第2試合は本間が成田蓮を引き連れ、ザック・セイバーJr.&タイチ組と対決。ザック組にはTAKAみちのくが帯同。TAKAはリングアナからマイクを奪うと、いつものとおりパフォーマンスを開始。「『WORLD TAG LEAGUE2018』、優勝するのは誰ですか!? ザック&タイチvsこけし、ヤングボーイ、勝つのは誰ですか!?」と場内を煽る。
先発は成田とザック。成田はタックルを仕掛けるが、ザックはそれを切ってグラウンドで翻弄。一旦距離を取ってから、リストの取り合いへ。成田も応戦するが、ザックは巧みに腕を決めてコントロール。
続いてバックの取り合いから、成田がグラウンドに持ち込む。しかし、ザックはヘッドシザースへ。切り抜けた成田は低空ドロップキック。そして本間と共にダブルのショルダータックル。だが、成田がロープに走ったところで、タイチが場外に引っ張り込み、鉄柵に叩きつける。さらに客席に投げつけ、イス攻撃を敢行。
ザックは場外で本間にコブラツイストを決めてマッスルポーズで挑発。タイチは不敵な笑みと共に、成田をリングに戻す。そして執拗なストンピング。成田も必死にエルボーを繰り出すが、タイチは喉輪でコーナーに押し込み、ザックとスイッチ。
ザックはエルボーアッパーで成田を後退させ、スタンディングのネックロック。これを成田はボディスラムで返し、本間とスイッチ。本間はザック、タイチにエルボー。さらにザックにボディスラムから逆水平チョップを連発。そして串刺しラリアット、フェイスクラッシャーから小こけしを放つも、これはかわされてしまう。
本間はザックの足をつかんでテイクダウンするとSTFへ。だが、ザックは切り抜けると変形のアームバー。本間はなんとかロープに逃げる。次はタイチが「どうしたコイツ?」と本間の顔面を足蹴にする。そして強烈なミドルキックから、タイチ式ラストライドを狙う。だが、本間は耐え、カウンターのエルボーから小こけしをヒット。
タッチした成田はタイチにエルボー連発から串刺しエルボー。しかし、タイチはフロントキックを連発。だが、成田は雄叫びとともにエルボーでタイチからダウンを奪う。そしてドロップキックを放ち、追撃の串刺しエルボー。続いて本間がタイチにラリアットを決め、こけしを狙う。だが、これはザックが阻止すべく、コーナー上で本間をアームロックに捕らえる。
リング上、タイチが成田に顔面蹴りをヒット。そしてバズソーキックを決め、パンタロンを脱ぎ去ると、最後は天翔十字鳳を炸裂。この一撃で完璧な3カウントをスコア。
ザック「バカバカしいよ」
タイチ「クソ過ぎるぞ、この。あんなヤツ当てんな。死ぬぞ、アイツ。殺されてぇのか!? この野郎。格が違うんだよ、テメェらとよ。格が違うんだ。俺らが(※ザックの胸を叩き)“横綱”“大関”だとしたらよ、アイツらなんてよ、お前、“序の口”だよ。“前相撲”だよ、テメェら。格が違うんだよ」
ザック「まあ、今日は体を温めるためのウォーミングアップに過ぎないね。まあ、冗談みたいなものだよ。今日は休みみたいなものだね。バカバカしい。くだらないよ」
タイチ「来るぞ、俺ら。お前らもよ、ビビッてんだろ!? 俺とザック、(タッグを組むのは)初めてかもしれねぇけどよ、その実力、お前らよ~くわかってるよな、俺ら2人が組めば(ニヤリ)」
ザック「また明日も勝ってお祝いだ」
タイチ「それと本間。まあ、まだまだ動きは悪いけど、まだまだできるか!? できそうか!? できるんだったらよ、もう1回相手してやってもいいぞ!? だけど、こんなトコじゃなくてだ。“年末”開けとけよ。相手してやってもいいぞ。まあ、お前が望むんならだけどな。ま、また欠場しちゃうかもしれねぇけど、そういうことだ。じゃあな」
本間「今日から始まった『WORLD TAG LEAGUE 2018』、正直な気持ち、出たかった。
でも、俺のいまの実力じゃ、優勝どころか、1勝だってできやしねぇかもしんねぇ。真壁さんの足を引っ張るだけかもしんない。でも、出たかった。でも、俺の気持ちだけじゃ出るモンじゃねぇし。会社の判断は正しいと思います。でも、俺はこんな所で終わる男じゃないから。もう来年のために。『WORLD TAG LEAGUE 2019』、俺と真壁、行くから。そのためにどんどんどんどん場数こなして、闘うのみ。あと、今日初めてザック・セイバーJr.と闘いましたけど、凄く深い。アイツはもう、底なし沼に入ったかのように、どんどんどんどん深みにハマって。調子に乗ってSTF出そうと思ったんですけど、やっぱりそうはさせないですね。あとはタイチ。さすが、NEVER元チャンピオン。アイツの力はやっぱり本物だよ。俺は、いままではヤツに追いかけられる立場だったかもしれないけど、俺はこれからタイチを追う。追う者の強みを見せてやる。それだけです。ありがとうございました」
※成田はノーコメント