内藤は白いスーツに白い仮面をつけて悠然とリングイン。鈴木は頭から黒いタオルを被り、インターコンチを携えて殺気を漂わせながら入場。鈴木がにらみつけると、内藤はニヤリと笑みを浮かべる。内藤はいつものように時間をかけてスーツを脱ぐ。そのあいだ、鈴木はコーナーにもたれかかり、その様子をうかがう。
ここで鈴木が襲いかかるが、内藤は鈴木を場外に投げ飛ばし、ロープを往復してからリング中央に寝転んで挑発するようにポーズ。そして鈴木がリングに戻ると、すかさず距離を取るように場外へエスケープ。すると、今度は鈴木が内藤のお株を奪うようにロープワークから寝転びポーズを見せ、自身の頭を撫で回す。これには場内もどよめく。
内藤がエプロンに立つと、鈴木はフロントキック。だが、蹴り足を捕らえた内藤は水面蹴り。そして、鈴木を場外の鉄柵に二度にわたって叩きつける。内藤は鈴木をリングに戻すと、相手の土俵に乗るようにグラウンドでクルックヘッドシザース。
続いて内藤は鈴木にストンピング。さらに挑発するように顔面を蹴っていくが、鈴木は「来いよ!」と挑発。そして、逆に内藤の顔面を蹴り倒す。だが、内藤は笑いを浮かべて、自ら蹴りを促すような動きを見せる。
内藤はツバを吐きかけ、鈴木にエルボー。続く串刺し攻撃は鈴木がかわし、エプロンに着地した内藤に対してぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。ダメージを受けた内藤が場外に落ちると、鈴木はエプロンを走りながらサッカーボールキック。鈴木は内藤を鉄柵に叩きつけ、その鉄柵を外すと内藤に一撃。さらにイス攻撃を連発。そして鉄柵を利用して内藤の手首を攻め立てる。
内藤もエルボーで応戦。しかし、鈴木はヒザ蹴りで内藤の動きを止め、カウント16でリングへ。内藤はカウント19でなんとか生還。鈴木は内藤の背中にサッカーボールキック。さらに苦悶の表情の内藤の胸板にサッカーボールキックを連発。そして内藤に声援を送る場内に対して毒づく。
鈴木は内藤にネックロック。そこからフライングメイヤーにつないで背中にサッカーボールキック。続いて手首をねじり上げる。内藤が足でロープエスケープしようとすると、鈴木はその足も捕らえて複合関節技。自ら技を解いた鈴木は内藤の後頭部にストンピング。内藤は笑みを浮かべるが、鈴木は顔面にヒザ蹴りを連発。ここで10分経過のアナウンス。
立ち上がった内藤は鈴木に顔面かきむしりからツバを吐く。怒りの鈴木は腹部へのヒザ蹴り連発から、内藤をロープに振る。だが、逆に振りかえした内藤はバックエルボーでダウンを奪うと、後頭部に低空ドロップキック。さらにスインギングネックブリーカードロップから、片ヒザをついて目を見開くポーズ。
内藤は鈴木の両足をセカンドロープに固定すると、後頭部をヒザに打ちつける。さらに後頭部に低空ドロップキック。そして鈴木の顔面を踏み潰していく。鈴木はゆっくり立ち上がると強烈なボディブロー。そして腹部へのヒザ蹴りから串刺しフロントキックを見舞い、胸板にサッカーボールキックを3連発。そして、内藤の顔面を踏みにじる。
内藤は一瞬のスキをついてロープを使ってのスイング式DDT。鈴木はニヤリと笑って近づくと、内藤に攻撃をうながして挑発。内藤がエルボーを見舞うも、鈴木も強烈なエルボーで応戦。内藤は胸板への張り手を返すが、鈴木は鈍い音の響き渡るエルボー。そしてロープに振るが、内藤はその勢いを利用してジャンピングエルボーアタックをヒット。
内藤は串刺し攻撃を狙うが、鈴木は足を捕らえるとヒザにエルボー。そして突進するも、内藤はマンハッタンドロップで切り返す。そしてコーナーミサイルを炸裂。ここで15分経過のアナウンス。
内藤は鈴木をトップコーナーに設置しようとするも、鈴木はレフェリーをつかんで阻止。しかし、内藤は強引に鈴木に雪崩式攻撃を仕掛けようとする。しかし、鈴木は内藤の右足を捕らえると、トップロープを使ってヒザ固め。内藤は悲痛な叫び声を上げる。
鈴木は内藤に「終わりか、オイ?」と挑発しながら右ヒザにストンピング。レフェリーは内藤の状態をチェックしようと鈴木に距離を取るよう指示するが、鈴木は「関係ねえだろ!」と抗議。そしてニヤリと笑うと、内藤の右ヒザにストンピング。
鈴木は内藤を起き上がらせると、右ヒザにキックを連発。そしてヒザ十字固めを決めると、場内には内藤の悲痛な叫び声が響き渡る。内藤はなんとかロープエスケープ。続いて鈴木は内藤の右ヒザに何度もエルボーを落とし、足四の字固めへ。ここで。20分経過のアナウンス。場内からは「内藤」コールが発生し、内藤は死に物狂いでロープへ。
鈴木は内藤の顔面を挑発するように蹴っていく。内藤はキックを繰り出すが、鈴木はその足を持って抱え上げる。だが、内藤は反動をつけてはDDTで切り返す。そして延髄斬りを叩き込むと、鈴木にスイング式のリバースDDT。そしてデスティーノを仕掛けるも、鈴木は内藤を前方に落としてヒザ十字固めへ。さらに鈴木は内藤の頭部とカカトもロック。
そこから鈴木はヒザ十字一本に決めて締め上げ、内藤がもがくとアンクルホールドへ。そしてもう一度ヒザ十字に移行。さらにヒールホールドを決め、かたちが崩れる完璧なヒザ十字で捕獲。ここで25分経過。レフェリーが試合をストップしようとすると、内藤はそれを必死に阻止。
ここで鈴木がアキレス腱固めにかけ直すと、内藤はその一瞬のスキをついて転がりながらロープエスケープ。冷徹な表情の鈴木は内藤を立たせてボディブローから打撃のコンビネーション。そして内藤がヒザをつくとスリーパーホールド。内藤の力が完全に抜け、レフェリーが左腕の反応を確かめると、内藤は腕を上げる。
鈴木はゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るも、切り抜けた内藤は鈴木の足を強引にすくってダウンを奪う。しかし、鈴木は舌なめずりしながら先に立ち上がり、打撃を見舞おうとする。だが、内藤はすばやいモーションで張り手。さらに往復ビンタの連打で鈴木をふらつかせる。
しかし、鈴木は内藤の腹部に蹴りを叩き込んで動きを止めると、スリーパーへ。そして逆落としを仕掛けるが、これを切り抜けた内藤は垂直落下式ブレーンバスター。ここで30分経過。内藤の張り手によるものか、鈴木の鼻からは流血が見られる。うつろな表情の鈴木に対し、内藤はデスティーノを炸裂。王者を下し、インターコンチネンタルのベルトを奪取した。