第6試合では小島聡と本家ロス・インゴベルナブレスのテリブレのスペシャルシングルマッチが実現。今シリーズは前哨戦となるタッグマッチで遺恨を深めてきた両雄。直近の1.18後楽園では、小島がテリブレをラリアットで沈めている。
開始のゴング、小島はロックアップでテリブレを押し込むとクリーンブレイク。すると、今度はテリブレが押し込み、こちらもクリーンブレイク。そして握手を求めるが、小島が応じようとすると、テリブレはキック。ここから両者は胸板への張り手合戦。テリブレは顔面に張り手を叩き込んでダウンを奪う。
続いてショルダータックル合戦になると、小島が豪快に吹き飛ばし、胸筋をピクつかせてアピール。
テリブレは小島をドロップキックで場外に落とし、それを追いかけラフファイトで攻め立てる。テリブレは小島の頭部を鉄柱に叩きつけ、さらに顔面をかきむしってから、小島をリングに戻す。
テリブレは小島にニードロップ。そして「小島」コールが発生した方向をにらみつけ、相手にコーナーを背負わせてパンチを連発。
だが、小島もテリブレの串刺し攻撃をかわしてマシンガンチョップ。そして串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げるが、テリブレはすばたく立ち上がってパンチ。小島の追撃を許さない。
テリブレは串刺しボディアタックからトップコーナーへ。だが、小島はラリアットで動きを止め、雪崩式ブレーンバスターへ。
小島はボディスラムからトップコーナーに上がるとダイビングエルボー。そしてエルボーの連打からローリングエルボーをヒット。さらにロープを背負ったテリブレをラリアットで場外に落とす。ここから小島はプランチャを敢行。
だが、テリブレも小島を鉄柱に叩きつけて反撃。さらにパンチの連打から小島をリングに戻し、バックを取る。しかし、小島は切り抜けてDDT。さらにコジコジカッターを決め、ブレーンバスターを狙う。しかし、テリブレは逆にブレーンバスターで投げ返す。
テリブレはトップコーナーに上るとダイビングボディプレス。だが、フォールは小島がカウント2でキックアウト。ならばとテリブレはパワーボムの体勢で持ち上げようとするが、逆に小島が切り返す。そして、垂直落下気味のブレーンバスターを決める。
ここで小島は腕のサポーターを外し、ラリアットを打ち込むも、かわしたテリブレは張り手。小島は雄叫びを上げるが、テリブレは張り手で黙らせる。
それでも負けじと小島は咆哮するも、テリブレはタックルでコーナーまで押し込み、両手で張り手を連発。これで小島の動きが止まると、テリブレは一気にラ・テリブリーニャ(スタイルズクラッシュと同型)を決め、3カウントを奪取した。
テリブレ「今日の結果によって、俺たちロス・インゴベルナブレスのNo.1が誰なのかということが、世界中に知れ渡っただろう! 小島、言ったよな? これは、俺たちロス・インゴベルナブレスの力を示す、ごく小さな試運転に過ぎないんだってな! いつだって、最高のクオリティを持っているのは俺たち、ロス・インゴベルナブレスなんだ!」
小島「ぶっちゃけ、ぶっちゃけ……、今日負けたのは、歳のせいだ。な? 年齢のせいだ。年齢のせいとかあまり使うなとかいうかもしれないけど、実際にいまこういう年齢になってんだ。それはしょうがねーんだ。な? 一番大事なのは、この歳がどうとかそういうんじゃねーんだ。この歳でももっとがんばって、もっと努力して、もっと練習積み重ねて、勝つことのほうが大事なんだ。だから、いまの俺には自分でやってるようでまだ足りてないってことだろ。足りてないから今日勝てない。それはいまバリバリのヤツよりも年齢が上かもしれない。だったら、その何倍も、10倍も、100倍も、練習がんばって。トレーニングもっといっぱいして、そいつらに追いつけれるようになればいいと思ってるんだ。歳は誰でも平等にとる。だからこそ、俺はいまこの歳でこの『FANTASTICA MANIA』に出てるってこと。そして、こうやってシングルマッチ、闘い抜くだけの体力があるってこと。まだまだ見せていかなきゃいけない。ただ、負けちまったらそれもあまり意味がないんでね。もっともっと、明日から。今日の10倍も20倍も100倍トレーニングして。また、立ち向かっていこうと思います。ありがとうございました!」