第4試合は11.25愛知のタッグリーグ公式戦の前哨戦として真壁刀義&トーア・ヘナーレ&本間朋晃組とジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー&成田蓮組が対決。
先発は成田と本間。リストの取り合いから成田はヘッドロックへ。続くショルダータックル合戦では成田がダウンを奪う。だが、串刺し攻撃は本間がキックで打ち崩し、お返しのショルダータックル。そして逆水平チョップで快音を響かせる。さらにボディスラムから小こけしを繰り出すが、これはかわされてしまう。
続いてフィンレーが本間に勢いのある串刺しエルボー。そして追撃のエルボーを見舞ってからジュースとスイッチ。ジュースは本間の左腕にダブルアックスハンドルを落とす。さらにジュースは滞空時間の長いブレーンバスターを炸裂。
ローンバトルの続く本間だが、ジュースのパワーボムをこらえ、カウンターのエルボー。そして小こけしをヒットし、ここでようやく真壁とタッチ。
真壁はジュースとフィンレーにショルダータックル。さらに両者に串刺しラリアットを連発。そして相手チームの3人の頭上に、本間、ヘナーレと共にナックルを落とす。そして、ジュースにはカウンターのラリアット。だが、ジュースも真壁にカウンターのスパインバスターでお返し。
次はヘナーレがジュースに、ロープで加速してからフライングショルダー。そしてフィンレーにはサモアンドロップをお見舞い。ヘナーレはジュースにヘッドバットを叩き込むと気合を入れ、TOAボトムを狙う。だが、ジュースは切り返し、右ナックルを連発。最後の左パンチはかわされるも、スピンキックをヒット。
スイッチした成田はヘナーレにエルボー連発。さらにカウンターのドロップキックを決め、串刺しエルボー、フロントスープレックスとたたみかける。勢いに乗る成田は逆エビ固めを決めるが、真壁が張り手でカット。
続いて真壁は、カットに入ったジュースとフィンレーをラリアットで二人まとめて吹き飛ばす。ここで真壁と本間はジュースとフィンレーを場外戦に持ち込み、勝負を成田に託す。リング上、突進してきた成田に、ヘナーレがカウンターのスピアー。そこからTOAボトムにつなぎ、ヘナーレが成田から3カウントを奪った。
真壁「よーし、いい度胸してるぜ。さすがはよ、ジュースとフィンレーだよ。俺はよ、同じ(新日本プロレス)本隊で組んでんだよ。だからこそ、あいつらを認めるところがある。だからこそ、真正面だ。正々堂々とよ、真正面から叩き潰してやる。言いてぇことはそれだけだ!」
ヘナーレ「オイ、ジュース、お前を倒すぞ。ジュースの“カーフキック(バックスピンキック)”、俺のアゴにヒットしてダウンした。あの1発は効いた。でも、それが俺の闘志にさらに火をつけた。これはタッグリーグ公式戦ではないけど、(本間と)一緒に闘えるのは誇りに思う。同じリングに上がれることを。俺の心がさらに燃え盛るようにしてくれて感謝している。(本間に)サンキュー(※と言い残して立ち去る)」
本間「ヘナーレはよ、何言ってるかわかんねぇけど、でもよ、“俺(本間)のため”!? そんなんじゃねぇんだよ。自分の気持ちで、自分のために闘えって。その気持ち、ありがたいけど、いらない、そんなものいらない。同情なんかいらない。俺の力、こけしの力で這い上がってみせるから。公式戦じゃないけど、今日で俺の『WORLD TAG LEAGUE 2018』は終わった。今日でお別れだ。ただ、今日でお別れ。みんなは試合してる。俺はヒマ。そんなことあるか!? トレーニング、トレーニングあるのみ。誰よりも早く、『WORLD TAG 2019』、真壁・本間組、G・B・Hとして、出場することを宣言するから。あと、俺の気持ち、俺の気持ちはよ、明日(11月25日)公開の新日本(プロレス)公式(スマートフォン)サイトの(日記)『こけしのはなし』を見て下さい。ありがとうございました」
ジュース「(※時折、左の拳を見せながら)ようし、今日はできなかったけど、この左手をブチ込む以外にはないな」
フィンレー「強烈な1撃をな。さらに強烈なのを」
ジュース「それがわかったのが収穫だ。この拳を見てくれ。マカベサン自身も感じたんじゃないか。俺はしっかり、それを見たぞ。彼はもう待てないようだな。俺を早く倒したいようだ。俺も、そう思ってるぜ、マカベサン。俺ももう、あんたを倒す瞬間が待ち切れない。戦争のような、激しい闘いになるのは必至だ。思いっ切り俺をブチのめしに来い。俺もありったけの力でアンタをブチのめす。どっちが倒れるかだ。最高の恩返しをしてあげよう。俺たちは偉大なチームさ」
フィンレー「そうさ、偉大なチームだぜ」
ジュース「かかって来なさい。怒り心頭でかかって来い。もういいと言わせてやるさ。明日、銃で撃ち抜くぐらい強烈な1発をお見舞いして倒してやるからな、クソ野郎。あ、汚い言葉を使って悪かった。ごめんなさい。だけど、リング上で闘ってるときは遠慮なしだ。マカベよ、明日、現実を突き付けられることになる。俺の恐れを知らない闘いぶりを目の当たりにするがいい。俺たちは巨大な山を登っていくんだ(※と一気にまくし立てて控室へ)」
フィンレー「(※1人残されて)俺も思いは同じだ。もう少し付け加えるなら、マカベサンをリスペクトしている。そしてヘナーレも。仲間でもあるしな。でも明日、お前らが俺の行く道を遮るのなら、追い払うまでだ。俺はその先のトーキョードームを見ている。ジュースと2人で、一つひとつの公式戦を乗り切って、道を切り開いていく。パンチを顔面に叩き込んででもな。勝利するためには。目の前で対峙するヤツは誰でも。そしてトーキョードームに進む。俺たちからの誓いだ。山の頂に立つ姿を見るがいい」
※成田はノーコメント