試合開始前、TAKAはいつものようにリングアナからマイクを奪うと、「ウエルカム・トゥ・ザック・セイバー・タ~イム! 『G1 CLIMAX』Bブロック前哨戦、ザック・セイバーJr.&TAKAみちのくvsジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー、勝つのは、誰ですかー!! 『G1 CLIMAX』優勝するのは、誰ですかー!! すでに6戦戦い、3勝3敗のザック。優勝圏内からやや遠のいた感があるけれど、このあと全勝すればまだ優勝できるはずだ。『G1 CLIMAX 2018』、優勝するのは、いつ何時、どんな体勢でも関節技・サブミッションホールドが極められるこの男。一撃必殺のザックドライバーを手に入れたこの男。ザックの技が極まれば、誰が相手でも、ジャスト! タップ! アウト! ギブアップあるのみ。ヒー・イズ! プロレスリングマスター。ZSJ! ヒー・イ~ズ! ザック! セイバ~~! Jr.~~~! ジュース&デビッド、カモン! オーバー・ヒア~!」とアピールしてから相手チームを呼び込む。
ザックは相手コーナーのジュースをショルダータックルで場外に落とす。そしてフィンレーには変形の腕固めからジム・ブレイクス・アームバーを仕掛けようとするが、フィンレーはロープエスケープ。
続いてザックはTAKAと共にレッグスプリット。そこからTAKAが串刺しニーを決めてフォールに入るが、これはカウント2。フィンレーはヨーロピアンアッパーを繰り出すも、TAKAはフェイントからスネ蹴り。だが、続くロープワークではフィンレーがドロップキックをヒット。
次はジュースとザックのマッチアップ。ジュースはエルボーラリアット、さらにリズミカルにナックルパートを叩き込み、最後はドロップキックをヒット。そして串刺しラリアット二連発。しかし、続くスピンキックはザックがかわし、ヨーロピアンアッパーカットを連発。
だが、ジュースもエルボーで応戦。両者は激しいエルボー合戦を繰り広げる。ザックは追走エルボーを決めてからロープに走るも、ジュースはカウンターのスパインバスターの体勢へ。しかし、ザックは飛びついたままアームロックで捕獲。これをジュースは力づくでジャックハマーに切り返す。
スイッチしたフィンレーは串刺しエルボーを決め、トップコーナーに上るも、ザックはアームロックで捕獲。フィンレーが切り抜けようとすると、ザックは左腕にオーバーヘッドキック。
タッチしたTAKAはフィンレーに串刺し攻撃を狙うが、かわしたフィンレーは加速してヨーロピアンアッパーカット。そしてジュースとダブル攻撃を狙うも、ザックがロープに飛んで来たジュースの足を場外から引っ張る。
リング上ではTAKAがフィンレーにジャストフェイスロック。一方、すばやくリングに戻ったジュースはザックにプランチャを敢行。だが、かわしたザックは場外でジュースをコブラツイストに捕らえる。
ギブアップ寸前のフィンレーだったが、コブラを切り抜けたジュースがカットイン。そしてTAKAを左手で殴ろうとして踏みとどまり、ヒザ蹴り。続いて場外のザックに今度こそプランチャをヒット。
リング上、TAKAはみちのくドライバーのモーションに入るが、フィンレーは切り抜けてPrima Nocta狙い。こらえたTAKAはゼロ戦キックを叩き込み、さらにトラースキック。だが、これをかわしたフィンレーが一気にPrima Noctaを決め、3カウントを奪取。本隊の外国人タッグが前哨戦を制した。