『SUPER Jr.』出場選手とLOS INGOBERNABLES de JAPONが闘う8人タッグマッチ。IWGP IC王者の内藤は、6.9大阪城でクリス・ジェリコの挑戦を受ける。また、IWGPタッグ王者組のEVIL&SANADAは、マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンと王座を争う。
試合開始前、ACHが内藤のテーマ曲「STARDUST」乗ってダンスを踊り、「ACH」コールを浴びる。そこへ内藤が現れてエプロンに座ると、ACHのダンスに田口&KUSHIDA&リーも加わり、場内が大「ACH」コールに包まれる。
そんな中、リングインした内藤がさらにACHへダンスを要求。それを受けてACHが踊り出すと、背後から蹴り飛ばしてブーイングを浴びた。
そこからリー対BUSHIで試合が始まり、リーがヘッドシザースホイップを側転で切り返す。そして、ローリングソバットからエルボー連打を浴びせて串刺し攻撃を狙うが、内藤が乱入する。ところが、リーが内藤を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。
さらにリーは、ドロップキックでBUSHIを場外へ落とし、ロープへ走る。ところが、EVILが場外へ引き込み、BUSHIがトペスイシーダで逆転。
これでリーが孤立し、内藤&SANADAが合体アームホイップで投げ、SANADAが低空ドロップキックをお見舞い。さらに、EVILがチンロック、ダブルチョップなどでいたぶり続ける。
しかしリーは、内藤&EVILの合体攻撃から逃れ、EVILにジャンピングニーアタックで逆襲。そして、内藤をその場飛びスパニッシュフライで叩きつけ、ようやく脱出に成功。
タッチを受けた田口は、EVIL、BUSHI、SANADAにジャンピングヒップアタックをお見舞い。そして、セカンドロープからのジャンピングヒップアタックでEVILに追い討ちをかける。
その後、田口はヒゲを触るEVILの仕草をコピーし、延髄斬りを見舞ってKUSHIDAとタッチ。そして、KUSHIDAがマサヒロ・タナカ、田口がヒサシ・ヤマダを同時にEVILへ食らわせ、そろってEVILポーズで挑発。
そこからKUSHIDAはショルダーアームブリーカーでEVILに追撃。しかし、EVILがKUSHIDAの脚を取って浅見レフェリーに持たせ、ガラ空きのボディにトラースキックを打ち込んだ。
その後、KUSHIDAがトレイン攻撃から逃れ、ヘッドシザースホイップでEVILを排除。そして、BUSHIをアームホイップで投げた直後、側転から低空ドロップキックを浴びせた。
ACH対BUSHIの場面。ACHが強烈な逆水平チョップを食らわせ、スライディングキック→背中へのフットスタンプ→低空ランニングフロントキックの連続攻撃。さらに、ブッコ抜きジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
続いてACHはコーナーからダイブするが、BUSHIが回避し、DDTで逆襲。ここでSANADAが登場し、EVILがACHに串刺しラリアットをお見舞い。そして、直後にSANADA&内藤&BUSHIがサンドイッチ低空ドロップキックを食らわせる。
ここでSANADAがACHをドラゴンスリーパーで捕らえ、カットに来た田口のジャンピングヒップアタックを余裕でかわす。
その直後、SANADAが再びドラゴンスリーパーを繰り出すと、ACHが回転エビ固めに切り返す。これをSANADAが返すと、ACHは逆水平チョップをお見舞い。そして、ブレーンバスターの体勢に入るが、SANADAがSkull Endへ切り返し、ギブアップを奪った。
EVIL「ヤングバックスよ、地獄へのカウントダウンが始まった。そして、世界がまたこの俺を呼んでいる。ダークネスな世界に染まり上がってるということだ。このまま世界でうねりを作りまくってやる。そしてお前らの! お前らの! お前らの脳の中に存在する既成概念をこの俺が、ぶっ壊して、新しい暗黒時代を築いてきてやる。よく、覚えとけ! This is EVIL.Everything is EVIL.すべては……EVILだ!」
内藤「一言で表すなら、長いよ。後楽園ホールへご来場くださったお客様もみんな思ったんじゃない? 世界的なスーパースターなんでしょ? なら、もうちょっと空気を読んだほうがいいよ。もうちょっとコンパクトに伝えたいことをまとめたほうがいいよ。これは俺からのアドバイスだ。まあ、彼はメッセージで言ってたね? 俺と絡めば誰でも有名人になれると。もう内藤の名前は世界に知れ渡ったと彼は言ってたね。じゃあ、俺はそれでもういいかな。だって、クリス・ジェリコってピークを過ぎた選手でしょ? レスラーとしてハッキリ言ってなんの魅力も感じないよ。魅力を感じるとしたら彼の知名度ぐらいかな? でも、彼と対戦が決まっただけでそれをクリアしてしまったんなら、対戦する必要ないじゃん。なんだよ。まあでもさ、リング上で聞いててちょっと気持ちは変わったかな。あの自信満々の表情、いったい大阪城ホールの試合後どうなっているのか? 苦痛に歪むのか、それとも内藤哲也に敗れて悔しがる顔なのか? いったい彼がどんな表情を見せてくれるのか。いや、楽しみだねえ。それをモチベーションに大阪城ホール、俺はリングに立ちますよ。彼の目の前に立ちますよ。彼は試合後思うでしょう。いやあ、日本に来れてよかった。内藤と絡んでよかった。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと絡んで正解だったなと。そしてもう一つ、彼と絡むべきじゃなかった。後悔しながら最終的に地元に帰ることになるんじゃないの? この俺の言っていることが大げさな言葉なのか、それとも現実に起こることなのか? 皆様の目で6月9日大阪城ホール大会で確認してください。ではでは、次の土曜日、大阪城ホールでお会いしましょう。アディオス!」
※BUSHIとSANADAはノーコメント
※ACHが若手に両肩を担がれて登場すると、心配する田口に「だっふんだ!」とひと言。田口は「大丈夫だぁ」と返答。その後、「だっふんだ!」と「大丈夫だぁ」のやりとりの中、田口とACHは控室へ。
KUSHIDA「今日で今年の『BEST OF THE SUPER Jr』が終わってしまうと思うと、寂しいっすね。本音を言えば、Aブロックの選手ともう一巡、今日からもう一回、別ブロックの選手ともシングルマッチやりたいぐらい。とは言え、一戦一戦、この『BEST OF THE SUPER Jr』、堪能しました。全て出し切りましたので、また、もう一回、次の試合まで力を蓄えます」
田口「(※再びインタビュースペースに現れ)すみません、忘れてましたよ! 『BEST OF THE SUPER Jr』が終わって、6・9じゃなくて、6・19! 後楽園ホール。マシンさん、安心してください。マシン軍団、マシン軍団、俺が呼んできます。俺がマシン軍団呼んできます。マシンさん、待っててください」
ドラゴン・リー「ここ日本での最後の試合が終わってしまった。負けてしまったが、失うものは何もない。ドラゴン・リーは日ごとに学んでいる。今日はKUSHIDA、田口、ACHという素晴らしい仲間たちと組めてうれしかった。グラシアス、日本。グラシアス、東京。みんなありがとう。またすぐ日本に戻ってこられることを望むよ、アリガトウゴザイマス(※日本語で)」
KUSHIDA「(※スペイン語で)ありがとう、ドラゴン・リー。またすぐ試合しよう。今度はアレナ・メヒコで」
ドラゴン・リー「ハイ!」(※お互いに「グラシアス!」と言い合ってハグ)