6月2日、高崎大会でのBブロック公式戦を闘うKUSHIDAとリーがそれぞれ海野、上村のヤングライオンを引き連れての前哨戦だ。
先発を買って出たKUSHIDAとリーは握手をかわしてクリーンにスタート。そして、お互いの実力を確かめ合うようにグラウンドの攻防を展開する。しかし、リーはKUSHIDAのヒザに蹴りを入れると、素早い動きで翻弄。ヘッドシザーズホイップで投げ飛ばして、まずは先制だ。
だが、続く海野が上村を捕獲。自軍のコーナーに連行すると、KUSHIDAは上村の回転エビ固めを踏ん張り、腰を振ってアピールすると腕ひしぎに切り返してみせる。さらに上村の左腕に集中攻撃を加えるKUSHIDA。だが、上村にドロップキックを食らわされて逃げられ、再びリーと対峙だ。
そのリーから「いっちゃうぞバカヤロー!」という雄叫びつきの顔面へのドロップキックをコーナーで食らったKUSHIDAだったが、リーの素早い動きについていき、カウンターのエルボーを炸裂させる。さらにバク宙キックで脳天を打ち抜いて、先程のお返しをしてみせた。
そして、再び元気のいい海野に交代。その海野に対して、リーからタッチを受けた上村が攻め込む。串刺しエルボーにボディスラムと畳み掛ける上村。しかし、海野もスパインバスターから逆エビ固めで逆襲だ。ここはリーがカットに入ってくるが、すぐさまKUSHIDAがハンドスプリング式のエルボーアタックを放って排除。その隙に海野はミサイルキックから逆エビ固め。粘る上村をリング中央で締め上げてギブアップを奪ったのだった。
試合後、KUSHIDAとリーはフェイス・トゥ・フェイスで睨み合い。次の公式戦に向けて気合いを入れていた。