第6試合では映画『パパはわるものチャンピオン』に登場する「ライオンプロレス」所属のレスラーたちがスクリーンから飛び出し、スペシャルタッグマッチで激突。主役のゴキブリマスク(棚橋弘至)が相棒のギンバエマスク(田口隆祐)とのタッグで、ドラゴンジョージ(オカダ・カズチカ)&スイートゴリラ丸山(真壁刀義)と対峙する。
　先にゴキブリ&ギンバエが怪しげな動きでリングイン。ゴキブリはレフェリーとリングアナの胸を押し、場内はブーイングに包まれる。続いてジョージと丸山が堂々の入場。ジョージはロープを一回転してリングイン、コール時には右手を腰に、右手は天を指さすポーズ。試合前、ゴキブリとジョージはにらみ合いを展開。

 

　先発はそのゴキブリとジョージ。場内は「ドラゴン」コールが巻き起こり、対するゴキブリには「ゴキブリ帰れ！」コールが発生。ジョージに対し、エプロンのギンバエが攻撃。そしてジョージが背を向けると、ゴキブリがうしろから襲撃。ジョージにストンピングを連発し、場内はブーイングに包まれる。
　ジョージはお返しとばかりに、ゴキブリを低空ドロップキックで場外に落とす。ゴキブリはリングに戻るとギンバエとスイッチ。すると丸山がリングインし、場内は「丸山」コール発生。丸山はギンバエに串刺しラリアット、そして脳天にパンチを連発し、ノーザンライトスープレックスを狙う。だが、ギンバエは顔面かきむしり。しかし、丸山はショルダータックルを見舞い、さらに突進するも、かわしたギンバエは丸山のバックを奪う。すると、丸山の顔面にゴキブリがスプレーを噴射。この反則攻撃に場内は大ブーイング。
　さらにゴキブリはジョージにもスプレー攻撃。たまらずジョージは場外へ避難。その姿を見たゴキブリは高笑いでスプレーを上空に噴射。ここから戦いは場外へ。ギンバエはチェーンで丸山の首を締め上げる。ゴキブリはジョージの頭部を本部席に叩きつける。
　ギンバエは持ち込んだボケツから、さまざまなアイテムを取り出す。その中でハエたたきのようなものを手にすると、丸山の頭部に振り下ろす。さらにゴキブリとギンバエはトイレの掃除用具で丸山に攻撃。続いてゴキブリがハンマーで丸山に攻撃を見舞い、場内はブーイングに包まれる。
　ジョージが救出に訪れるも、ゴキブリはバケツを頭に被せて視界を奪い、ギンバエのヒップアタックとサンドイッチ攻撃。「ゴキブリ帰れ」コールに対し、ゴキブリは笑みを浮かべる。
　リング上、ギンバエが丸山にギロチンドロップ。続いてゴキブリが丸山をギンバエの足に叩きつける。ゴキブリ組はすばやいタッチワークで丸山をいたぶる。
　ゴキブリ組は交互に丸山を羽交い締めにし、胸板に張り手を打っていく。ギンバエは何やらアイテムを手にし、丸山に殴りかかろうとするが、一瞬躊躇。そしてアイテムからなぜか手品のように花が飛び出す。一瞬あっけにとられた表情の丸山だが、ゴキブリの羽交い締めをふりほどくと、ギンバエにカウンターのラリアット。さらにゴキブリにも左腕のラリアットを振り抜く。
　タッチしたジョージはゴキブリとギンバエにエルボー。さらにふたりまとめて正面飛びのドロップキックで吹き飛ばす。場外に落ちた二人に対し、ジョージはプランチャを敢行。
　ジョージはゴキブリをリングに戻し、串刺しエルボー。そしてDDTを決めてフォール。だが、カウントは2。ならばとジョージはボディスラムからトップロープに上る。ゴキブリが立ち上がると、その頭上を越えて飛び降り、串刺し攻撃を狙う。これをかわしたゴキブリは、背後から右腕で急所打ち。大ブーイングに包まれる中、ゴキブリはホイホイブレイド。ギンバエは丸山を場外戦に持ち込んで分断。
　ゴキブリはトップコーナーに上り、必殺のフライハイを狙う。だが、ジョージはドロップキックで迎撃。そして、ドラゴンメーカーを繰り出すも、ゴキブリはホイホイブレイドで切り返す。
　スイッチしたギンバエは、自軍コーナーに戻ろうとするジョージを捕獲し、串刺しヒップアタック。さらにブルドッキングヘッドロックからフォールに入るが、ジョージはカウント2でキックアウト。ならばとギンバエはフィニッシュを狙うも、これは丸山がカット。するとゴキブリが救出に入り、ギンバエとダブル攻撃を狙うが、丸山はダブルのラリアットで吹き飛ばす。
　リング上、ジョージはギンバエにドロップキックからツームストンパイルドライバー。そして最後はドラゴンメーカーを決め、3カウントを奪取。ジョージ&丸山組が勝利を収めた。

 

　試合後、ジョージはライオンプロレスのベルトを肩にかけ、丸山と共にポージング。ゴキブリは場外で若手に指示し、バケツにアイテムを片付けさせ、それを抱えながら退場した。