この日、2試合目の鈴木軍vsロスインゴはIWGPジュニアタッグ選手権試合。金丸とBUSHIで試合はスタートだ。ロックアップから金丸は巧みなサミングでBUSHIを捕獲。BUSHIもヘッドシザースホイップでお返しだ。
続いてデスペラードとヒロムはエルボー合戦。ここを優勢に進めたデスペラードはショルダータックルで吹っ飛ばし、金丸を呼び込む。しかし、ヒロムは巧みにデスペラードを持ち上げると、その足で金丸を捕獲させ、ウラカン・ラナのような形で同士討ちを誘った。
しかし、場外に出た金丸は足を引っ張ってヒロムを妨害。デスペラードも加わり、場外で鈴木軍がペースを握る。ヒロムはなんとかカウント18で戻ったが、再び場外に出されてデスペラードにいためつけられる。
ここもなんとかカウント18で生還したヒロム。しかし、パートナーのBUSHIも先の場外乱闘で金丸に記者席に叩きつけられておりなかなか回復しない。そんな中、ローンバトルを強いられるヒロムは金丸にキャメルクラッチに捕まってしまう。
これを逃れたヒロムはコーナーでデスペラードと金丸を同士討ちさせることに成功。さらにデスペラードにはブレーンバスターだ。ここでようやくBUSHIが立ち上がり、ヒロムとタッチをしようとした。ところが、場外から金丸がBUSHIの足を引っ張って妨害。ヒロムは再び鈴木軍のコーナーに連行されてしまった。
代わった金丸のバックドロップを着地して防いだヒロムは蹴り足をキャッチすると、金丸の腕も巻き込んでドラゴンスクリューを炸裂させる。ここでようやくBUSHIにタッチだ。BUSHIは金丸をヘッドシザースホイップで投げ飛ばすと、入ってきたデスペラードもうまくさばいて、金丸と2人まとめてウラカン・ラナを食らわせる。さらにミサイルキック、ネックブリーカーを決めてみせた。
金丸もキッチンシンクで反撃。代わったデスペラードは飛びついてきたBUSHIの足を首に巻いてのマフラーホールドに捕獲。ここからヌメロ・ドスに移行する。さらにデスペラードがバックドロップの体勢で抱え上げたところに金丸がドロップキックだ。
追い詰められたかと思われたBUSHIだが、デスペラードに延髄斬りを食らわせて反撃。そして代わったヒロムがラリアットからドロップキックでデスペラードを状態に追いやる。勢いに乗ったヒロムはエプロンから走り込んでの鋭いドロップキックをまずは金丸に炸裂させる。さらに隣のエプロンに移ると、デスペラードにも同じ技をお見舞いだ。
デスペラードがリングに戻ると串刺し式のラリアットから、低空のドロップキックを顔面にぶち込む。そしてロープを飛び越えてのサンセットフリップパワーボムを仕掛ける。デスペラードに踏ん張られたものの、BUSHIがドロップキックでアシスト。さらにヒロムはコーナー最上段に上がって、BUSHIが捕まえたデスペラードと金丸にダイビングセントーンだ。
そしてヒロムはデスペラードを肩車して、BUSHIがコーナーに上る。インスルヘンテスの体勢だ。しかし、デスペラードはヒロムの頭を殴って阻止。金丸もあっとに入って来て乱戦状態となり、両チームともダブルノックダウン状態となった。起き上がってきたヒロムとデスペラードはリング中央で膝立ち状態のエルボー合戦を展開する。押し気味のデスペラードはさらに頭突きを食らわせてヒロムを追い込んでいく。
だが、ロープに飛んだところをBUSHIが入って来て、ヒロムと一緒にカウンターのドロップキックとトラースキックが炸裂させる。そして再びデスペラードを肩車したヒロム。しかし、金丸がコーナーに上がっていたBUSHIにミスト攻撃。デスペラードもギターラ・デ・ラ・ムエルタでヒロムを叩きつける。
ヒロムはこれをキックアウトしてトラースキックで反撃。カットに入ってきた金丸もBUSHIが場外から足を掴み、毒霧を噴射だ。さらにBUSHIはトペ・スイシーダで金丸を追撃。その間にヒロムはTIME BOMBをデスペラードに食らわせる。続けてファイヤーマンズキャリーで持ち上げてコーナーに叩きつけると、ダイナマイトプランジャーへ。
だが、デスペラードはレフェリーを掴んで阻止。ベルトでヒロムを殴りつけ、最後はピンチェ・ロコ。ヒロムもこれを返すことができず、3カウントを喫してしまい、IWGPジュニアタッグ奪取は失敗に終わった。