誰にも邪魔させねぇ。よく覚えとけ! This is EVIL! Everything is EVIL! 全ては……EVILだ!」
内藤「札幌大会にて行われるIWGPインターコンチネンタル選手権まで、あと(※指を折って数える)5日。タイチ選手、そして、タイチ選手を応援している皆様には申し訳ありませんが、(※報道陣を指差し)皆様の予想通りの結果、そして、IWGPインターコンチネンタル王座を、俺は防衛することになりますよ。内藤哲也は、インターコンチネンタル王座を保持しながら、一体何を見据えているのか(※目を見開くポーズ)。皆様、去年の10月、両国大会を思い出してくださいよ。当時のIWGPヘビー級チャンピオン、ケニー・オメガに、飯伏幸太、そして当時のUSヘビー級王者、Codyが挑戦したわけですよ。つまり、他の王座を保持しながら、IWGPヘビー級王座に挑戦することは可能ってことでしょ? じゃぁ、俺はそこを狙っていこうかな。インターコンチネンタル王座と、IWGPヘビー級王座を同時に保持すること、俺はその史上初の偉業を目指していきますよ。
ところで! ところで! 今日はKUSHIDAのラストマッチ? どうでもいいよ! いなくなるなら、さっさといなくなれ。そして! 二度とこのリングに帰ってくんな! カブロン!」
※SANADAはノーコメント。
デスペラード「明日だ、明日! 北海道まで行かねえぞ。仙台で終わりだ。てめえら2人ともだ。いいか、鷹木、BUSHI! よくもやってくれたな。てめえらなんかよ、ビビる存在じゃねえんだよ!」
ザック「まあいいんじゃないか? いったいEVILは今まで俺を何回倒したことがあるんだよ。何回、今まで俺を倒した? 俺は毎日でもやってやってもいいんだよ、あいつと。あいつはもっと大きく成長しろよ。EVIL、邪悪って言うけど、あいつはあいつにとってのピンチ、クライシスなんだ。イメチェンでもしたらいいんじゃないか? 今日は腕を攻めてきたけれども、あんな腕の攻め方は俺には冗談にしか映らない」
※鈴木、タイチ、金丸はノーコメント