『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018』に出場していた選手にヘナーレを加えた8人タッグマッチで大阪大会はスタート。田口、セイビン、ACHはラグビージャージだが、ヘナーレだけは母国ニュージーランドのラグビー代表のオールブラックスのTシャツを着用しての入場だ。
先発はACHとタイガー。ACHはヘッドギアを被り、ラグビーボールを手にタイガーと対峙。戸惑ったタイガーにフットスタンプ、低空のドロップキックを食らわせる。続くセイビンもボールを手にしたが、タイガーのケブラドーラ・コンヒーロを被弾。場外に落とされるとライガーのスライディングキックを食らわされ、リングに戻ればロメロスペシャルで固められてしまう。
続くボラドールはフライングボディアタックからコルバタ。一方のセイビンもビッグブーツをかわしてロープに足を引っかけると、ロープを使ったスタナー。さらにミサイルキックで追撃だ。ボラドールもトラースキックでお返しをする。
続いて出てきたヘナーレはエルボーで果敢に攻め込み、ボラドールのボディアタックも軽々とキャッチ。そのままブレーンバスターで叩きつけてみせる。ボラドールのトラースキック、ヘナーレのラリアットがそれぞれ決まって、ソベラーノと田口にタッチ。
軽快に動くソベラーノは早くもトルニージョアタックを炸裂させて田口を捕獲。ライガー組はトレイン攻撃を仕掛ける。しかし、田口はこれを避けて最初に突撃してきたソベラーノをコーナーで自爆させると、ボラドールにはヒップアタック。さらにライガーとタイガーにケツ・レベルサを炸裂させて形勢を変える。
そして、ライガー、タイガー、ボラドール、ソベラーノの4人が4コーナーにそれぞれいるのを確認すると、味方を呼び込んで腕を回し、ベースランニングさせるように順番に4人を攻撃させる。さらにライガー組4人をリング中央で鉢合わせし、続けて4人同時にケツ爆弾を発射だ。
続けてソベラーノをロープに飛ばした田口とACHは、戻ってきたところを同時に足払い。さらにサンドイッチヒップアタックを食らわせる。最後はACHのコマネチポーズからのスーパー69がソベラーノにズバリ。田口がフォールし、勝利を奪ったのだった。
試合後は8人ノーサイドで握手とハグ。全員で手を挙げて健闘を称え合った。
田口「最後にこうやって…We did our Rugby.はい。よかったと思います。非常にいいラグビーができました。ニュージーランドと日本代表がね、実際にいま(ラグビーを)やってる中で、こうやって私たちも、日本を代表してラグビーができて大変光栄です。ありがとうございました」
ヘナーレ「今日は俺が勝つことができた。そして、今日はニュージーランドvs日本というラグビーのビッグマッチがある」
ACH「じゃあ、みんな仲良くしようよ?」
ヘナーレ「そう。その通り! いい試合をするために、俺たちは仲良くチームとしてやって行く」
ACH「イエーイ♪ アリガトウ」
セイビン「みんな、ありがとう。最高のタッグチームと試合ができたし、田口には感謝している。このシリーズ中に田口とトレーニングをして、自分のお尻が凄く強くなった気がしているよ」
※田口が持ったラグビーボールに全員で手を乗せる。
田口「ワン・フォー・オール!」
全員「オール・フォー・ワン!!」
ヘナーレ「(※1人で残り)『POWER STRUGGLE』、今回のシリーズは、過去のどのシリーズよりも勝ち星をあげることができた。これで自分自身を証明することができたと思う。俺はただの“いちレスラー”ではない。もうビッグマッチがしたい。さっきタイチを見かけたとき、あいつは俺のことを目にもとめず、鼻で笑って通り過ぎて行った。でも、いつか俺を見て、『あれこそがヘナーレだな』と言わせてみせる。そして、あいつのように強くなって、試合をしてみたい。約束だ!」
ソベラーノ「最後だけに勝ちたかったけど、残念だった。でも、これで終わりじゃない。今日はライガー、タイガー、そしてタグチ、日本の素晴らしいルチャドール(レスラー)と闘えてうれしかった。必ずまた戻ってくるから、待っててくれ。日本のみんな、ありがとう」
※ライガー&タイガー&ボラドールはノーコメント