9.15広島でNEVER 6人タッグ王座に挑戦したジュース&フィンレー&田口が登場(※王者組のタマ・トンガ&タンガ・ロア&石森太二に敗北)。ライガー&KUSHIDA&ヘナーレのトリオと対決。なお、IWGP US王者のジュースは、9月30日(現地時間)のロサンゼルス大会でCodyの挑戦を受ける。また、KUSHIDAは9.23神戸の「IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント」1回戦で、BUSHIと対戦する。
田口対KUSHIDAで試合が始まり、グラウンドの攻防から田口がジャンピングヒップアタックを命中させる。
続いて田口の指示により、ジュース&フィンレーがKUSHIDAに連続トレイン攻撃を敢行。そして、田口のブロックサインを受けてフィンレーが四つん這いになり、ジュースが踏み台攻撃を狙って身構える。ところが、KUSHIDAがフィンレーを踏み台にし、ジュースへカウンターミサイルキックをお見舞い。
それを見た田口は、なぜかホイッスルを鳴らして注意。だが、KUSHIDAが構わずにハンドスプリングエルボーでフィンレーもろとも吹き飛ばした。
ここからライガー組が田口を捕まえ、ライガーがスライディングキック、ロメロスペシャル、変型カベルナリア。続いてヘナーレもロメロスペシャルを仕掛けるが、わからずにライガーが指導する。だが、結局わからず、ストンピングとジャンピングチョップをお見舞い。
その後も田口は苦しい時間が続くが、カウンタージャンピングヒップアタックでKUSHIDAに逆襲。スイッチしたジュースが、KUSHIDAとジュースに顔面パンチ連射を浴びせ、カウンターフライングボディアタックでまとめてなぎ倒す。
ジュースの攻勢は続き、KUSHIDAとライガーに串刺しラリアット、キャノンボールを敢行。さらに、バックスピンキックでヘナーレをダウンさせる。だが、KUSHIDAは前転からの飛びつきDDTでジュースに報復した。
フィンレー対ヘナーレの場面。ヘナーレがジャンピングショルダータックルで先制し、串刺しラリアット、ブレーンバスターで追撃。
その後、フィンレー&ジュースがヘナーレにダブルドロップキックをお見舞い。しかし、ヘナーレがトレイン攻撃を回避し、フィンレーにスピアーを食らわせる。
だが、フィンレーがTOAボトムから逃れ、カウンターワンハンドバックブリーカーで叩きつける。そして最後は、Prima Noctaでヘナーレを轟沈した。
ジュース「タグチジャパンは、試合して楽しいよ。ここヤマグチでもね。いまではもう、ジャパンといえばタグチジャパンのことさ。ほかにもなんとかジャパンっていうのがあるようだけどな。タグチジャパンはタグチジャパンでしかない。このチームは最高に楽しいよ。みんなはどうだい? さて、9月30日(現地時間)、ロングビーチだ。Codyとの試合は楽しいものじゃない。タグチジャパンとは異なる試合になる。9月30日、ニュージャパンに来て3年が経ったジュース・ロビンソンがハッキリさせてやる。彼は単に“プロレスラーごっこ”をしてるだけ。ワイフと一緒に転戦して、行く先々で写真を撮って。それでプロレスラーっていえるのか。それは本来のプロレスラーの姿じゃない。ジュース・ロビンソンこそがプロレスラー本来の姿さ。ジュース・ロビンソンは単身でサーキットしているし、シンニホンプロレスに身を投じて、新しい風を吹かせようとしている。Codyなんて年に3回しか来ない。彼はROHでも見られるしね。そんなヤツに、このIWGPの冠が付いたタイトルを渡すわけにはいかない。必ず倒す」
フィンレー「今日のタグチジャパンはうまくいったぜ。恥ずかしいプレーもあったけど、まあ、勝ったんだからいいだろう。もっと練習しないといけないけどね。世界最高のカントクが(『G1 CLIMAX』)Cブロックチャンピオンのデビッド(・フィンレー)を獲得したんだから、これぐらい当り前さ」
田口「まあ、もうちょっとホイッスルの練習をしないと。ゲーム中に吹いたけど、選手にちゃんと伝わらなかったんで、連係ミスが起きてしまいました。もっと笛の練習をしっかりしないとね……」
KUSHIDA「一戦一戦、神戸に向けて調子が上向いてます。実をいうと、イギリス遠征、かなりハードだったんで、帰ったら風邪をひいてしまってね、体調を崩してた部分もあるんですけども。去年の10月に(IWGP Jr.)ベルト落としてから、ちょうど1年ですかね。ベルトを落とした瞬間、思うのは、“自分の存在価値ってなんだろう”とか“何もなくなってしまったかもしれない”とか。そういった不安に駆られることもあるんですけど、この1年、むしろ自由に動き回って、たくさんの経験、たくさんのシングルマッチ積めたかなと思いました。この経験は、誰も揶揄することはできないし、すべての経験が糧になって、いま、自分のシングルマッチには自信があります。神戸(まで)、もう一つ明日、(試合が)ありますけど、出し切りたいと思います、今シリーズ」
――10月には海外(イギリス)でヘビー級王座(RPWブリティシュヘビー級)への挑戦も決まりました。
KUSHIDA「そうですね。その前に10月(8日・両国国技館)、その前のBUSHIと、しっかり(IWGP Jr.)ベルトを獲って、そういう(2階級同時制覇)挑戦もしていきたいですね」
※ライガー&ヘナーレはノーコメント