第7試合のAブロック公式戦はEVIL（2勝1敗）vsバッドラック・ファレ（1勝2敗）。両者の直近の対決は昨年の『NEW JAPAN CUP』の準決勝で、そのときはファレが勝利を収めている。ファレはタンガ・ロアと共に入場。ファレはリングインすると、阿部リングアナに襲いかかるが、これはリングアナがすばやく逃げて未遂に終わる。EVILはいつものように妖気を漂わせながら入場。

 

　ゴング前、ファレが背を向けるとEVILは突進。その勢いでエプロンのロアが場外に転落。EVILがファレに手招きしたところで開始のゴング。EVILはショルダータックルを仕掛けるも、ファレは仁王立ち。するとEVILは顔面かきむしり。ここでロアが場外から挑発すると、EVILはリングを下りて近づく。そしてレフェリーがロアを制止しているスキをついて、フロープ際のファレの足を引っ張って場外戦に引き込む。

　EVILはファレを鉄柵に叩きつけると場内にアピール。怒りのファレはイスを持ち出すも、レフェリーが阻止に入る。そのスキをついてロアが場外でEVILの腰をエプロンに叩きつけ、さらにフロントキック
　ファレはEVILを場外フェンスの外に連れ出すと、観客イスに叩きつける。さらにハンマーパンチを浴びせ、ダウンしたEVILに鉄柵を豪快に叩きつけていく。そして一足早くリングに戻る。EVILはカウント17でリングに生還。
　ファレはEVILの右ヒジをひねり上げていく。さらに踏みつけると、場内にはEVILの悲痛な叫び声が響き渡る。続いてファレは右ヒジにダイビングボディプレスをお見舞い。一点集中攻撃の前にEVILは動きが止まってしまう。
　その後もファレはEVILの右ヒジに執拗にストンピング。そしてハイアングルのボディスラムから、フライングボディプレスを繰り出すも、これはEVILがよける。さらにEVILはファレのラリアットをかわすと、逆にラリアットを見舞って場外に転落させる。EVILはファレを鉄柵に叩きつけ、イスを取り出すとロアにスロー。これをロアがキャッチすると、レフェリーがロアに注意。EVILはレフェリーの目をそらしたスキに、ファレの首にイスをかけ、鉄柱に激突させる。
　リング上、EVILはファレにキャノンボール。そして雄叫びを上げ、ブレーンバスターを仕掛けるも、逆にファレが持ち上げる。だが、EVILは着地しロープへ。しかし、ファレはカウンターのショルダータックル。そしてフライングボディプレスを繰り出すが、EVILはカウント2で跳ね返す。
　ファレはグラネードを狙うが、EVILは切り抜け、レフェリーをうまく使ってファレにトラースキック。そしてラリアット二連発。続いてブレーンバスターを仕掛けるが、ファレが逆に持ち上げたところを、うまく反動をつけてDDTに切り返す。
　EVILはラリアットを狙うが、ファレはカウンターのラリアット。そしてバッドラックフォールの体勢に入るが、EVILは切り抜けてヘッドバッド、ローリングエルボー、ラリアットとたたみかける。
　ここを勝機と見たEVILはEVILを狙うも、ファレはEVILをレフェリーに投げつける。レフェリー不在の無法状態を作ると、ロアが乱入してEVILに馬乗りになりエルボー。そしてファレがEVILを羽交い締めにし、ロアがエルボーを繰り出すも、これはEVILが切り抜けて同士討ちに。
　ここでBUSHIが乱入し、ロアに毒霧を噴射。するとタマがリングに入り、BUSHIにトンツイストガンを炸裂。さらにEVILにガンスタンを仕掛けるも、ここで内藤が救出に現れ、タマに延髄斬り。するとファレが内藤にラリアット。そしてEVILにバッドラックフォールを仕掛けるが、EVILは切り抜けてEVILを炸裂。しかし、レフェリーがダメージのためカウントに入れず。すると、タマがEVILにガンスタン。これを見たレフェリーは反則負けのゴングを要請。EVILは不本意な勝ちを拾った。
　
　ファレの反則負けのゴングが鳴ると、タマはレフェリーを突き飛ばす。さらに7.26長岡で当たる内藤にもガンスタンを発射。そしてタマはファレの左腕をあげるが、場内はブーイングに包まれる。EVILは右ヒジ、内藤は首を押さえながら痛々しく退場。