オープニングマッチは、CHAOS vs BULLET CLUBの10人タッグマッチ。
YOSHI-HASHIとキング・ハクが先発で試合開始。
YOSHI-HASHIはショルダー・タックル、ラリアット、ドロップキックを連続で決めていくが、ハクは串刺しラリアットで応戦。
ロッキー・ロメロとタンガ・ロアの場面。ロッキーはショルダー・タックルからヘッドシザース・ホイップでロアをコーナーに追い込み串刺しラリアットの連打を見舞っていく。
しかし、ロアもロッキーを担ぎ上げそのまま対角線コーナーにぶつけていくと、そこへタマ・トンガが串刺しボディアタック。さらにハクがパイルドライバーでロッキーの脳天をマットに突き刺す。
タッチしたチェーズ・オーエンズはロッキーに対し、ナックルパート、バックブリーカーを放つと、すぐさま高橋裕二郎とタッチ。
裕二郎はフライング・メイヤーからギロチンドロップ、スリーパーでロッキーを絞り上げていく。
苦しい状況のロッキーは裕二郎&チェーズに対し、2人まとめてヘッドシザース・ホイップで放っていくと、YOHとタッチ。
YOHは裕二郎&チェーズそれぞれにドロップキック、ドラゴン・スクリューを決めると、SHOとタッチ。
裕二郎はSHOのラリアットをかわすと、リバースDDTで切り返しタマとタッチ。
タマはストンピングの連打、ボディスラム、エルボードロップを連続で決めるが、SHOもカウンターのスピアで応戦し、外道とタッチ。
外道はナックルパートの連打、チンクラッシャーをタマに見舞うと、直後に両軍入り乱れる。
リング上では外道がタマに対しフォールに入るが、ここでハクが外道のヒゲを掴みカット。
その隙に起き上がったタマはガン・スタンを炸裂させ、外道から3カウントを奪った。
裕二郎「BULLET CLUBは永遠にファミリーだ!」
オーエンズ「見たか? 第1試合というのは、こうやって始めるものなんだ。サンフランシスコのみんな、BULLET CLUBを楽しんだかな?」
タンガ「“BULLET CLUBネーション”、NEW JAPAN WORLD、AXS TVを見ているみんな、俺たちの最高の試合を見たか? キングと共に早く終わっただろう? 俺が勝ちを獲れればよかったけど、キングがやってくれたよ」
タマ「なぜなら俺たちBULLET CLUBは家族であり、ブラザーだ。それを忘れるな」
ハク「(※日本語で)やっぱし家族ですね。BULLET CLUBはやっぱし家族。皆さんで、自分も入れて、彼たちは一生懸命やっていますし。やっぱし、自分は“お父さん”(のはず)が“おじいちゃん”になっちゃうですね(笑)。(※続いてトンガ語と英語で同じ趣旨をコメント)」
タマ「いまのがわかったか!? 日本語とトンガ語と英語で同じことを言ったんだぞ!?」
ロメロ「歴史があり、伝統的なサンフランシスコCOW PALACEでの大会に参加できてうれしい。新日本プロレスのブランドを初めてここで披露することができた。それも、対戦相手にはあの“レジェンド”キング・ハクがいた。俺たち、特に俺だけど、なかなかいい仕事をしただろ? SHOもYOHもROPPONGI 3Kとしてしっかり仕事を果たしたと思う。最高の試合ができた。NEW JAPAN WORLD、AXS TVを見ているみんな、俺たちこそがROPPONGI 3Kだ。この体を見てみろ?(※と言って3人でポージング) 美しい腹筋。“腹筋フェチ”にはたまらないだろう? まあ、俺のはちょっと“ショッパイ”けどね。ゴメン、ゴメン。それでは、質問を受け付けよう」
――サンフランシスコの試合は、いつもとちょっと違いましたか?
ロメロ「素晴らしいリアクションを受けて、凄くうれしかった。しかし、逆に言うとBULLET CLUBもいいリアクションをもらっていたので驚いた。さっきも言ったけど、ROPPONGI 3Kは自分たちの役割をしっかり果たし、珍しくゲドーさんと組むことができた。とても楽しかったよ」
――日本とアメリカ、どちらがいいですか?
ロメロ「どっちかというのはないよ。みんなが楽しんでくれるのなら、それが最高だと思っている」
――BULLET CLUBはユニットとしてまとまっていると思いますか?
ロメロ「キング・ハクがいたので、今日はちょっと状況が違ったと思う。彼がいなければ、少し違っていたかもしれない」
――ハク選手と闘った感想は?
ロメロ「俺は普段怖がったりしないんだが、今日はちょっと怖かった」
――あなたたちが次に目指とするものは?
ロメロ「IWGP Jr.タッグベルトを獲りたい。俺はプレーイングコーチとしてやっているから、2人をサポートする立場にあると思う。俺自身はもうJr.タッグベルトに興味はないけど、NEVER 6人タッグベルトであれば、俺たちの引き締まった腰に巻きたいと思う。じゃあ、あとはSHOとYOHに任せるよ(※と言い残して去る)」
YOH「(ロメロが何を言ってるのか)わかった?」
SHO「わかんない(苦笑)」
――2人は次に何を目指しますか?
YOH「もちろん。ベルトです」
――アメリカであなたたちのスタイルが受け入れられていることをどう思いますか?
YOH「もちろん…」
SHO「うれしいです(笑)」
――逆に、アメリカ向けにスタイルを変えて行きたいと思う部分はありますか?
SHO「いえ。もう特にないですね」
YOH「うん。ないですね」
SHO「どこに行っても(自分たちのスタイルを)やるだけです」
――あなたたちのリーダーは、ロッキー選手なのか、外道選手なのか、どっちだと思っていますか?
YOH「お~、そうですね…」
SHO「どっちかって言っちゃうんですか!?」
YOH「じゃあ、目つぶって言ってやるよ」
※2人が目をつぶる。
YOH「ロッキーだと思う人?」
※SHOが手をあげる。
――外道さんだと思う人?
※YOHが手をあげる。
YOH「これは内緒でお願いします。放送もしないで下さい(笑)」
――サンフランシスコの試合は始めてですか?
YOH「あ、初めてですね」
SHO「初めてです」
――楽しかったですか?
YOH「そりゃあもう。ずっと居たいですね」
――ベルトを目指すということは鈴木軍との対決になると思いますが、相手のズルいやり方にどうやって対抗しますか?
SHO「いや。だからこそ、自分たちはまっすぐに闘おうかなと思っています。ああいうやり方をして来るからこそ、自分たちは強さで勝ちに行こうと(思う)」
YOH「ここで僕らのスタイルを変えてしまったら意味がないので。世界に通用するように、その世界のスタンダードになるような試合をしてると思ってるんで。ここで勝たなきゃ意味がないですね」