優勝戦線に踏みとどまるためにもこれ以上星を落とせない勝ち点4の石井。そして、勝敗度外視で反則を繰り返すBULLET CLUB OGの勝ち点2のタマのBブロック公式戦だ。

 

　先に入場してきたのはタマ、そしてセコンドのタンガ。リングに上がるとタマはリングアナウンサーからマイクを強奪。そして、いつものように英語で「レディース＆ジェントルメン！　この男はNEVER6人タッグ王座を3度取り、IWGPタッグ王座を3度取った男。ガンスタン、サイコー！　カゴシマ！　タマ・トンガ！」と紹介したのだった。
　一方一人でリングに上がった石井は、セコンドのタンガも「上がって来い」と挑発だ。ゴングが鳴るとタンガに気を取られた石井にタマはいきなりガンスタン。石井はこれを阻止して、スライディング式のラリアット。しかし、タマもこれをかわす。
　ならばとエルボーで攻め込むタマ。しかし、石井はこれを受け止めエルボーで反撃。ここでロープに走ったタマは凄まじいスピードで石井を翻弄してドロップキック。さらにマウントパンチ、ブレーンバスターで追撃だ。
　さらにタマはドロップキックで石井を場外に追いやる。すると、案の定、タンガが場外で石井を襲撃。鉄柵に叩きつけてしまう。リングに戻ってもタマに踏みつけ、チョーク、バックエルボーで攻め込まれた石井。しかし、「来いよ！」と挑発して一歩も引き下がらない。
　そしてタマのエルボーを食らいながら立ち上がり、「来てみろ！」とさらに挑発。ならばとタマは頭突きを食らわせるが、石井の石頭に逆に悶絶。お返しのパワースラムを食らい、コーナーに追い詰められると、石井のチョップとエルボーのコンビネーションを何発も食らってしまう。
　これで優位に立った石井はコーナーに振られてもすぐに跳ね返ってショルダータックル。そして、ロープに走った石井。ところがここでタンガが場外から足を引っ張る。これに怒った石井はタンガを無理やりリングに入れるとチョップとエルボーのコンビネーション。さらにラリアットでお仕置きだ。
　だが、ここで隙きのできた石井にタマはヴェレノだ。この技を食らっても、石井は沈まない。タマにブレーンバスターで反撃するとパワーボムへ。しかし、タマは空中で石井の頭をパンチ。そして近づいてきたレフェリーを掴んで巻き込むようにして、この技から脱出する。
　たまらずレフェリーが場外に逃げたその隙きにタンガがリング上へ。イスを使って石井を殴打する。そしてタマとの合体技、ゲリラ・ウォーフェアの体勢に入る。しかし、石井はこれを蹴散らして、タンガを場外に追いやると、タマにはジャーマンスープレックス。そして、イスを持った石井は先程のお返しとばかりにタマの背中を殴りつける。
　怒りが収まらない石井はイスの上に垂直落下式ブレーンバスターを仕掛けようとする。だが、タマはこれを阻止してトンガンツイスト。これがイスの上に決まってしまい、無理やりリングに戻されたレフェリーがカウントを数える。
　だが、石井はこれもキックアウト。ガンスタンを2度に渡って阻止すると、ジャーマンで投げ捨て、正面からの強烈なラリアットでタマをなぎ倒す。そしてトドメとばかりに無理やり起こしてスライディング式のラリアットだ。
　これがズバリと決まり勝負あったかと思われたが、今度はタンガがレフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止。場外でいためつけると、さらにここでファレが登場。石井を捕まえてグラネードを狙う。これを一度は阻止した石井だったが、再び捕まってグラネードを被弾。
　ここをなんとかキックアウトした石井は、続くタマのガンスタンをかわして垂直落下式のブレーンバスターへ。ところが、タマはこれを空中で身体を捻って入れかえ、ガンスタン！　この一撃で石井もついに3カウントを許してしまったのだった。