試合後、放送席にいた飯伏がケニーのもとに駆け寄る。そしてようやく立ち上がったケニーの腰にIWGPのベルトを巻く。一方の石井は場外で足元をふらつかせながらも、ケニーのほうを睨みつけながら花道を引き上げていったのだった。
そしてマイクを握ったケニー。日本語で「なんだかなあ、イシイさん。これが終わってない気がするんですね。俺がチャンピオンになってから、私が強いというの意味になったかと思った。俺はベスト! 世界一でしょう! でも、本当はな、本当はそうじゃない。イブシ、自分はベストは、全てお前のおかげだ。だからさ、大阪城ホール終わってから言ったんですよ。いつでもどこでもいいですよ」と飯伏に挑戦を促しているとも取れるコメントだ。
そのケニーからマイクを譲られた飯伏も、「ケニー、俺らの約束を果たそう」と応じるようなコメント。ケニーは再びマイクを握ると、「そうか、約束があったんだね。だからさ、どこに行っても、どこの国に行くとしてもゴールデン☆ラヴァーズが同じ気持ちで同じ心で闘っていきたいと思います。どんなベルトよりもゴールデン☆ラヴァーズ一番大切にしている」と、GL愛を訴えた。
そして、最後は「時間がもうないですね。来てくれたみんなありがとうございます。いつものセリフわかってるんだろう。イブシ、一緒に言いましょうね」と言ってから、飯伏と共に「Good-bye……ンマッ!(指でピストルの形を作ってキス)Goodnight! Bang!!!」と決め台詞を放って、広島大会を締めくくったのだった。