第2試合はIWGPジュニアタッグ選手権3WAYマッチとして、王者の金丸義信&エル・デスペラード組に『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018』優勝チームのROPPONGI 3K(SHO&YOH)、そしてBUSHI&鷹木信悟組の2チームが挑戦。昨年の11.3大阪の『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018』優勝決定戦で実現したカードが、今度はドームの舞台でジュニアタッグの至宝を賭けて実現する。
王者組はゴングを待たずにL・I・Jに奇襲攻撃。その鈴木軍にRPG 3Kが背後から攻撃を仕掛け、ここで試合開始のゴング。RPG 3Kは金丸に連係の低空ドロップキック、そして、場外のL・I・Jにノータッチ式トペ・コンヒーロを同時発射。さらにRPG 3Kは鈴木軍にも空中技を狙うが、鈴木軍はすばやくリングに戻って迎撃。そして鈴木軍はYOHにバックドロップとドロップキックの合体技。
YOHは打撃を返すも、受け流したデスペラードはスリーパーへ。続いて鈴木軍はトレイン攻撃を狙うが、YOHは切り抜けてデスペラードにドラゴンスクリュー。金丸にはトラースキックを決め、SHOにスイッチ。
SHOは金丸に串刺しラリアット。さらにデスペラードにはロープワークから鋭いドロップキック。ここでBUSHIが入るも、金丸が排除。
SHOが金丸をエルボーで後退させると、鷹木が強制的にタッチ。鷹木とSHOは激しい打撃戦を展開。さらに鷹木はキチンシンク、力強いラリアットでSHOからダウンを奪う。そしてラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、SHOが切り抜けてジャーマンの体勢へ。ここで金丸が入ると、SHOのクラッチを解いた鷹木は、金丸にジャーマンを狙う。すると、SHOが鷹木と金丸をジャーマンでまとめて投げきり、場内のどよめきを誘う。
そのSHOにデスペラードがスピアーを見舞うが、YOHがデスペラードに延髄斬り。するとBUSHIがYOHにスピンキック。しかし、SHOがBUSHIをラリアットで吹っ飛ばす。だが、そのSHOにデスペラードがスピニングスパインバスターを炸裂。
混戦模様の中、RPG 3Kがデスペラードにダブルジャンピングニーアタック。そして鷹木にはトレイン攻撃から合体のニードロップを敢行。だが、SHOのフォールは鷹木がカウント2でキックアウト。
勢いに乗るRPG 3Kは3Kを狙うが、ウィスキー噴射を狙う金丸とBUSHIが阻止せんと近づく。だが、RPG 3Kはこの二人を蹴散らし、デスペラードを3Kで排除。しかし、ここで鷹木がRPG 3Kを二人まとめて豪快なラリアットで吹き飛ばす。
鷹木はSHOに熨斗紙を炸裂。さらにSHOにパンピングボンバーを二連発。BUSHIはYOHにトペ・スイシーダを敢行してアシスト。リング上、鷹木は気合を入れるとSHOにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、3カウントを奪取。L・I・Jタッグが王座初戴冠を果たした。
試合後、場外では金丸とYOHが小競り合い。リング上では鷹木とBUSHIがベルトを手に勝ち誇った。
鷹木「まぁ、うれしいはうれしいんだけど、それ以上に、まずはホッとしてるね、俺は。昨年、2018年10月から、10・11・12と、3ヵ月、ホントに悔しい思いしたからね。ROPPONGI 3Kには『SUPER Jr TAG LEAGUE』優勝を持って行かれて、金丸とデスペラードには血だるまにされて! こんなんじゃ気が済まないよな。でも一つこうして! 結果を残したんで。ただ! ザ・ドラゴン、昇り龍のごとく、俺はもっと高みを望んでるから。高いところを見てるから。鷹木信悟の野心は終わらねぇぞ! 今日も仲間のサポートのおかげで、こうして獲ることができたんで、感謝のひと言ですよ」
BUSHI「ついに、獲ったよ、ベルト。でもね、ROPPONGI 3Kにしろ、金丸・デスペラードにしても、まだやり足りないし、勝ち足りないんで、これは近々、完全決着も視野に入れてもいいよ。去年からこのIWGPジュニアタッグのベルトを懸けてここまで来たけど、ヒロムと組んで獲れず、今回は鷹木信悟と組んで初めてのタイトルマッチで、このIWGPジュニアタッグのベルトを手に入れた。付加価値は後で必ずついてくるから、このベルトとどうなるか、今後を楽しみにしてます」
金丸「おい、ロッポンギ! 負けてんじゃねえぞ、おい! ああ? おい、BUSHI、鷹木、誰から勝ってんだ? こんなんで納得いってねえからな。わかってんだろうな、この先。おい、このままじゃ終わらねえからな。それだけだ。よく憶えておけ! ボケ!」
※デスペラードはノーコメント
YOH「吹いてる……吹いてる……絶望の風がね。届きそうで届かない。でもね、不幸とか不自由だとかは思ってないから。バネみたいにね、俺たちは縮めば縮んだ分だけ跳ね返るから。負けた原因はなんだとか考えて落ち込んでる暇なんてないよね。俺たちはさ、プロレスラーなんだよ。プロレスで生きてるんだから、明日からも闘っていきます」
ロッキー「ゴメンナサイ。試合を見てくれたファンの皆様に謝りたい。SHO、YOH、お前たちの責任じゃない。俺の責任だ。2017年はSHO&YOHが帰ってきて飛躍的な1年となった。ただ2018年は2人にとって凄く難しい年だった。そして2019年、2018年の『SUPER Jr. TAG』に優勝し、ジュニアタッグのベルトを取るという矢先、今回はベルトを取ることができなかった。だから、今夜のパーティーはすべてキャンセルだ。俺たちは変わらなければならない。2019年、『BEST OF THE SUPER Jr.』の決勝が両国に決まった。俺たちはもっともっと進化していかなければならない。カネマル、デスペラード、ナカスゾコノヤロー! タカギ、BUSHI、ベルトを取っておめでとう。でも、今夜は3WAYだった。次に1vs1でやったら結果はわからない。世界中のどこだっていい。ロサンゼルス、京都、どこでもいい。もう一度やってやる」
※SHOは倒れたままノーコメント。YOHの肩を借りて退場