第6試合はEVIL&SANADA&BUSHIvsザック・セイバーJr.&金丸義信&エル・デスペラード。9.15広島で遺恨が生まれたEVILとザックのマッチアップに注目が集まる。
鈴木軍がリングインすると、TAKAみちのくはリングアナからマイクを奪い「ウェルカム・トゥ・ザック・セイバータ~イム! 鈴木軍vsデ・ハポン軍、6人タッグマッチ。勝つのは誰ですか~!? 誰ですか~!? この試合、勝つのはいつ何どき、どんな体勢でも関節技、サブミッションホールドを決められるこの男。一撃必殺、ザックドライバーを持つこの男。ザックの技が決まれば、誰が相手でもジャストタップアウト! ザックの勝利あるのみ! ヒー・イズ! プロレスリングマスター。ヒー・イズ! ZSJ。ヒー・イズ! ザック・セイバーJr.!!」と、ザックをコール。そして、L・I・Jを呼び込んだ。
先発はSANADAと金丸。しかし、背後からデスペラードが襲いかかり、二人で攻撃を狙う。だが、SANADAはドロップキックで二人まとめて吹き飛ばす。さらにSANADAは金丸にパラダイスロックを決め、その尻に低空ドロップキックをヒット。
SANADAは顔面かきむしりで金丸を後退させ、串刺しエルボーを炸裂。しかし、ロープに飛んだところをデスペラードに場外に引きずり込まれる。デスペラードはSANADAを鉄柵に叩きつける。さらにザックがSANADAにエルボーを叩き込み、リングに戻す。
続いて金丸はSANADAをもう一度場外に落として鉄柵攻撃。デスペラードもEVILを鉄柵に投げつける。金丸は鉄柵を利用し、SANADAにフットスタンプ。
リング上、鈴木軍が3人がかりでSANADAにストンピング。SANADAはデスペラードの胸板に張り手を繰り出すが、デスペラードは顔面かきむしり。さらにSANADAのドロップキックをかわして高笑い。だが、SANADAは低空ドロップキックを決め、自軍コーナーに戻ろうとする。しかし、これはザックが阻止。SANADAはザックにリストロックで捕らえられるも、軽快な動きからグラウンドに持ち込む。そして、離れ際にドロップキックをヒット。ここでようやくBUSHIとスイッチ。
BUSHIはデスペラードにティヘラ。さらに鈴木軍のトレイン攻撃を切り抜け、金丸とデスペラードをミサイルキックで二人まとめて吹き飛ばす。そしてBUSHIはデスペラードにライトニングスパイラルを狙うも、切り抜けたデスペラードはフェイントから足の甲を踏みつけ、一気にピンチェ・ロコへ。だが、耐え切ったBUSHIは延髄斬りをヒット。しかし、デスペラードもスパインバスターをお見舞いする。
次はEVILとザックが対峙。EVILはショルダータックルで吹き飛ばすとバックへ。ザックは切り返してフルネルソン。これをEVILは力で切り抜けるが、ザックは張り手からキック。EVILはその蹴り足を捕らえ、浅見レフェリーにわたすとトラースキックをヒット。
EVILはザックにフィッシャーマンバスターを食らわせ、追撃のラリアットを狙う。これをザックはキックで食い止め、さらにEVILの左腕にオーバーヘッドキック。そしてエルボーを連発するが、EVILもエルボー。ならばとザックはEVILを卍固めに捕らえるが、EVILはロープに噛み付いて必死にエスケープ。
ザックはEVILに串刺しエルボーを狙う。これをEVILがかわすと、すかさずSANADAとBUSHIが連続でザックに串刺しエルボー。さらにEVILがラリアットでダウンを奪い、フォールに入るもカウントは2。ここでBUSHIがデスペラード、SANADAが金丸にプランチャを敢行。
リング上、EVILはザックにEVILを狙う。しかし、切り抜けたザックは逆さ押さえ込みの体勢から、ジャックナイフ式のエビ固めで技アリの3カウントを奪取。
試合後、ザックは不敵な笑みを浮かべ、帰り際にEVILに中指を突き立てる。EVILは悔しげな表情を見せ、リングをあとに。
デスペラード「おかしいな。俺たち寝てたら勝ってたよ」
金丸「こんなもんだ、こんなもん」
デスペラード「テメェらなんぞにはな、寝てたって勝てんだよ。なんたって、こっちにはザックがいるんだ、ザックが」
ザック「なにがEVILなんだ? お前なんかハロウィンヘッドでしかない。お前、ハロウィンを知らないのか? ハロウィンを楽しもうぜ」
デスペラード「楽しいなあ、ハロウィン……」
ザック「(勝つのなんて)簡単さ。KING OF DARKNESSだって!? いや、粉々にされたカボチャだ、ハハハハ。お前を倒す方法なんて、ほかにもいろいろあるさ。天才との闘いがどういうものかわかったか。今夜は楽勝。EVILって言ってるけど、本当にEVILなのか? 俺が本物のEVILさ。お前からはジェラシーしか感じない。そうじゃないっていうなら、思い知らせてやるだけだな」
TAKA「オイ、ハポン軍よ、大丈夫か? オイ、こっちはジュニア2人だぞ。ジュニアタッグチャンピオンで、そっちはヘビー級(タッグ)チャンピオンだろ? どうなんだ、これ、チャンピオンよ?」
金丸「大したことねぇな。3人じゃ、なんにもできねえな」
デスペラード「そうかそうか、誰かの下についてっから強ぇのか、テメェらはよ。コメントも出せねぇヤツらが。(コメントを)出せるヤツが来たかと思ったら、どっかに行っちゃった。(IWGP Jr.)ベルト返上だ? ベルトがかわいそうじゃないのか? そういえばBUSHI、お前(IWGP Jr.王座決定)トーナメントに入ってたよな? 今日みたいなことで大丈夫? 不安だよ、俺は」
TAKA「EVIL、お前はよ、もうEVILじゃねぇよ。Everything is NOT EVILだ。なにがKING OF DARKNESSだ。お前はもうEVILじゃねぇ。リアルEVILはここにいんだ。いつでもやってやろうぜ」
ザック「Happy Halloween」
TAKA「よかったな、今日、TAP OUTしないですんでな……」
BUSHI「最後どうしたの!? ね!? なんでEVILの手が挙がらなかった!? なんでザック・セイバーの音楽が鳴ってたの!? 俺にはわかんない。それと、昨日、あいつ(KUSHIDA)が言ってたね。“(IWGP Jr.)チャンピオンシップトーナメントにエントリーする資格があるのか?”って。そんなの十分あるだろ。会社が選んだ直近の歴代チャンピオンで発表されてたろ。な? 文句はないよ。十分すぎるよ。だいたいなんの立場をわきまえろっつうんだかさ、知らないけどさ、お前のほうこそ、あんま勘違いすんなよ」
EVIL「…………オイ、ザックよ。おもしれぇじゃねぇか。この落とし前は、この落とし前は、この落とし前は! この俺自身が必ずつけさせてもらう。シングルマッチ用意しろよ、シングルマッチ。そのときは、スペシャルに、ダークネスに葬り去ってやるからな。よく覚えとけ。This!! Is EVIL。Everything!! is EVIL。すべては……EVILだ!」
※SANADAはノーコメント