『Road to DESTRUCTION』第8戦として開催される下関大会。前日(9月15日)に行われた『DESTRUCTION in HIROSHIMA』の興奮も冷めやらぬまま、翌日(17日)に行われる『DESTRUCTION in BEPPU』の最終前哨戦が繰り広げられる。
オープニングマッチは、Jr.選手とヤングライオンによるタッグマッチ。なお、KUSHIDAは9月23日(日・祝)『DESTRUCTION in KOBE』で行われる「IWGP Jr.ヘビー級王座決定トーナメント」1回戦で、BUSHIと対決する。
田口は昨日に引き続き、ラグビースタイルで登場。そして、上村をカウンタージャンピングヒップアタックで吹き飛ばす。
これで上村は動きが止まってしまい、田口&海野の標的にされる。だが、カウンタードロップキックで田口に逆襲し、ようやくKUSHIDAとタッチ。
そのKUSHIDAは、田口と海野にアームホイップを連発し、佐藤レフェリーまで投げそうになる。そこへ海野が襲い掛かるも、KUSHIDAがアームホイップで投げ、側転から低空ドロップキックをお見舞い。
その後、KUSHIDAと田口が丸め込みを連発して互角の勝負を展開。その後、田口がヒサシ・ヤマダを繰り出すと、KUSHIDAはマサヒロ・タナカを狙う。しかし、田口がいち早く延髄斬りをヒットさせる。だが、KUSHIDAはオーバーヘッドキックで挽回した。
上村対海野となり、海野がアームホイップをこらえて押し倒す。そして、カウンタードロップキックから逆エビ固めを仕掛けると、田口がKUSHIDAを分断。すると、海野がカウンタースパインバスターから逆エビ固めを極め、上村を屈服させた。
――試合後、KUSHIDA選手になにか耳打ちされてましたが……。
田口「そうですね。KUSHIDA選手にちょっとした、IWGPジュニアヘビー級(王座決定)トーナメントのちょっとした……。まあ、本人もわかってたらいいでしょうけど、一応、私からちょっとしたアドバイスというか、気をつけるべき点をね、それだけちょっと気になったんで。あとは、勝手にタグチジャパンに入れようとしてる、負けたら(タグチジャパンに)入れとか、私たちのいないところでそういう話が動いてる案件がありますけども、受け入れ皿はありませんので。こっちに助けを求めずに、自分たちで蒔いた種は、自分たちで収穫してください。タグチジャパンに受け入れ皿はございません。ただ、ただ、アベミホタンだけは、受け入れる用意はしてますんで。お待ちしております」
海野「今日の勝ちなんか、なんも言うことないよ。一歩ずつ毎日、一歩、1年で365歩、一歩ずつ必ず踏ん張りながら進んで、自分をもっと高めていきたい。そのためにはこの新日本プロレスには、すっごい先輩が、すっごい強い先輩がうじゃうじゃいる。そんな先輩の姿を見れてるのは幸せです。その先輩を超えるためにも、毎日一歩ずつ、必ず進化していきます」
KUSHIDA「まあ、おそらく、このあとの試合で、なにかしらのコメントを、レスポンスをするんでしょうけども、そんな言葉は、俺の耳には、何を言おうが何も入らない。常にぶら下がって、いつもおんぶにだっこ。リスクを背負わないで、コメント、そういうものに終始してるようじゃ、果たして、チャンピオンとなる資格があるのか。チャンピオン決定トーナメントにエントリーする資格もあるのか。ここ何年か、彼とは試合してきましたけど、常に俺のコメントに対する返答。(高橋)ヒロムがケガしたことによって立ち上がる。レスラーとしての気持ちはどこいっちまったんだ? 別にハッパをかける気持ちはないですけどね。せっかくビッグマッチの、神戸のセミファイナルに決まったんですから、それなりの闘いを見せてもらわないと。監督からありがたい、一つアドバイスをいただきました。俺も思ってたこと。監督からのアドバイスが何か……それは、また追々、言うことにしましょう」
※上村はノーコメント