第3試合はタッグリーグに出場している4チームによる8人タッグ、真壁刀義&トーア・ヘナーレ&天山広吉&小島聡組vs永田裕志&中西学&吉田綾斗&海野翔太組。次大会の11.20高岡で激突する真壁&ヘナーレ組と永田&中西組にとっては直前の前哨戦となる。
はやる吉田と海野を永田が押さえ、先発は中西が登場し、ヘナーレと対峙。中西に対し、ヘナーレはエルボーを連発。だが、中西も力強いエルボーで応戦。だが、ヘナーレはロープワークからフライングショルダータックルでダウンを奪う。さらにアルゼンチンバックブリーカーを狙うが、こらえた中西は逆水平チョップで吹き飛ばす。
次は小島と吉田が対峙。リストの取り合いから、吉田はロープに小島を追い込むと、胸板に張り手。さらにエルボーでダウンを奪い、小島の背中に強烈なサッカーボールキック。しかし、串刺し攻撃は小島がかわしてマシンガンチョップ。そして串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げるが、吉田はすばやく立ち上がる。すると小島はDDTで突き刺し、天山とスイッチ。
テンコジは吉田に対し交互にモンゴリアンチョップ。さらに天山のヘッドバットと小島のエルボードロップの合体攻撃。続いて天山は串刺しラリアット、ブレーンバスターを吉田に炸裂。
タッチした真壁は吉田を豪快なボディスラムで二度マットに叩きつける。吉田は雄叫びを上げてエルボーを連発するが、真壁は動じず。逆にエルボー一発でダウンを奪う。しかし、吉田はカウンターのキチンシンクからハイキックで真壁からダウンを奪い、永田とスイッチ。
永田は真壁に左ミドルを連発。さらに串刺しフロントキックからエクスプロイダーを狙うが、これは真壁がこらえる。ここから両者はエルボー合戦。競り勝った真壁がロープに走ると、永田はカウンターのエクスプロイダー。だが、真壁もすばやく立ち上がりラリアット一閃。互いの意地がスパークする。
次は海野とヘナーレ。海野はエルボーでダウンを奪うと、吉田と共にトレイン攻撃。続いて中西の野人ハンマーをはさみ、海野がトップコーナーからミサイルキックをヒット。勢いに乗る海野はフィッシャーマンズスープレックスを狙うが、こらえたヘナーレはヘッドバット。しかし、海野はドロップキックで反撃。だが、ヘナーレもスピアーをお見舞い。すると、吉田がヘナーレにジャンピングネックブリーカーを炸裂。
さらに吉田はテンコジに対し、エルボーで孤軍奮闘。しかし、ロープに走ったところでテンコジカッターの餌食に。そこに永田が入り、小島をキックで蹴散らす。中西は天山にスピアー。しかし、その永田と中西を真壁がラリアットで同時に吹き飛ばす。
リング上、海野とヘナーレが激しいエルボー合戦。さらに張り手の打ち合いで競り勝った海野はロープに走るが、ヘナーレはカウンターのサモアンドロップ。最後はTOAボトムを決め、海野から3カウントを奪った。
真壁「まあ、こんなもんだよ! あぁ!? あのタッグチームの中に、穴があるだろう。俺たちは見逃しゃしねぇんだよ。これが現実なんだ。これが結果なんだ。俺のコメント聞いてよぉ、何も思わねぇようじゃ、それで終わりだよ。俺たちの気分はよぉ、テンコジに行ってっからよ。永田もそうだ、中西も、ぶっ潰してやる、それだけだ!」
ヘナーレ「(※日本語で)コウラクエンノ、タメニ,タタカウ! (※英語で)みんな! 後楽園ホールは俺のホーム・アリーナだ。ここに来てくれてるみんなのために俺は戦う。今日は俺の日本での親友の一人である翔太と戦い、勝つことができた。小島、天山と一緒に、ついに白星を挙げることができた。次の試合も頑張りたい。天山、小島、永田、中西、吉田、翔太……みんな、リングの外では友達だし大事な人たちだけど、いったん試合が組まれれば、ピンフォールを取るためなら俺は死んでもいい。それぐらいの覚悟で俺はずっと戦ってるんだ!」
天山「昨日の今日でね、シリーズ開幕して、今日は公式戦違うけども、みんなが敵や思うてねぇ、やってるけど、今日はまた、中西、あのアホンダラ、ボケが! クソッタレ! (※切れた唇のあたりを指して)ザックリ切りやがったよ! まぁまたいつか、100倍にして返したるけど、とにかく、組んでても戦ってても、みんな敵やと思うてるからね。一番信頼できるコジが一緒にいる限り、『WORLD TAG LEAGUE』、誰が相手でも、やりまくるよ、ガッチリと! もう1敗。2敗はできひん。このまま全勝でいかなアカンなって、そのつもりです。しっかりと」
小島「改めて、今日感じたのは、この『WORLD TAG LEAGUE』に味方は誰一人いないということだ。今日組んでいる真壁とヘナーレとかも、やっぱり味方じゃなかった。やっぱり俺の中では、天山しかいないということがよく分かったけどもしかしたら天山も、やっぱり俺の味方じゃなかったかもしれない。それぐらい、覚悟を決めてやらないと、天山に頼ってばっかりでは、このリーグ戦はきっと優勝できない。ということは、誰も味方がいないということだ。味方は、この俺の、右腕、この俺の体、ただ一つしかない。ということで、必ず優勝します。一敗だろうが、二敗、三敗だろうが、まだ、全然分からない。そうやって歴史を作ってきた俺たちテンコジのすごさを、必ずや見せたいと思います!」
永田「真壁、ヘナーレ、明後日だ。見てろよ、俺たちの力を!」
※中西、海野、吉田はノーコメント