2勝1敗の内藤と1勝2敗のタマが対決する『G1』Bブロック公式戦。
試合開始前、内藤がゆっくりとしたペースでコスチュームを脱ぐと、タマはセコンドのタンガと話してさらに時間をかける。
そんな中、タンガが何もせずに退場し、その様子を内藤が見つめる。ところが、タマが背後から急襲し、直後に試合開始のゴング。
その途端、タンガがUターンし、場内が大ブーイングに包まれる。それでも内藤は、アームホイップ2連発でタマを場外へ追いやり、ロープへ走る。これをタンガが場外から妨害するも、内藤が鉄柵攻撃で報復。さらに内藤は、タマも鉄柵へ叩きつけてロープへ走り、フェイントで寝転んで大「内藤」コールを受けた。
続いて内藤はマンハッタンドロップでタマに追撃し、コーナーで踏み台にしてエプロンへ飛び出す。ところが、タマが水面蹴りで転倒させ、場外マット上でブレーンバスターを敢行。
ここでタマが浅見レフェリーの視界を遮り、タンガが場外で内藤に暴行。内藤がカウント16でリングへ戻ると、タマがマウントパンチ連射、ドロップキックで追い討ちをかける。
これで大「内藤」コールが起きるも、タマは串刺しジャンピングボディアタックで内藤に追撃。だが、内藤が2回目を回避し、スイングネックブリーカーで逆襲。
さらに内藤は、アームホイップ→低空ドロップキックの連続攻撃でタマに追撃。そして、タマを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、今度こそトップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをヒットさせる。
その直後、内藤はアブレ・ロス・オホスポーズを披露し、ロープを利用したスイングDDTで追い討ち。だが、タマが内藤をエプロンへ追いやり、飛びつきネックブリーカーで首をトップロープへ打ちつける。
続いてタンガが内藤を捕まえ、ハイアングルパワーボムで特設花道へ叩きつける。これで内藤が完全に沈黙すると、タマがトンガンツイストで追撃。しかし、次のガンスタンは内藤が抵抗し、ハイアングルジャージャーマンスープレックスホイップで逆襲。
次に内藤は、ジャンピングエルボーアタックからデスティーノを仕掛けるが、タマが受け止める。そして、そのまま内藤を放り投げ、浅見レフェリーと激突させる。
これでレフェリー不在の状況となり、タンガがラリアットで内藤を吹き飛ばす。たちまち場内が大ブーイングに包まれ、タンガが内藤を担いで追撃を狙う。
ところが、EVILが走ってリングへ飛び込み、タンガにトラースキックを浴びせて内藤を救助。そして、ロープ際のラリアットでタンガを場外へ落とす。
そこへファレが登場し、ショルダータックルでEVILを排除。すると、今度はBUSHIが現れるが、ファレが捕獲してグラネードの体勢に入る。ところが、BUSHIがファレの顔面に毒霧を浴びせて脱出し、場外のタンガへトペスイシーダを敢行。
一方の内藤は、タマが狙ったバックドロップを着地し、フェイント式延髄斬りをお見舞い。そして、ランニングデスティーノを仕掛けるが、タマが抵抗し、急所にバックキックを食らわせる。
続いてタマはガンスタンに行くが、内藤が脱出し、タマの急所を蹴り上げる。これで両者は同時に股間を押さえてうずくまるが、そこから内藤が辛うじてデスティーノを炸裂させ、タマを葬った。
試合後、場内が大「内藤」コールに包まれるが、内藤は股間を押さえて苦しむ。それを浅見レフェリーが介抱するも、内藤が豹変して場外へ投げ捨ててしまう。
その後、内藤がリング中央で拳を掲げると、EVILとBUSHIが自分の拳を合わせる。最後に内藤はアメリカ版実況席で解説を務めていたロッキー・ロメロに向かってツバを吐き、ふてぶてしい表情で退場した。