第3試合は7.28愛知のBブロック公式戦の前哨戦として、ジュース・ロビンソン(0勝4敗)と矢野通(1勝3敗)が、それぞれデビッド・フィンレー、外道を率いて対峙。矢野はDVDをアピールしながら入場。ジュースはUSヘビーのベルトを巻いてリングイン。試合前、ジュースが左拳のギブスを使って攻撃することは反則になる旨のアナウンスがなされる。
先発はジュースと矢野。矢野はロックアップをさけてコーナーマットに駆け寄るが、クッションを外すことはなく、フェアプレーをアピール。続いて矢野はジュースに顔面かきむしりを見舞うと見せかけ、両手をあげて、もう一度フェアプレーをアピール。
すると続くロープワークの展開で、ジュースが相手のお株を奪うようにロープにしがみつく。そして突進してきた矢野をかわし、相手の後頭部をはたき「バカヤロー!」と叫ぶと、「ジュース、ロビン、ソン!」と相手のポーズをマネて挑発。続いてジュースはリズミカルにナックルパート。だが、最後の一発は外道が阻止。
外道がレフェリーを引きつけているあいだに、矢野はコーナークッションを外す。そしてジュースをムキ出しの金具に叩きつけ、外道とスイッチ。外道はジュースの左腕をひねりあげるが、ジュースはヒゲを引っ張る。CHAOSはすばやいタッチワーク。スイッチした矢野はジュースの左腕をねじり上げていく。しかし、ジュースはムキ出しのコーナーに矢野を叩きつけ、返す刀でスパインバスター。
続いてフィンレーと外道のマッチアップ。フィンレーはジャンピングエルボー、串刺しエルボー連発、そしてセカンドロープからのエルボーアッパーとたたみかける。ここでPrima Noctaを狙うが、外道は切り返す。さらに逆さ押さえ込みを決め、これが返されるとカウンターのコンプリートショット。そして外道クラッチを見舞うも、ジュースがカットイン。
矢野が入ると、ジュースは外道と二人まとめてリズミカルにナックルパートを連発。さらに逆水平チョップを繰り出すが、外道はかわして目潰し。すると、フィンレーが狙いすましたPrima Noctaを外道に炸裂。この一撃でカウント3を奪い、外国人コンビが勝利をゲットした。
フィンレー「また勝ったぜ。(※ジュースのうかない表情を見て)オイ、どうした? しょぼくれた顔して」
ジュース「まあ、俺のここまでの『G1』の結果を知ってるだろ?」
フィンレー「ジュース、くよくよするな。そういう時もあるさ。まだ終わったわけじゃいし」
ジュース「まあ、お前はブドーカンでCブロックの決勝が待ってるからな」
フィンレー「でも、そこにたどり着くまでずいぶん長かったけどな。まあ俺は最初から得点をもらってたみたいだったけど。でも、みんなと同じスケジュールをこなしてる。な、それは変わらないだろ?」
ジュース「それはそうだけど……(※と言って先に立ち去る)」
フィンレー「おいおい、なんだなんだ。まあ、これからの得点計算でもしてればいい。負け続けてるから、しょぼくれるのも仕方ない。でも、まっすぐ前を向いて進まないと。でも、俺は今でも信じてるぜ。ジュース・ロビンソンがBブロックを勝ち上がることを。どういうことがあってもな。なんなら、俺が得点を分けてやろうか。それでどうだ?」
※矢野&外道はノーコメント