新日本プロレス本隊による6人タッグマッチ。なお、ヘナーレは今シリーズで石井との遺恨が勃発。本日(4月21日)、両者が4.24後楽園でシングル対決することが緊急決定した。
ヘナーレ対中西で試合の幕が開き、中西がヘナーレをロープへ固定し、逆水平チョップを見舞う。
そこから両者がチョップを打ち合い、ヘナーレがトーキックからショルダータックル。これを中西が受け止めて自分がタックルを繰り出すが、今度はヘナーレが受け止める。そして、ラリアットを回避し、中西にジャンピングショルダータックルを食らわせる。だが、中西はすぐにカウンター野人ハンマーで逆襲した。
八木対タイガーとなり、八木がロープ際で不意打ちのチョップを浴びせる。続いて八木はエルボー連打を見舞うが、タイガーがキチンシンク、張り手で報復。
それでも八木はカウンタータックルでタイガーに反撃し、串刺し攻撃を狙う。ところが、タイガーがカウンターローリングソバットで迎撃し、間髪入れずに低空ローリングソバットをお見舞い。
これで八木が孤立し、永田がカウンターキチンシンク、タイガーがショートレンジドロップキック2連発、ブレーンバスター、腕ひしぎ逆十字固め、中西が逆水平チョップ、のど元を狙ったチョップ、ボディスラムなどでいたぶり続ける。
しかし八木は、カウンタードロップキックで中西に逆襲。ようやくタッチを受けた天山が、モンゴリアンチョップ連打、ヘッドバット、串刺しラリアット、ブレーンバスターで中西に追撃する。しかし中西は、逆水平チョップ連打で挽回し、のど輪ラリアットで天山を黙らせた。
ここでスイッチした永田は、ミドルキック連射で天山に追撃。それでも天山がモンゴリアンチョップで逆襲すると、永田はフロントハイキックをお見舞い。だが、天山が直後にマウンテンボムで巻き返した。
八木対永田となり、八木のカウンターバックエルボーから天山組がトレイン攻撃を敢行。さらに、八木がブロックバスターホールドで永田を押さえ込む。
さらに八木は逆エビ固めを極めるが、永田が脱出し、カウンターフロントハイキックで報復。さらに、エクスプロイダーからナガタロックIIを極め、八木からギブアップを奪った。
永田「まあ、若い連中とやると、(若手は)やっぱりアラがいろいろ出るんだっていうのを(感じた)……。(八木は)ビビってんのか、焦ってんのかはわかんないですけど。やられるのはしょうがないとしても、慌てず、目いっぱい自分の持ってるものをぶつけてほしいなと。そうやって僕らも若いころは、先輩たちと闘う時は腹を決めてやってきた。それがいまいちチグハグして。今日の八木みたいに。苦しむんだろうけど、そこはしっかりして腹を据えて闘っていかないとね」
タイガー「今シリーズだけでなく、ここ最近はヤングライオンと当たることが多くて。ホントに今のヤングライオンはしっかりしてるしね。基本もみんなできてるし、素晴らしいなと思います。ただね、焦りがどうしてもね。それはしょうがないかもしれないけど、僕もホントにデビューして、タイガーマスクとしてデビューしたけど、そんなものはね、何年試合してもあったし、むしろ今でもあると思うから。それはもう、自分の感性だから、自分で毎日試合をしながら、見ていくしかないと思う。あとは僕はどの選手であっても、あのような厳しい蹴りをするし、厳しい張り手もするし。痛くて当然だからね。もちろん田口のようなね、ちょっとコミカルな試合もあるけど、僕自身が殺伐とした試合っていうものを、知ってる通り昔っから目指してるしね。だからどんな相手にも厳しくする。若手にも厳しくいきます。あと、次のシリーズは『(BEST OF THE)SUPER Jr.』。『SUPER Jr.』、もう僕が最年長になるのかな? だけど、まだこれだけ動けるっていうのをお客さんもわかってると思うし。ま、僕の年齢を知らない人は知らないけど。もし知ったら、『エッ?』って思うかもしれない。でも僕は、とにかく“タイガーマスク強し!”っていうものを見せていきたいと思う。以上です」
※中西はノーコメント
天山「まあ、負けて言うのもなんやけど、この八木とかヘナーレとか乗ってるから、そいつらの背中を押してね、勝ちたかったですけどね、まあ、しょうがない。今日はね、シリーズの中の4連戦の最後やし、結果は出なかったですけども、自分としては万全の状態であとみっつね、大洗と後楽園2連戦、しっかりと闘い抜いていきたいなと思います」
ヘナーレ「今日はまた負けてしまった。勝ちたかったけど。でも、とにかくコーラクエンだ。俺が望んだ試合が組まれた。この前のリベンジだ。24日のコーラクエン、俺にとって一番大きな、大事な試合だ。彼は俺のヒーローでもある。でも、そんな気持ちは捨てた。イシイ、行くぞ」
※八木はノーコメント