6勝3敗で同率2位につけているジュース&フィンレーとアーチャー&スミスが、貴重な7勝目を懸けて激突。
ジュース対アーチャーで試合が始まり、アーチャーが顔面パンチをブロック。そして、チョークスラムを仕掛けるが、ジュースが前方回転エビ固めに切り返す。
ここからフィンレー→ジュースの順でアーチャーにドロップキックを見舞い、ダブルドロップキックで追撃。ところが、スミスがフィンレーを場外へ引き込み、ボディスラムで場外マットへ叩きつける。
これを合図にK.E.Sがフィンレーを捕獲し、長時間に渡っていたぶり続ける展開が続く。しかしフィンレーは、スミスの串刺し攻撃を回避し、ようやく脱出に成功。スイッチしたジュースが、アーチャーにプランチャ、スミスにバックスピンキックを食らわせる。
続いてジュースはスミスに顔面パンチを連発し、フェイントでショートレンジドロップキックを食らわせる。そして、串刺しラリアット2連発からキャノンボールを狙うが、アーチャーが斜め45度の死角からショルダータックルをお見舞い。
その直後、フィンレーが孤軍奮闘するが、アーチャー&スミスが合体ラリアットで報復。さらに、合体アバランシュホールドでジュースを排除すると、合体サイドバスターでフィンレーに追い討ちをかける。
次にK.E.Sはキラーボムの体勢に入るが、フィンレーが脱出し、2人に串刺しバックエルボーを食らわせる。ところが、アーチャーが追走式串刺しバックエルボーで報復し、直後にスミス&アーチャーがキラーボムでフィンレーを撃沈した。
試合後、アーチャーはハイアングルチョークスラムで上村とジュースを相次いでKOした…。
アーチャー「皆・殺・しだ」
スミス「沈黙は金なりだ。もう終わったこと。黙ってK.E.Sが優勝する。キラーボムでな」
ジュース「わかってるよ、皆殺しだろ。先のことをどうしゃべればいいかな。今日、コーチ(高知)でジュースが死んだ。巨大な2人にやられてな。ヘビー級のタッグ部門で連日、暴れまくってるヤツらに。常にタイトルに絡んでいたヤツらだ。3連勝と、いい感じで来てたのに」
フィンレー「ああ、3連勝だったな」
ジュース「ブルージャスティスとナカニシ。そしてテンコジ。昨日は誰だった? 思い出せないぞ。悪い、ド忘れしてしまった。でも先のことはわかってる。次はL・I・J」
フィンレー「EVILとSANADAだ」
ジュース「そうだ。去年のことを覚えてるか? ジュース・ロビンソンとサミ・キャラハンがやっつけた。今年は“フィンジュース”が同じ結果をつかむ。そうすればまだ、この『WORLD TAG LEAGUE』で優勝するチャンスは残される。そして、セクシーなタイツを身につけて、腰を振り振りしながら花道を歩いて、G.O.Dからベルトを奪うトーキョードームへの道も。そのたまには明日のコーベ……明日の試合はコーベだったな? 明日のコーベで“フィンジュース”は絶対に勝たないといけない」
フィンレー「ああ、絶対条件だ。わかってるよ」
ジュース「次に進むためにも、今夜は涙のビールにするか」
フィンレー「なぁ、今日からタッグリーグで優勝するまでビールはやめとこうよ」
ジュース「まぁ、いいじゃないか」
フィンレー「ビールは明日しようぜ。今日はビールなしだ」
ジュース「いいだろ(※と言って先に控室へ)」
フィンレー「(※1人残されて、あきれ顔で)オイオイ……。2点を欲しがってたのは誰だ? お前が自分で言ってたんだろ。3連勝してたのに今日負けた。気分良く終わるためにも、残り3試合は何がなんでも勝たないと。勝って追いつかないと。あと少し。チャンスはある。まだ死んじゃいない。俺たちを倒してみな。頂上しか見ていないから」