8.8横浜大会でBブロック公式戦を行なう飯伏とタマが前哨戦で激突。BULLET CLUBのELITEvsOGの様相も呈したタッグマッチだ。
裕二郎はダンサーのピーターさんを伴って入場。ピーターさんはTバック姿で飯伏の入場曲に乗って妖艶な踊りを披露した。一方、ゆっくりと入場してきたタマとタンガは試合前に裕二郎に、英語で「こっちに来い」と呼びかける。そして、手を差し出すタマとタンガ。これを制する飯伏。しかし、これに応じないとタマとタンガは奇襲だ!
裕二郎を捕まえたタマとタンガだが、裕二郎は冷静にさばいて2人を同士討ちにさせる。そして、入ってきた飯伏とタマを捕まえるとダブルのヒップトスで投げ、裕二郎がドロップキック。飯伏も捻りを加えたプレスを投下した。
しかし、続くタンガは飯伏と裕二郎の2人をラリアットでまとめてふっ飛ばす。さらにタマとタンガでダブルの頭突きを裕二郎に食らわし、タンガはバックドロップ。さらにタマを呼び込んでトレイン攻撃だ。しかし、ここで飯伏がキックでタンガをカット。タマには掌底とキックのコンビネーションからその場飛びのムーンサルトだ。
ここでタンガが入ってきて飯伏をラリアットでなぎ倒すが、裕二郎がすぐに襲いかかり、タンガの足を引っ張り倒して低空のドロップキック。飯伏もミサイルキックをタマに食らわし、プランチャで追撃して場外に釘付けにする。
裕二郎はリバースのDDTの体勢でタンガを捕獲するが、タンガはエイプシットに切り返す。しかし、裕二郎はタンガの首を抱えたまま後方に着地してリバースDDT。そしてトドメのピンプジュースの体勢に入った裕二郎。しかし、タンガは強引に裕二郎を持ち上げると、必殺のエイプシットで裕二郎をマットに串刺し。OGのタマとタンガの勝利となった。
タンガ「ユージロー、お前どういうつもりなんだ? ほかのヤツらと手を組みやがって! それがどういうことかわかってるのか? どういうつもりだ? その気なら、やっつけるまでだ」
タマ「お前にはサンフランシスコで選ぶチャンスがあった。俺らに合流するのか、彼らを助けるのか……で、お前はそうしたわけだ。G.O.Dの仕打ちを受けるんだな。イブシもPIETERもサンフランシスコでは必要なかった。ヨコハマで片付けてやる。ゴールデン☆ラヴァーズだと? これはレスリングだぞ。結婚でもする気か!?」
裕二郎「あいつら……あいつら、変わってしまったんだ。前はあんなヤツじゃなかったんだよ。それが変わっちまったよ。(※隣に立つPIETERに)PIETERのことじゃないよ? あのタマとタンガ、変わっちまったよ、あいつら。PIETERはいまのままで、いまのままでいいから」
飯伏「いや~…なんて言っていいんですかね!? まあ、もともとは、その同じみんなBULLET CLUBだったわけですよね。なんで分裂してしまったのか!? ま、もしかしたら自分にも、ちょっと理由(原因)があるのかもしれないですけど。ま、そこは、俺は正直関係ないんで。『G1』に関してはもう、あとは勝ち…勝ち抜けるだけ。で、優勝決定戦ですか? 決勝。あとは優勝するだけですね。できれば(優勝決定戦へ)行くことを願って。頑張ります、いまは。変わらなく全力で。
――軍団抗争には捉われずに闘うということですね?
飯伏「(それには)もうノータッチで(キッパリ)」
――飯伏選手の中で“全力”というのがキーワードになっていると思いますが?
飯伏「そうですね。まあ、去年は“爆発”って言葉を使ってたんですけど。爆発するには、もう全力を出さないと、爆発しないんで。その前の段階ですよね。爆発の前の段階。で、もう全力をやっぱり出さないと爆発できないから。今年は1コ戻って。全部全力を出して、爆発。結果的には爆発です。……はい。大丈夫ですか?(※とマスコミに確認) 爆発。爆発。大爆発ですよ(※と言い残して去る)」