試合後、リングにはL・I・Jのメンバーが集結。ダメージが深く、なかなか立ち上がれない内藤は片ヒザの体勢で、レフェリーに左腕を上げられる。しかし、ベルトには見向きもしない。
鈴木は肩を貸そうとするヤングライオンを突き放し、フラフラの足取りながら自力で花道を下がる。
内藤はマイクを握ると「ブエノスノチェ~ス、クマモト~!」と絶叫。そして、「約2年5カ月ぶりの新日本プロレス、熊本大会。ということは、熊本のお客さまにとって、約2年5カ月ぶりのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、われわれが提供する最高級のプロレス。みなさま、堪能していただけましょうか?」と問いかけると、場内は大歓声と拍手に包まれる。
続けて内藤は「2年前、ここ熊本でたいへんなことが起こりました。いまもあのときの傷を持っているかたがた、たくさんいらっしゃると思いますが、だからこそオレは言いたい。変わらないこと、あきらめないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして! 一歩踏み出す勇気も俺は大事なことじゃないかなって思います」と熱いエールを送り、場内は拍手で応える。
さらに内藤は「だから、われわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはプロレスを通じて、一歩踏み出す勇気をみなさまに与え続けていきたいなと思います!」と力強く語ると、場内をより大きな拍手が包み、「内藤」コールが発生。
そして、「次回の熊本大会、さらに進化したわれわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのプロレスを熊本のみなさま、楽しみに待っていてください! つまり! つまり、次回の熊本大会までトランキーロ! あっせんなよ!!(場内大合唱&拍手)。われわれロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを応援してくださる熊本のみなさま、約2年5カ月ぶりの熊本大会のフィナーレ、そして! ここ熊本では初めての大合唱、みなさま、思う存分叫んでください!(場内拍手&歓声)」と会場を煽ると、最後は「EVIL、BUSHI、SANADA、ヒロム、イ・内藤。ロス・ソントロス! L・I・J。ロス・インゴベルナ~ブレ~ス! デ! ハポン!」の大合唱で、会場をひとつにした。
右ヒザに応急雨処置を受けた内藤は、退場時にインターコンチのベルトをリングに残したまま、BUSHIの肩を借りて花道をあとに。
レスリング火の国 2018
- 日時
- 2018年4月29日(日) 13:30開場 15:00開始
- 会場
- 熊本・グランメッセ熊本
- 放送
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- 観衆
- 3435人(札止め)