開幕2連敗で不調の田口が、1勝1敗のKUSHIDAと対決する『SUPER Jr.』Bブロック公式戦。
序盤から両者が激しく動き回り、互いの動きを次々と切り返す。そして、同時に放ったジャンピングヒップアタックが相打ちになる。
それでも田口がジャンピングヒップアタックを放つと、KUSHIDAが腕をキャッチして腕ひしぎ逆十字固めを仕掛ける。
そこから田口が逃れると、KUSHIDAは飛びつきDDTを繰り出す。ところが、田口が首固めに切り返し、わずか1分34秒で3カウントを奪取した。
試合後、田口は大喜びでリングサイドのファンとタッチをかわす。
一方、KUSHIDAは呆然とした表情で退場した。
田口「どうですか、(※東スポ記者)岡本さん?」
――まぐれが出ました。
田口「週刊プロレス・市川さん、どうですか?」
――奇跡が起きました。
田口「奇跡!? まぐれ!? いやいやいや」
――田口監督、試合タイムが1分34秒ということで、クッシーを94秒で倒しましたが。
田口「これが偶然だと思いますか? これが偶然にできると思いますか? これを狙ってやってたらすごくないですか?」
――狙ってたと。
田口「どっちでもいいじゃないですか。どっちでもいいですよ。狙ってやれるもんじゃないですよ。それを狙ってやれるのは、プロじゃないですか? まぁ、これがプロの仕事です。緩急をね、切り替えました。とりあえず、一瞬の腕ひしぎのダメージだけで、この3つ目、スタミナを温存して勝ちましたんで。さぁ、6月9日『DOMINION』に向けて、『誰が一番6月9日、DOMINIONの場にふさわしいんですか?』っていうことですよ。俺が(『SUPER Jr.』)優勝したら、(IWGPジュニアヘビー級王座に)挑戦しますよ。『誰が6月9日にふさわしい選手なんですか?』っていうことですよ」
KUSHIDA「(※頭をかかえ)やっちまった……やっちまった……やっちまった……やっちまった………やっちやったよ……(※と言いながら控室に戻っていった)」