第1試合はトーア・ヘナーレvs辻陽太。ともに入場時から気合十分の表情。
開始のゴング、辻はバックを取るが、ヘナーレは力任せにロープに押し込む。しかし、辻は体勢を入れ替えて張り手。するとヘナーレがロープに押し込みお返しの張り手。だが、辻がかわして逆に張り手。ここから両者は張り手合戦。ヘナーレはヘッドロックで捕らえ、ジリジリと締め上げる。ここで両者は一旦離れる。
今度は辻がヘッドロックで固め、ショルダータックル合戦へ。辻はエルボーの連発からショルダータックルでダウンを奪う。そしてボディスラムを狙うが、こらえたヘナーレは逆にボディスラムで叩きつける。
さらにヘナーレは逆水平チョップ一発でダウンを奪い、フォールへ。しかし、辻はカウント2でキックアウト。
ヘナーレは辻の左のリストを決めるが、辻はエルボー連発。するとヘナーレはショルダータックルで吹っ飛ばし、串刺しラリアット、サモアンドロップとたたみかける。
ヘナーレはブレーンバスターを仕掛けるも、こらえた辻はボディスラムで叩きつける。そして辻は気合を入れるとエルボーの連発から串刺しエルボー。さらにドロップキックをヒット。そして逆エビ固めを決めるが、ヘナーレはロープエスケープ。
辻の串刺し攻撃に対し、ヘナーレはエルボー、そして豪快なスピアーで迎撃。さらに串刺しニーを顔面に連発。そしてロープに走るが、辻はカウンターのスピアー。
ここから胸板への張り手合戦へ。ひるんだヘナーレだったが、不意打ちで強烈なヘッドバットをお見舞い。さらに強烈なラリアットを決めフォールへ。しかし、辻はカウント2でキックアウト。ならばとヘナーレはTOAボトムを決め、フォール勝ちをスコア。
ヘナーレ「サッポロノ・タメニ・タタカウ。俺は未来を見ることはできない。でも今日、リングの上で未来を感じることができた。2年後か、5年後か、10年後かわからないけど、ツジと俺、このサッポロの地にまた何度か戻ってくるだろう。その時も勝ちたいけど、それはどうなるかわからない。いま、俺の頭の中には、NEVER無差別級のベルトのことがある。それを目指して、闘いを見せていく。今日のこの試合、日本にいる人だけでなく、世界中の人が見てくれてるはずだ。あと、アメリカの方もジュースとバレッタが試合してるんだろ。結果は知らないけど。でも、シンニホンプロレス・ファンのみんなに勝利した試合を見せられた。でも相手を傷つけるのではなく、俺のストロングスタイルは半分も見せられてない。ここでファンに約束する。みんなに、そしてこの会社に約束しておく。これからもっと強いものを見せていくことを」
辻「(※上村の肩を借りて引き揚げてきて、そのままコメントスペースに)ヘナーレ、俺はお前と2人でしか作れない、2人でしかできない試合があると思ってる。ただ俺にとって、それは俺が勝たないと、オレには意味がないんだ……」