『WORLD TAG LEAGUE 2018』開幕戦、そのオープニングマッチは、リーグ戦にもエントリーしているマイケル・エルガン＆ジェフ・コブの“怪力タッグ”に辻陽太＆上村優也の“ヤングライオンズ”がチャレンジするタッグマッチ。

ヤングライオンに続き、エルガンのテーマに乗って、エルガン＆コブが堂々の登場。エルガンは黒を基調にした新コスチュームで登場。

元気いっぱいの辻が先発を買って出ると、まずはコブとロックアップ。チョップで会場を沸かせる辻だが、コブも強烈なショルダータックルでどよめかせる。

代わった上村がエルガンと対峙。エルガンにタックルを仕掛けるが、逆に吹っ飛ばされる上村。しかし、負けん気の強いところを見せて、立ち向かっていく上村は串刺しドロップキック、逆水平チョップもお見舞いする。

しかし、逆水平チョップ一発で形勢逆転のエルガンは高さのあるショルダースルー！　ボディスラムからコブにタッチ。

コブはブレーンバスターを仕掛けた状態のまま、エルガンにブレーンバスターを手渡し。さらにコブがもう一度、同じ状態を受け取って、ブレーンバスターを炸裂。さらにその場飛びムーンサルト・プレスもお見舞いする。

代わったエルガンはコーナーの辻を挑発。しかし、上村はエルガンにエルボー攻撃で逆襲、エルガンも逆水平チョップを返礼するが、上村はドロップキックをエルガンの顔面に炸裂させる。

スイッチした辻はコブに猛攻を見せて、ドロップキック2連発。さらに片エビ固めを見せるが、ここに上村も片エビ固めで参加するツ―プラトン攻撃を見せると場内から歓声が沸き上がる。しかしこれはエルガンがカット。

エルガンも二人にエルボー攻撃を見せるが、二人はWのフロントキックで逆襲。さらにエルガンにフライングフォーアームを見せた上村。辻がコブに回転エビ固めを狙って踏ん張っているところを、上村がドロップキックで好フォロー。

しかし、コブも辻をバックドロップから、エルガンと合体ラリアット。そして、辻を抱え上げたところに背後から走ってきたエルガンがバッククラッカーの合体技！

勝機と観たか、最後はコブが辻に強烈なツアー・オブ・ジ・アイランドを発射。これ一発で辻から3カウントを奪取して好発進。試合後は、二人の健闘を称えたエルガン＆コブ組だった。

エルガン「今日の試合というのは、みんなが望んだような試合ではなかったかもしれない。だが、この2人で相手を圧倒し、勝つことができた」
コブ「このチームで出るのは、去年のリベンジでもある。今日の試合はウォーミングアップ。メインコースの前の前菜に過ぎなかった。俺は去年と同じように今年もハングリーだぜ」
エルガン「今日はコウラクエンの前哨戦に過ぎない。また明日を見てくれ。今日は俺たちだけではなく、みんなにとっての前菜でもあったはず。明日だよ、明日」
コブ「見てくれ」
　
上村「自分と…上村と辻で、この『WORLD TAG』、ホントは出たかったんですけど、先輩に先（を）越されてしまったんで…。次の、来年とは言いません。今年、必ず、ヤングライオンの中でも、いま2人出てる中でも、自分らが飛び抜けて、先輩たちに食らいついて、“自分らが出たほうがよかったんじゃないか!?”っていうぐらい、思わせてやります。ありがとうございました」
※辻はノーコメント