試合後、ヤングバックス、ハングマン・ペイジ、マーティ・スカルのELITEの面々もリングに駆けつける。そしてマイクを持ったケニー。英語で観客に挨拶をすると、「イブシ」と飯伏に声をかける。そして今度は日本語で、「シングルマッチ、イブシさん、約束があったんですけど、世界のお客さん、新日本のファンの皆さんが私たちのシングルを見たいですよね。だから、イブシさん、もう一回試合しようか」とシングルマッチを要求だ。
ところが、ここでUS王者になったばかりのCodyが登場。マイクを奪うと、英語で10.8両国大会でケニー、飯伏、そして自分での3WAYマッチを要求し始めたのだ。ケニーは英語でこの提案を受け入れるかのようなこと、さらにCodyがこの日に獲得したUS王座も懸けての3WAYマッチで闘うことを宣言。最後は「Good-bye! ンマッ! Goodnight! Bang!!!」といつもポーズで締めくくったのだった。
■ケニーとCodyのマイクアピール
ケニー「今夜のBULLET CLUBの戦績は完璧とは言えない。闘いの内容と勝敗が伴わないこともある。ヤングバックス、残念だよ。そして、ダークマッチから始まった今日、残念ながら上の方には空席も見えるが、終わってみたらみんなの幸せそうな顔が見えた。満足してくれた笑顔が見えている。The Eliteを見に来て良かったという顔…The Elite, The, the Elite!! 世界的なムーブメントとしては、まだこれはほんの一部。これからまだまだいろんなことが起こる。これから1週間もたたないうちにビッグイベントが控えている。いや、1週間以上はあるかな。何て事ことだ! 飯伏…10年の約束を守ると決めたとき、俺たちは元いた場所を離れ、ファンも置き去りにした。そして何よりも、俺たちのシングルマッチを観たいと願っている人たちを落胆させた。再戦を観たいと思っている人たちを。(※日本語で)飯伏さん、約束があったんですけど。世界のお客さん、新日本のお客さんが私たちのシングルをまた観たいですよ。ね? (※英語で)いま言ったことを日本語に訳しただけだよ。(※日本語で)だからさー飯伏さん、もう1回試合しよう。(※英語で)約束を破って、リマッチをしよう。それも次のビッグイベントで。両国国技館で」
※ここでCodyが割って入る。
Cody「俺が助けてやるよ。俺が君たちの苦しみを緩和してやるよ。お前たちは、このリマッチを見たいのか? じゃあやればいいじゃないか。(※ケニーに)俺たちはもう友達だよな。(※飯伏に)俺たちは…あと少しで友達になれそう。『KING OF PRO-WRESTLING』で飯伏幸太vsコーディー・ローズvsケニー・オメガ!」
ケニー「(※リングを出たCodyに)戻って来いよ。この『ALL IN』の立役者が解決策をくれたよ。Cody、認める。そのアイデアは魅力的だ。ファンが求めるものを見せたい。そして、俺たちのやり方で歴史を作りたい。そして間違いを正したい。IWGPヘビー級チャンピオンシップでの3WAYは過去に1度ある。俺たちで歴史を書き換えよう。コーディー・ローデス、飯伏幸太、そして俺でプロレスの美しさを伝えよう。次のビッグイベントで3WAYマッチだ。この対戦に個人的な怨恨はない。そして約束を破りたい訳でもない。すべてはプロレスの良さ、オリジナリティの良さを伝えるためだ。俺たちは徐々に、しかし大きく2019年を変えて行く。2018年もまだ3ヶ月ある、残りの3ヶ月も変えていこう。Good Night Everybody&GOOD NIGHT! BANG!」