6勝2敗のケニーと5勝3敗の飯伏が激突する『G1』Bブロック公式戦最終試合。これまでに両者のシングル対決はDDTプロレスリングで2度行われており、いずれも飯伏が勝利。前回の試合は2012年8月の日本武道館大会で、これが6年ぶりの再戦となる。
なお、これまでの試合結果により、ケニーはこの一戦で勝つか引き分けることでBブロック通過が確定。一方の飯伏は、勝利のみが優勝決定戦進出の条件となった。
序盤、ケニーがショルダータックルを浴びせると、飯伏がヘッドスプリングですぐに立ち上がり、カウンタードロップキックをお見舞い。これでケニーは場外へ落ちるが、すぐにリングへ戻り、強烈な逆水平チョップを食らわせる。
その後、飯伏はミドルキックで逆襲に出るが、2発目をケニーがブロックして逆水平チョップを見舞う。それでも飯伏が再びミドルキックをヒットさせてケニーを場外へ落とし、プランチャを繰り出す。ところが、ケニーが身をかわして飯伏を鉄柵に激突させ、ボディスラムの形で背中をエプロンの角へ叩きつける。
これでケニーのペースとなり、コタロークラッシャーで追撃。そして、座った状態の飯伏へローキックとトーキックを連発すると、低空ドロップキックで撃ち抜く。
しかし、飯伏が立ち上がり、フライングメイヤーから背中へローキックを見舞う。そして、ケニーにやられたようにローキックとトーキックを連発する。
エルボー合戦を挟み、ケニーがショートレンジニーアタック、フロントハイキックをヒットさせる。そして、串刺し攻撃を狙うも、飯伏がカウンターパワースラムで挽回。
その直後、飯伏はコーナー2段目からライオンサルトを繰り出すが、ケニーが両膝でブロック。そして、カミカゼからライオンサルトを狙うが、今度は飯伏が両膝でガードする。
その後、ケニーのフランケンシュタイナーに対し、飯伏も同じ技で対抗。これでケニーが場外へ落ちると、飯伏は三角飛びで青コーナー2段目へ飛び乗る。ところが、ケニーがエプロンへジャンプして妨害し、片翼の天使の体勢へ入る。そこから飯伏がリング内へ脱出し、セカンドロープへ乗ってエプロンからケニーをブッコ抜こうとする。ところが、ケニーが切り返し、変型パイルドライバーで飯伏をエプロンへ突き刺す。
次にケニーは、青コーナー最上段からミサイルキックを放ち、座っている飯伏を背後から撃ち抜く。そして、青い衝動式バックブリーカーで追い討ちをかけると、ロープの反動を利用し、背中へ逆水平チョップとジャンピングニーアタックを食らわせる。
続いてケニーはクロイツ・ラスで飯伏をフォールし、ランニングジャンピングニーアタックで追撃。そして、飯伏のラリアットをかわして飛びつきスイングDDTで場外へ追い込み、ノータッチトペコンヒーロで押し潰す。
さらにケニーはコーナー最上段へのぼるが、飯伏がオーバーヘッドキックをお見舞い。そこから飯伏が雪崩式攻撃を仕掛けるが、ケニーに抵抗されてエプロンへ落ちる。だが、飯伏はそこからトップロープへ飛び乗り、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。これでケニーが場外へ落ちると、赤コーナー最上段からムーンサルトアタックを食らわせる。
その直後、飯伏がスワンダイブ攻撃を狙うも、ケニーが妨害して片翼の天使に行く。だが、飯伏が脱出して打撃コンビネーションを浴びせ、ミドルキックで追撃。さらに、ムーンサルトダブルニーをケニーの胸部へ炸裂させる。
続いて飯伏はカミゴェを発射し、かわされた直後にオーバーヘッドキックを見舞う。そして、パワーボムの体勢に入るも、ケニーが抵抗し、ショートレンジジャンピングニーアタックで逆襲。
さらにケニーは、浴びせ蹴りで飯伏を赤コーナーへ追い込み、背後からVトリガーをお見舞い。そして、雪崩式ドラゴンスープレックスを仕掛けるが、飯伏がバク宙でリングに着地する。
その後、両者のラリアットが2連続で相打ちになり、そこからケニーがフロントハイキック、ショートレンジジャンピングニーアタック。すると、飯伏は高速ジャーマンスープレックス、高速ハーフネルソンスープレックスでケニーの動きを止め、ショートレンジラリアットで吹き飛ばす。
ここで飯伏はシットダウン式ラストライドからフォールに行くが、ケニーが跳ね返す。すると飯伏はカミゴェを炸裂させるが、なんとケニーが肩を上げる。
ここで飯伏は右膝のサポーターをずらし、再びカミゴェを狙う。だが、ケニーが左脚にしがみついて抵抗し、飯伏は両手でケニーの右手を掴む。そこから飯伏はケニーの手を離さず、そのままケニーが左手、飯伏が右手でエルボーを打ち合う。
その後、ケニーがヘッドバットを浴びせると、飯伏はローキックで報復。そして、ハイキックを放つも、ケニーが回避してショートレンジニーアタックを命中させる。
すると飯伏は左右の掌底連打で巻き返すが、ケニーが追走式ジャンピングニーアタックで報復。だが、飯伏がカウンターハイキックでダウンさせる。
次に飯伏はコーナー最上段からフェニックススプラッシュを放つが、ケニーが身をかわして自爆へ追い込み、背後からVトリガーを食らわせる。そして、ダブルアーム式パイルドライバーで追い討ち。
ここでケニーは右のサポーターをずらし、ジャンピングニーアタックを命中させる。そして、片翼の天使を仕掛けると、飯伏が激しく抵抗して宙づりになってしまう。するとケニーは、その体勢から変型リバースゴリースペシャルボムで叩きつける。
これで飯伏がロープへもたれかかると、ケニーはVトリガーで追撃。そして、コーナー2段目から雪崩式片翼の天使を狙うが、飯伏が脱出してコーナー最上段へのぼり、ケニーの後頭部へフットスタンプを食らわせる。
次に飯伏は雪崩式タイガードライバーを敢行し、今度こそカミゴェでケニーを葬った。
この試合結果により、ケニー、飯伏、内藤、ザックが6勝3敗=12点で並んだが、直接対決でほかの3人に勝利している飯伏が優勝決定戦へ進出。棚橋と激突することになった。