ハロルド・ジョージ・メイ新社長がリングイン! マイクで就任の挨拶!
大会開始前、新日本プロレスの代表取締役社長兼CEOに就任したハロルド・ジョージ・メイの挨拶が行なわれた。
まずは場内の大型スクリーンでメイ社長のイメージVTRが流れ、木谷高明オーナー、棚橋弘至も登場。凝った作りで場内を盛り上げる。
そして、VTRが終わると、通路に立つメイ社長にスポットライトが当たる。そこから通路を走ったメイ社長がスライディングでリングへ入り、ファンに向けてしゃべり始めた。
メイ「(※大拍手)皆さん、こんにちは!(※流暢な日本語に場内驚き&大拍手) こんにちはー!(※『こんにちはー!』の大合唱) アリーナ!(※大歓声) 2階席ー!(※大歓声)今日は皆さん、おいでいただきまして、本当にありがとうございます(※大拍手)。私は新日本プロレスリング代表取締役社長のハロルド・メイと申します(※大拍手)。中にはですね、私を“ハロルド社長”と呼ぶ方もいますけど、名前がハロルドで、苗字がメイですので、“メイ社長”と覚えといて下さい(※大拍手)。まあ本当は、どちらでもいいんですけれども(※場内笑)。僕は、プロレスが、大好きです(※大拍手)。そして、大好きなプロレス、大好きな新日本プロレスのために、すべてを捧げて頑張ります(※大拍手)。今日は、楽しんで見といて下さい。私も楽しませていただきます(※大拍手)。そして、今日は多くの外国のファンの方々もこの試合を見ております。この場を借りて、そのファンの皆様にも英語でご挨拶したいと思います。え~、“カッコ”英語もできますので“とじカッコ”(※場内笑)」
ここからメイ社長は英語で力強いスピーチを行ない、改めて場内のファンに向けて「皆さん、よろしくお願いいたします」と挨拶。
その後、菅林直樹会長が新日本プロレスのジャージをメイ社長へ贈呈し、2人はリング中央でガッチリ握手。
最後に、メイ社長は四方の客席へ向かって礼をして、リングを降りる。そして、ファンと握手をしながら退場した。
COMMENT
■囲み取材の模様
--ファンの前で初めてご挨拶されましたが、感想は?
メイ社長「ホントに温かく反応してくれて、ホントにファンは『プロレスを愛してるんだなぁ』と感じました。なんか今日、正式にその(新日本プロレスの)一員になったので、ホントに私もうれしく思います」
--大会場にたくさんのファンが集まってる熱気をどう感じられましたか?
メイ社長「いや、ホントに新日本を支えてくれてるのがファンだっていうのを、僕は昔から言ってるんですけども、まさしくあの場に立って360度の目線を浴びると、『もっとこの人たちが喜ぶプロレスを提供しないといけないなぁ』っていう責任感を同時に感じて、ホントに元気を僕がもらったぐらいなんで、ホントによかったと思います」
--今日もチケットは完売が完売したことに関しては?
メイ社長「ホントに今の新日本の表れですよね。こうしてファンが喜ぶような試合、喜ぶようなカード、喜ぶようなレスラーが、今の新日本にあって、しかもホントに思い出にもなって、しかも客層を見ても、僕はいつも思うんですけど、男性客だけでなくて、若い女性から子供とか、非常にベテランのファンもいれば、今日は初めて試合に来たかっていう方もいるってことで、ホントに幅広く、そういうファンにドンドンこのプロレスの良さを伝えていけたらなぁと、ホントに思います」
--英語での挨拶の中に“夢”とか“ネクストステージ”といった言葉がありましたが、具体的なアイデアはありますか?
メイ社長「それは改めて作戦については、戦略はそのうち発表させていただくんですけども、間違いなく言えることは、ファンのベースをどんどん増やしていきたい。国内外ですけども。そのためにはファンがホントに喜ぶような『プロレスはなんぞや』ってことをもっともっと考えて、それを強化していきたい。その一言に尽きますね。あと、海外のファンのことを考えると、英語のコンテンツが非常にまだ残念ながら少ないんで、結構、そこも強化していきたいなと思うんです。というのはやっぱり、(プロ)レスリングの素晴らしさの一つっていうのは、ドラマ性だと思うんですよね。そのドラマっていうのは、なかなか海外にいては伝わらない部分があるので、そこを強化することによって、ドラマをいっしょに体験してくれることも可能になるのではないかという風に思います」
--そもそも最初に社長就任を要請されたのはいつで、その時はどういう気持ちになられましたか?
メイ社長「木谷オーナーとは前から関係があったんですけど、タカラトミーを辞めてから電話がかかってきまして、『(社長になるのは)どうか?』と。僕のプロレス好きだっていう、プロレスファンであるというのはよく知ってたようなんで。僕もですね、ビジネスマンとして非常に幸運だなと思うんですよ。というのは、ビジネスマンっていうのは、自分ができるビジネススキルと、やりたい分野がマッチすれば自然とすごいパワーが出ると、僕は信じてるんですね。今回は過去のスキルと経験っていうのは、いろんな会社を運営してきてある(持っている)と木谷さんが判断してのものでしょうけど、もう一つはプロレス愛というものがなければ、どれだけスキルがあっても組めないっていうところが、今回はビシッとフィットしたんで、僕も一ビジネスマンとしてそこがうれしいですよね。自分がやりたい仕事、やりたい分野で仕事ができるって、こんな幸せなことはないと思うんです。それだけでパワーをもらえるし、今日のファンの反応を見ても、ほんとに新日本を応援してくれてるんだなぁっていうのを感じたんで、ますます頑張れると思います」