第5試合のタッグリーグ公式戦ではK.E.S(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.=4勝3敗)とザック・セイバーJr.&タイチ組(5勝2敗)の鈴木軍同門対決が実現。
試合前、TAKAみちのくはリングアナからマイクを奪うと、いつものように会場を煽ってから「昨日に続いて、激しい鈴木軍対決になることでしょう」と語り、ザック&タイチ組の必勝を誓う。K・E・Sはスミスがブルドッグを模したマスクを被って入場。
ゴングが鳴る前、アーチャーが「カモン!」とタイチを挑発。先発はこの両者。アーチャーが近づくとタイチはロープに半身を預けてエスケープ。
続いてタイチはリング中央で「正々堂々とやろうぜ」と握手を求める。アーチャーが応えると、タイチはスキをついてキック。だが、アーチャーはその蹴り足をつかんで押し倒す。そしてロープに振るが、すかさずタイチは場外に避難。これをアーチャーは追いかけ、タイチは南側の階段中央まで逃げる。するとアーチャーも南側階段をのぼるが、タイチは放送席まで逃げ、解説のミラノ氏をアーチャーに向けて突き飛ばす。このスキにタイチはリングに上がるが、アーチャーもカウント19でギリギリ生還。
続いてリング上はザックとスミスが対峙。タイチとアーチャーは場外で追いかけっこを続行。ついにはバックステージに行ってしまう。
ザックに対し、スミスもグラウンドで対抗。体格差を見せるように、スミスはザックをコントロールする。だが、ザックは巧みに足を取って関節を決める。
スミスも対抗するようにスタンディングのアームロック。そのまま持ち上げるが、その勢いを利用してザックは腕ひしぎ逆十字へ。これをしのいだスミスは重いエルボーからブルドッグボムで抱え上げるも、ザックは飛びつきフロントネックロック。するとスミスはその状態からノーザンライトスープレックス。
これは返されるも、スミスはジャーマンスープレックスの体勢へ。だが、ザックは前方回転して足関節を捕獲。そしてアームロックを決めるが、スミスも腕を取り返す。スタンドに戻ると、スミスは強烈なエルボー。そして滞空時間の長いブレーンバスターでザックを叩きつける。
ここでアーチャーが肩にタイチを抱えてリングに現れる。K・E・Sはタイチに合体式のサイドバスター。そしてザックにはふたりがかりでハイアングルのボディスラム。
ザックはヨーロピアンアッパーの連発でアーチャーをひるませるが、アーチャーはスピアー。しかし、ザックはそれをフロントネックロックに切り返す。だが、スミスがカットイン。
タッチしたスミスは串刺し攻撃を狙うが、かわしたザックは低空キックでスミスの足をなぎ払う。タッチしたタイチは、スミスに右ローを連発。そしてアックスボンバーを叩き込むも、スミスは仁王立ち。さらにカウンターのパワースラムを決め、アーチャーとスイッチ。
アーチャーはタイチに串刺しエルボーを連発。かわしたタイチは、ジャンピングキックを決め、さらにザックのアシストからトラースキック。そしてザックもサッカーボールキックをお見舞いし、続けてタイチがバズソーキック。だが、フォールはスミスがカットイン。
タイチは首切りポーズから、アーチャーにタイチ式ラストライドを狙う。アーチャーがこらえると、タイチは顔面にステップキック。しかし、アーチャーはタイチのノドをつかむ。タイチもつかみ返すが、アーチャーはお構いなしでチョークスラムへ。これを逃れたタイチは、アーチャーの蹴り足を捕らえ、レフェリーを突き飛ばして死角を作ってから急所攻撃。そして、タイチ式外道クラッチで丸め込むも、これはカウント2。
ここでタイチはパンタロンを脱ぎ去り気合を入れると天翔十字鳳へ。かわしたアーチャーは、強烈なタックル。そしてスミスと共に一気にキラーボムを敢行。アーチャーがタイチから3カウントを奪い、K・E・Sが勝利を収めた。