KUSHIDA、リー、スカルと共にBブロックトップタイのヒロムが6.2高崎大会の公式戦で迎え撃つSHOと前哨戦で激突だ。
先発はヒロムとSHO。まずは両者リング中央で気合いの入ったエルボー合戦だ。しかし、ここからSHOがドロップキックを放ってヒロムを捕獲。さらに救出に入ってきた内藤もYOSHI-HASHIとのトレイン攻撃で排除してみせた。CHAOS組がまずは先制だ。
しかし、ヒロムもYOSHI-HASHIをロープ際で捕らえてロープ越しの首4の字固め。さらに代わった内藤もYOSHI-HASHIにネックブリーカーを食らわせ、続けてテーピングを巻いてある右肩をワキ固めで締め上げてダメージを与えていく。
LOS INGOBERNABLES de JAPONの巧みなチームワークに翻弄されながらも、YOSHI-HASHIはヘッドハンターをヒロムに炸裂させてSHOにタッチ。そのSHOはヒロムに串刺しラリアット。さらにリングに入ってきた内藤がリングからエプロンに移ったところをドロップキックで追撃するなど絶好調だ。
そしてヒロムにはトラースキックなどの蹴り技を連発したSHO。だが、ヒロムもカウンターのパワーボムでお返し。そして、タッチを受けた内藤が先程のお返しとばかりにコーナーでの足払いからロープ超えのドロップキックでSHOの顔面を撃ち抜く。
だが、内藤がコーナーに上がったところをYOSHI-HASHIが救出。その内藤に対してSHOはジャーマンを3発連続で放つと、ショックアローの体勢へ。だが、ここでヒロムがリングイン。レフェリーのブラインドを突いて、内藤がSHOの股間を蹴り上げる。そして、動きの止まったSHOに内藤がデスティーノ。BOSJを闘う同志のヒロムをアシストするようにSHOから3カウントを奪ったのだった。
内藤「今シリーズ、『BEST OF THE SUPER Jr.』。まあ、俺はリーグ戦には出てないけど、こうして全国各地、色々な所を回ってね、『SUPER Jr.』に出場している選手に、いい刺激をもらいましたよ」
ヒロム「内藤さ~ん!(※と言いながらわざと内藤にぶつかり、顔を超至近距離に近づけて話し始める) 内藤さん、あなたの言うとおり、ちゃんと勝ち越しましたよ。いま、3勝2敗ですよ」
内藤「おお、勝ち越した!?」
ヒロム「これ、決勝行っちゃうな! 調子いいぜ」
内藤「あとは!?」
ヒロム「あとはSHO、そしてKUSHIDA。この2人倒したら、まあ俺の決勝(進出)は間違いないでしょう。言いましたよね!? 『2勝2敗で調子に乗らないでくれ』と、俺に言いましたよね!?」
内藤「言ったよ」
ヒロム「ちゃんと、あなたの言うとおりに、勝ち越しましたよ!?」
内藤「3勝2敗でしょ!?(笑)」
ヒロム「まあ、たしかに」
内藤「3勝2敗でしょ!?(笑)」
ヒロム「たしかに」
内藤「ちょっとまだ早いかな!?」
ヒロム「まあ、大きなこと言えるアレではないわ、たしかに」
内藤「まあ、ここまで5戦消化して、5勝0敗だったらね、それは『いやいやヒロム様。今日も素晴らしい試合でしたよ』って言うかもしれないけど…」
ヒロム「ハイハイハイハイハイハイ…」
内藤「3勝2敗ですか!?(苦笑) 1コしか勝ち越してないんでしょ!?」
ヒロム「まあ、言ってることはわかりますよ。言ってることはわかりますけど!」
内藤「けど!?」
ヒロム「あなたの言うとおり、勝ち越しましたから!」
内藤「いや、まあ(苦笑)。勝ち越したけどね。残り2試合だから」
ヒロム「(※低いトーンで)悪いけど、俺は、決勝に進みますよ!?」
内藤「あ、そう!? (6月)4日、後楽園ホールのメインイベントに立つの…」
ヒロム「(※遮って)もう!! 内藤さん、今シリーズ、あなたと組むことはもうないです。申し訳ない」
内藤「いや、うれしいよ(笑)。俺、疲れちゃうからさ」
ヒロム「あとはまあ、『BUSHIさんどうなのかな!?』と。俺は決勝で会えるのを楽しみにしてますよ」
内藤「俺はもう今日で(巡業参加が)終わりだから。あと、(6.2)高崎、そして(6.3)後楽園ホール、2日間は、俺、新日本プロレスワールドで、コーラ片手に、ポップコーン食べながら、見とくから。いや、会場には行きたいんだよ。会場に行って、生で(試合を)見たいんだけどもさ。俺、オクパード(忙しい)だから」
ヒロム「大丈夫ですよ。大丈夫です。俺の決勝戦を“最高のおつまみ”として楽しんで下さい。そ・れ・だ・け・で・す・よ(※と言い残して立ち去る)」
内藤「まあ、優勝決定戦の日、俺も後楽園ホール、試合あるんだけどね。まあ、もう今シリーズ、残り、高崎、そして日曜日(3日)の後楽園ホール、さっきも言ったけど、俺は新日本プロレスワールドで観戦しますから。まあ最終戦、彼の言うように、優勝決定戦、高橋ヒロム対BUSHIが実現することを、俺は楽しみに待ってますよ。じゃあ、皆様、次は、6月4日、『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝決定戦でお会いしましょう。アディオス!」
※YOSHI-HASHI&SHOはノーコメント