第7試合のBブロック公式戦は後藤洋央紀(2勝4敗)とタマ・トンガ(2勝4敗)の一騎討ち。無法ファイトを繰り広げるタマを、荒武者後藤はどんなファイトで迎え撃つのか?
セコンドのロアはリングアナからマイクを奪うと、アジテーションと共にタマをコール。後藤はNEVERのベルトを巻き、気合の入った表情でリングイン。
開始のゴング、後藤はロックアップでタマをロープまで押し込むとクリーンブレイク。もう一度後藤が押し込むも、タマは身体を入れ替えてクリーンブレイクと見せかけ襲いかかる。だが、後藤はかわしてヘッドロック。タマが外そうとするも、後藤はグイグイ締め上げる。さらに後藤はショルダータックル、ヒップトス、ハンマーパンチと攻め立てる。
続くコーナーへのハンマースルーはタマが切り返すも、後藤は串刺し攻撃をキックで迎撃。しかし、ここでタマが浅見レフェリーの視線をさえぎると、そのスキにロアが後藤をコーナーから場外にたたき落とす。
タマは場外に降りると、後藤に鉄柵攻撃。さらに鉄柱に叩きつけ、顔面を踏みつけていく。タマがリングに戻ると、ロアが後藤にショートレンジのラリアット。後藤はカウント14でリングに生還。
タマは後藤にバックエルボー。後藤も胸板への張り手を返すが、タマはパンチで動きを止める。だが、後藤は雄叫びを上げローリングラリアットを炸裂。そして村正からバックドロップ。
さらに後藤は牛殺しを狙うが、着地したタマはエルボー。続く串刺しボディプレスは後藤がかわし、タマに串刺しラリアットを炸裂。そしてタマをトップコーナーに設置するが、タマは後藤をリングに突き落とす。だが、後藤はもう一度セカンドロープに上り、タマを両肩に担ぎ上げる。しかし、タマはリングに着地し、後藤をパワーボムで投げ捨てる。
ここから両者はラリアットの相打ち。続く後藤のラリアットをかわしたタマはドロップキックをヒット。しかし、串刺し攻撃は後藤がカウンターのラリアット。そしてもう一度牛殺しを狙うも、切り抜けたタマは後藤を突き飛ばし、レフェリーに激突させてしまう。
レフェリー不在のリング上、後藤はタマにヘッドバット。だが、ここでロアが乱入し、後藤にアバランシュホールド。さらにゲリラ・ウォーフェアを狙うも、後藤はキックで切り抜ける。さらにタマにエルボー、ロアにはローリングラリアットを炸裂。
後藤はもう一度牛殺しを仕掛けるが、タマはディフェンスし、ガンスタンの体勢へ。切り抜けた後藤は追走式ラリアットを狙うも、タマは変則的なロープワークを見せ、技の読み合いからガンスタンのモーションへ。
だが、後藤は切り抜けて今度こそ牛殺しに成功。そしてGTRを決めるが、カウントを取るレフェリーの足をファレが引っ張り、場外に引き込む。さらにファレはレフェリーを鉄柵に叩きつけ、ここでゴングが鳴らされるも、試合は続行される。
ファレがリングに上がると、後藤はエルボーを連打。さらにロープに走るが、ファレはノド元を捕らえてグラネードを炸裂。そしてファレはタマをカバーさせ、レフェリーにカウントを要求。すると海野レフェリーが現れ、カウントを取ろうとするが、場内は騒然とした状態に。しかし、海野レフェリーはファレに両手で中指を突き立て、ゴングを要請。タマの反則負けとなった。
試合後、タマはロアに抱えられて退場。後藤はリングで大の字のまま、勝ち名乗りを受けた。後藤はやりきれない表情を見せながら花道をあとに。