すでに優勝戦線からは脱落しているが独自の存在感を見せつけている矢野と、優勝戦線に踏みとどまるためにももう一戦も落とせないSANADAのBブロック公式戦。
先に入場してきたのはSANADA。しかしなんと矢野が花道で襲撃! SANADAにパラダイスロックを仕掛けていく。しかし、案の定、極めることができない。ならばと矢野は自分のTシャツを脱いでそれを使ってSANADAの足を結び、自分はリングへ。すでにゴングが鳴っており、矢野はリングアウト勝ちを狙う。
だが、SANADAはカウントアウトギリギリで帰還。その間に矢野はコーナーパットを外そうとする。しかし、すぐにSANADAが襲撃。お返しとばかりにパラダイスロックを仕掛けていく。矢野はこれをロープエスケープで阻止。そしてSANADAに丸め込みを2連発だ。
だが、これを逃れたSANADAは矢野を捕獲してローリングクレイドル。目が回った矢野はたまらず場外に逃亡。するとSANADAはこれを場外で追いかけてパラダイスロック。ニヤリと笑うと、先程のお返しとばかりに自分はリング上に帰還。矢野のカウントアウト負けを狙う。
ところが英語解説をしていたロッキー・ロメロが解説席から駆けつけて、これを解いてしまった。リングに戻った矢野はロッキーに抗議をして背中を向けていたSANADAにコーナーパットで襲撃だ。しかし、SANADAはドロップキックで反撃。場外に逃げた矢野をプランチャで追撃する。しかし、矢野もこれを読んで避けると、今度はリング下からテーピング。SANADAをフェンスに固定しようとする。
しかし、レフェリーがこれを注意したため、未遂に終わってしまう。この隙きを逃さず、SANADAはリングに戻ってプランチャ。そして矢野をSkull Endで絞め上げてから放り出すと、フェンスを持ち出して、これを使用してパラダイスロック! フェンスに矢野を絡みつけて固定してしまう。
さらにSANADAは入念にテーピングを使って、フェンスを鉄柱に固定。ここで再びロッキーが矢野の救出に登場。そのロッキーをSANADAはパラダイスロック。これで万事休す。矢野は逃げることができずにカウント20が数えられ、リングアウト負けを喫してしまったのだった。
試合後、SANADAは解説席のミラノコレクションA.T.さんに握手を求めに来る。その後、英語解説席からなぜかミラノに抗議。ミラノは渋々ロッキーと矢野のパラダイスロックを解いたのだった。
SANADA「(※サムズアップして)やっぱり、これしかないでしょ(※と言い残して立ち去る)」
――次(の公式戦)は内藤選手ですが!?
SANADA「……(※無言で消える)」
※矢野はノーコメント