第6試合の「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018」公式戦ではKUSHIDA&クリス・セイビンのニュータッグが、現IWGPジュニアタッグ王者の金丸義信 &エル・デスペラード組と対峙。KUSHIDAはIWGPヘビー級のベルトを巻いてリングイン。セイビンはKUSHIDAに合わせるように、サングラスを着用。金丸組はジュニアタッグのベルトと共に入場。

 

　鈴木軍はゴング前に奇襲攻撃。鈴木軍はハンマースルーで同士打ちを狙うが、KUSHIDA組はこれを切り抜け、鈴木軍に攻撃を仕掛ける。しかし、かわしたKUSHIDA組は、もう一度串刺し攻撃狙い。だが、鈴木軍はキックで切り返し、同時に前方回転エビ固め。すると、KUSHIDA組はすばやく立ち上がって、同時に胸板へサッカーボールキック。さらに場外に落ちた鈴木軍にプランチャを狙う。これを鈴木軍が回避すると、KUSHIDAとセイビンはエプロンに立ち、KUSHIDAがデスペラード、セイビンが金丸にトペ・コンヒーロを炸裂。この動きに場内は大きな拍手と歓声を送る。
　リング上、セイビンはデスペラードのリストを固める。ここからKUSHIDAとすばやいタッチワークでデスペラードの腕をめまぐるしくねじり上げていく。さらにKUSHIDAは馬跳びの要領でセイビンの背中越しに、デスペラードの腕に攻撃を落としていく。
　セイビンはデスペラードの左肩を固めるが、これはロープエスケープ。劣勢のデスペラードだったが、セイビンをうまく場外に排除。しかし、セイビンはエプロンに踏みとどまり、スワンダイブ攻撃を狙う。だが、これは金丸が阻止。金丸はセイビンの顔面を鉄柱に叩きつけ、さらに顔面に踏みつけ攻撃。
　金丸がセイビンをリングに戻すと、デスペラードが強烈な逆水平チョップ。タッチした金丸もセイビンの顔面にエルボースタンプ。さらにエプロンのKUSHIDAを蹴り飛ばしてから、セイビンの顔面をかきむしって踏み潰す拷問攻撃を見舞う。
　スイッチしたデスペラードはセイビンの後頭部にエルボー。そして串刺し攻撃を狙うが、キックで迎撃したセイビンは追撃のジャンピングキック。ようやくスイッチしたKUSHIDAは、デスペラードにスワンダイブのブレーンチョップをヒット。さらに金丸、デスペラードに順番にボディスラム。そして金丸には追撃のハンドスプリングエルボー。続いてKUSHIDA組はデスペラードに連携のシェルショック。さらに金丸にはサンドイッチ式のミドルキックを炸裂。
　KUSHIDAはデスペラードをネックロックで攻め立て、さらにアームブリーカー。しかし、デスペラードも同士打ちを誘い、KUSHIDAを場外に強引に投げ落とす。すると金丸がKUSHIDAを観客席に放り投げる。デスペラードはセイビンのヒザにイスを固定し、その上にイスを叩きつける。金丸はKUSHIDAをボディスラムで投げつけ、その上にヤングライオンをボディスラムで叩きつける破天荒な攻撃。鈴木軍が場外戦で主導権を奪い返す。
　リング上、金丸はKUSHIDAにボディスラム。そしてストンピング、ショルダースルー、逆エビ固めとたたみかけて腰に集中攻撃。KUSHIDAは雄叫びをあげながら必死にロープエスケープ。
　デスペラードはKUSHIDAの腰にエルボー、ストンピング。KUSHIDAもエルボーで応戦し、ロープに走るが、金丸が場外に引きずり込む。そしてボディスラムを狙うが、KUSHIDAは逆にボディスラムで投げ返す。そして、セイビンにタッチしようとするも、デスペラードが阻止。だが、KUSHIDAは延髄斬りを叩き込み、セイビンにスイッチ。
　セイビンはデスペラードにダイビングボディアタック。さらに場外の金丸にはエプロンを走りながらキックを叩き込む。続いてセイビンはデスペラードにミサイルキック、場外の金丸にはトペ・スイシーダを敢行。
　セイビンは気合を入れると、ロープに飛び乗ってデスペラードにトルネードDDT。そしてクレイドル・ショックを狙うが、切り抜けたデスペラードは、ロープに飛ばそうとする。だが、KUSHIDAがリングに入り、セイビンと共に流れるような連携攻撃で低空ドロップキックをヒット。さらに金丸にも同様に華麗な動きから低空ドロップキックを炸裂。
　そしてコーナーに身体を預けるデスペラードに、KUSHIDAとセイビンは同時にフロントキックを炸裂。そしてセイビンがネックブリーカーで固めたところに、KUSHIDAがダイブ攻撃を狙うも、これは金丸がカット。すると、デスペラードはセイビンに逆さ押さえ込み。さらにヌメロ・ドスを決めるが、セイビンは切り抜け、そこから技の切り返し合戦へ。蹴りでセイビンの動きを止めたデスペラードは、雄叫びをあげてロープへ。だが、セイビンはカウンターのラリアット。そして延髄斬りを決め、クレイドル・ショックを炸裂させるも、カウントは金丸がレフェリーを妨害。さらにセイビンにウィスキーを噴射し、すかさずデスペラードがスピアーをヒット。最後はデスペラードがピンチェ・ロコでセイビンから3カウントを奪い、鈴木軍タッグが白星スタートを切った。

 

　試合後、金丸はKUSHIDAのノド元を踏みつける。そしてデスペラードと共に威風堂々と退場。