第4試合はL・I・J(内藤哲也&EVIL&SANADA&BUSHI)と鈴木軍(鈴木みのる&飯塚高史&金丸義信&TAKAみちのく)による8人タッグ。9.17別府で一騎討ちを行なう内藤と鈴木は連日前哨戦で激突し、日増しに遺恨を深めている。
鈴木軍はゴング前に奇襲攻撃。鈴木は内藤を場外に連れ出して鉄柵に振る。しかし、内藤は逆に鈴木を鉄柵に叩きつける。リング上ではEVILがTAKAにトラースキック。さらに金丸をショルダータックルで吹き飛ばす。
続いてEVILはSANADAとコンビネーションプレー。EVILが金丸にセントーンを見舞い、SANADAがフォールに入るがこれはカウント2。SANADAがロープに走ると、飯塚が場外からイス攻撃。そして場外にSANADAを引きずり下ろして鉄柵にスロー。
鈴木と内藤は観客席で乱闘を展開。鈴木は内藤を観客席に放り投げ、パイプイスを背中に凄まじい勢いで振り下ろす。さらに鈴木は内藤のノド元にイスを押し当てる拷問攻撃。
リング上では鈴木軍が総出でSANADAに踏み潰し攻撃。続いてTAKAがSANADAの顔面にストンピング。そして場外にSANADAを放り投げると、鈴木が捕獲。そこに金丸がフロントキックをお見舞いする。鈴木はSANADAを実況席、そしてエプロンに叩きつける。
リング上、金丸が飯塚の口をガードしているマスクを外す。すると飯塚はSANADA頭部に噛み付き攻撃。BUSHIがカットに入ると、飯塚はBUSHIにも噛み付きをお見舞い。さらに止めに入った浅見レフェリーにも噛み付こうとするが、これはレフェリーが場外に逃げて未遂に終わる。
飯塚はSANADAに串刺し攻撃を狙うが、SANADAはキックで迎撃。その蹴り足を掴んだ飯塚は足にも噛み付く。スイッチした鈴木はSANADAの左足を踏みつけ、さらにストンピング。そしてアキレス腱固めでダメージを蓄積させる。そこからSANADAの腕も極めての複合関節へ。SANADAはどうにかロープエスケープ。
すると鈴木はSANADAの左足をサードロープに固定してストンピング。だが、串刺し攻撃を切り抜けたSANADAは、鈴木にミサイルキック。そして自軍コーナーに戻ろうとするが、TAKAと金丸が飛び出して阻止。
しかし、SANADAは両者に同時にドロップキックを食らわせ、内藤にスイッチ。内藤は鈴木をバックエルボーでダウンさせると「王様!」と叫びながら後頭部に低空ドロップキック。さらに内藤は金丸とTAKAのトレイン攻撃を切り抜け、TAKAにはティヘラ。そして金丸にはネックブリーカーをお見舞い。
続いて内藤と鈴木が打撃戦。そこから内藤がコーナーミサイルを狙うが、鈴木は蹴り足を捕獲し、右足にヒザ十字。そこから足狙いの複合関節を決めるが、内藤は必死にロープエスケープ。
鈴木は内藤に対してゴッチ式パイルドライバーの体勢へ。内藤が踏ん張ってこらえると、鈴木はニーリフト。しかし、内藤もエルボーを返し、ここからエルボー合戦へ。競り勝った内藤はジャンピングエルボーを繰り出すが、この動きを読んだ鈴木はバックへ。これは内藤がこらえるも、鈴木はカウンターのキチンシンク。
次はTAKAとBUSHIが同時に飛び出す。だが、TAKAはBUSHIの攻撃をよけ、レフェリーに抱きついて死角を作る。BUSHIには鈴木がフロントキック。そのBUSHIに飯塚がアイアンフィンガーフロムヘルを狙うも、SANADAがドロップキックで阻止。
鈴木はBUSHIにゴッチ式パイルドライバーを仕掛けようとするが、内藤が阻止して延髄斬り。さらにEVILがTAKAに串刺しラリアット。続いて内藤がTAKAにマンハッタンドロップを決め、BUSHI、SANADAが順番に低空ドロップキック。最後はBUSHIがTAKAにエムエックスを決め、3カウントを奪取。L・I・Jが勝利を収めた。
BUSHI「どうやら、Twitterをチェックするかぎりでは、KUSHIDAは“なんちゃらトーナメント”(イギリス・レボリューションプロレスリングの『ブリティッシュJカップ2018』)1回戦を突破したみたいだね。ほかにも新日本のJr.(選手)が行っていて、なおかつそれぞれ勝ち進んでるらしいじゃない。まあ、脱落したヤツもいるんだろうけどね。KUSHIDAと当たるシングルマッチ(IWGP Jr.ヘビー級王座決定トーナメント1回戦)、23日神戸、まだ先だけどね。この“なんちゃらトーナメント”の結果だけは楽しみにしてるぜ。エンセリオ! マ・ジ・で」
内藤「今日の我々LOS INGOBERNABLES de JAPONの試合の1コ前、タイチ選手の試合…タイチ選手、何か昨日、内藤のコメントについて触れてました!? なんて!? 東京スポーツ岡本記者、なんて触れてました!?」
岡本「“NEVERのベルトがクソチャンピオンばっかりなのは、提案者である内藤が、初代王者決定トーナメントをケガですっぽかしたからだ”と言ってました。“メインの試合で鈴木みのる選手に負けるのが怖くて、そんなことを言ってるんだろうから、怖いんだったら俺が替わってやってもいいぞ”と言ってました」
内藤「なるほど。反応するのか!? 反応しないのか!? しっかりアンテナを立てているのか!? それとも立てていないのか!? そこを確認したかっただけなんだけどさ。さすがタイチ選手ですね。常にアンテナを立てているタイチ選手と、アンテナを立てていない後藤選手。別府大会、NEVER無差別級選手権試合、もしかしたらもう、結果見えたかもしれないね。そんな別府大会の試合順について、タイチ選手、言ってたんでしょ!? 『替わってやろうか!?』と言ってたんでしょ!? タイチ選手にその気があるんだったら、俺はよろこんで、セミファイナルとメインイベント、試合順、替わってあげますよ。さあタイチ選手。大きな声で、新日本プロレスに、そして! 鈴木軍のボスである鈴木みのるに、別府大会、試合順の変更を要求してみたらいかがでしょうか!? それとも何!? 鈴木軍というのは、しょせんボスのために、しょせん鈴木みのるのために、プロレスをやっている集団なんですか!? だとしたら、非常にくだらない集団だね。怒り散らかしている王様と、その王様の言いなりでしかない子分。こんな軍団相手にさ、試合をやっている。この時間が、ムダでしょうがないよ。我々にとってなんのメリットもない試合だからね。まあ、発表されてしまった以上、俺は王様の目の前に立ちますけど、別府大会でさっさと終わらせてやるぜ、カブロン」
※EVIL&SANADAはノーコメント
※TAKAは頭を押さえ、叫び声をあげながら控室へ。金丸はそのあとに続いて歩き、「医務室! 医務室!」と周りに声をかけた。
※鈴木は辻&上村をコメントスペースへ連行。そして、上村にニーリフト、辻に張り手を食らわせると、「ハハハハハハハ…!」と笑いながら上村にゴッチ式パイルドライバーを仕掛ける。しかし、最後は上村を解放し、記者を威嚇しつつ控室へ。
※飯塚はノーコメント