ジュース「デビッドが取ったぞ！ 今日の殊勲はお前だ。なんか言ってやれ」
フィンレー「手強かったけど、うまく罠にハマッてくれた。手ごたえバッチリだった。俺の手で2点を奪ったぞ」
ジュース「これ以上ない最高の丸め込みだ」
フィンレー「いつも持ってる（※サムズアップの）トロフィーも何か言いたそうだ」
ジュース「貸してみろ。（※フィンレーを指して）素晴らしい、本当に素晴らしいレスラーが勝利したぞ」
フィンレー「いや、素晴らしい、本当に素晴らしい、とんでもなく素晴らしいレスラーが勝利したのさ」
ジュース「そうだったか」
フィンレー「そうさ」
ジュース「昨夜は頭に血が上ってしまっていた」
フィンレー「そうだったな」
ジュース「なかなか冷静になれなかった。でもいい方に落ち着いた。あのままだと我を忘れたままになっていた。そこでずっと先を考えた。来年の『G1 CLIMAX』だ。『G1 CLIMAX 29』、ジーワン・クライマックス・ニジューキューをな」
フィンレー「ニジューキューだって」
ジュース「そう、ニジューキューだ。そこでマカベと。マカベについて話すとだな、マカベは俺たちを導いてくれている。マカベは素晴らしい兄弟だし、素晴らしいセンパイだ。マカベがいるから俺たちはシンニホンプロレスで闘いたいと思わせてくれる。マカベにレスリングを辞めてほしくない。マカベと同じ航海を終わらせたくない。このままずっとずっとずっと続けたいほどだ。このまま陽が沈んでいくのか。俺が目を覚まさせてあげたい。チェーンを捨て去り、このまま落ちていくことに抗ってほしい。あなたなら、それができるはずだ。俺たちとの闘いで、それを見つけてほしい。そうしてあげたかったんだ。ジュースを変えてくれた。組むことによって、いい化学変化を起こさせてくれた。当たり前のように勝てるようになっていった。（※記者に向かって）ずっと見てきてそう思うだろ？ そういう思いすべてがあるんだ。これで俺たちは6点だ。このまま突っ走るぞ」
フィンレー「ああ」
ジュース「トーキョードームまで一気にな。そこでG.O.D（タマ＆タンガ）と対戦だ。俺たちでそのチャンスをつかむ。このまま連勝だ。ロクテンで終わらない。もっともっと積み重ねる。まだまだ先は長いけど、ふざけてるわけじゃないぞ。次もリング上で軽快な闘いを見せてやる」
フィンレー「タッグチャンピオンになるぞ！」
ジュース「その通りだ。2019年の年明けにタッグチャンピオンになる。そして熱い思いが冷めやらぬうちに、ベルトを手に自宅に戻って、両親と祝福のキスを交わすんだ（※と言うと、フィンレーを残して控室へ）」
フィンレー「いやあ、俺にしゃべれと言っておきながら、ジュースが一気にまくし立てていたな。まあ、いいか。俺の分までしゃべってやがった。あと、俺が話すのは、ヘナーレ、今日はお前を完全に倒すことはできなかった。それはもう少し先延ばしにしておいてやろう。お前が俺のすぐ後ろまで迫ってきているのは感じてるよ。だからこそ、ここでどんな形でも勝利しておくことが重要だった。次はさらにハードな闘いになるだろう。とりあえず今夜は祝杯を挙げておくよ。（※控室に戻りながら）マッサージ頼むよ！」
　
真壁「いやあ、あとちょっとだ。あと少しだな。あそこでよ、スカされた技出すと思ってねぇからよ。まあ、しゃあねぇ。まだ始まったばかりだ。だよな？ そうだよな？ まだまだこっから。まあ、ジュースとフィンレー、同じ本隊で（同じ）派閥の中で認めてる選手だし、思いっきり来やがる。だから楽しいんだ。一切、手抜きなしだ。だから面白いんだ。ま、しょうがない、今回。あいつ（ヘナーレ）だって（カウント3）獲られて一番悔しいだろ。次からだ……」
ヘナーレ「（※遅れてコメントスペースに入って来て、マカベに向かって）ソーリー」
真壁「ノー・プロブレム」
ヘナーレ「（※何度も頭を抱えながら）サモアン……。アイチノ・タメニ・タタカウ……。ジュース、フィンレー、『WORLD TAG LEAGUE』、俺とマカベと勝利はすべて俺が獲ってきた。キノーノシアイ、昨夜は俺たちの勝利だった。それが繰り返されるはずだったのに……。今夜、俺はツーカウントで返したはず。次だ次、次の試合だ。このまま突っ走る。（今夜は相手の方が）優れていた。テクニックで上回っていた。あんな形でやられるとは……。思ってもみなかった……。あっさり丸め込まれるなんて……。クソッ！」