第3試合は7.15大田区のBブロック公式戦で対決するジュース・ロビンソンとタマ・トンガが、それぞれデビッド・フィンレー、タンガ・ロアをパートナーに対戦。ジュースは7.7サンフランシスコでジェイ・ホワイトから奪ったUSヘビーのベルトを巻き、堂々の入場。フィンレーはニューコスチュームで登場。
試合前、ジュースが左手のギブスを使って攻撃することを反則とする旨がアナウンスされる。先発はフィンレーとロア。ロアはフィンレーにコーナーを背負わせると、背中にパンチを何発も落としていく。さらにストンピングの連発から、力強い串刺しラリアット。
ロアは肩にフィンレーを担ぎ上げるが、脱出したフィンレーはヨーロピアンアッパーカット。さらに串刺しエルボーの連発。だが3発目はロアがタックルで迎撃し、そのままコーナーにフィンレーを叩きつけると、タマが追い打ちの串刺しボディスプラッシュ。ロアは場内に「フィンレー~」と挑発するような声を上げると、フィンレーにオクラホマスタンピード。
タッチしたタマはフィンレーに打点の高いドロップキック。タマはエルボー、ストンピング、踏みつけでフィンレーの動きを止めにかかる。さらにロアがトップロープ越しに身軽な動きでフィンレーにセントーン・アトミコ。
G.O.Dはすばやいタッチワーク。タマは相手コーナーのジュースに視線を送る。そのスキをついてフィンレーはタマにヘッドバットを見舞うも、自分のほうがダメージを負ってしまう。
タマはバックドロップを仕掛けるが、着地したフィンレーは逆にバックドロップで叩きつけ、ようやくジュースとタッチ。ジュースはロアをスピンキックでダウンさせ、さらに右でリズミカルにナックルパート。そしてロープの反動を利用してラリアット。
ここでタマがリングインし、ジュースと互いに技をかわしあったのち、タマは場外にエスケープ。そこに目を奪われたジュースの背後から、ロアが強烈なラリアット。スイッチしたタマが串刺しボディスプラッシュを放つも、ジュースは寸前でよける。そしてロアにはスパインバスター。
続いてジュースとフィンレーはタマにダブルのフラップジャック。ロアはジュースを場外に追放するが、フィンレーがラリアットでロアを場外投棄。そして、フィンレーはタマに串刺し攻撃を狙うも、これはかわされてしまう。
しかし、フィンレーはセカンドロープから飛びつきエルボーを狙う。だが、これを読んだタマは狙いすましたようなカウンターのガンスタン。この一撃でフォールを奪い、G.O.Dが勝利を収めた。
試合後、尻餅状態のジュースに対し、タマは腰をかがめて挑発するような笑みを浮かべる。
タンガ「日々、『G1』のために会場に来ている。タッグマッチだろうがシングルだろうが、BULLET CLUBはリングの上で、自分たちが言いたいことを宣言し続けるんだ。今日はジュースとフィンレー、残念だったな」
タマ「時は来た! BULLET CLUBがここまでなんのためにやってきたのか、そしてこれから何を必要としているのかをみんなに示す時がやって来たんだ」
ジュース「今日の相手は370回、IWGPタッグ王座を防衛し続けているあの2人だった。チームとしては自分たちはまだ若い。負ける時があれば勝つ時もある。今日は負けてしまったけれども、これはフィンレーのせいでもないし、ミスはあったけども本番はBブロックの公式戦だからな。明日はタマ・トンガと俺。おまえと俺で1vs1の闘いだ。タマ・トンガvsUSチャンピオン。チャンピオンとして誇りを持って闘いたい。サンフランシスコから全てが変わった。ジュース・ロビンソンは全力で闘い抜くし、その制限をしない強さを見せることが東京ドームにつながっていくんだ」
フィンレー「『G1 CLIMAX』開幕戦、自分たちが思うような結果は得られなかったけども、8月11日、ブドーカンの2日目、そこに俺は照準を合わせている。それはCブロックのファイナルだ。俺とあいつ、俺たちはゼロからスタートしたんだ。そのCブロックが自分にとって大事な物だよ。いつもタナやジュースとタッグチームを組んできたけど、シングルで闘うことが大事なことだと思っている。ヘナーレは俺がヤングライオンから抜けた時もまだヤングライオンだった。まだ2年しか経ってないけど、そんなあいつとCブロックのファイナルで闘うことを楽しみにしている」