第6試合はスペシャルシングルマッチとして、獣神サンダー・ライガーがウィル・オスプレイと激突。当初、ライガーと対戦予定だったレイ・ミステリオJr.が、左上腕二頭筋腱損傷により今大会を欠場。急遽、新日本ジュニアのリビングレジェンドと現IWGPジュニアヘビー級王者との対決が実現することに。
入場時、ライガーには大歓声が送られる。オスプレイはIWGPジュニアヘビーのベルトを携えてリング銀。両者のシングル対決は2016年の『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦以来で、そのときはオスプレイが勝利を収めている。
開始のゴング、ライガーはグラウンドに持ち込むと変形のサーフボードストレッチ。そして、カベルナリアへ。さらにロメロスペシャルを披露し、場内の歓声を集める。続いて、ライガーがオスプレイの胸板に張り手、逆水平チョップを見舞って快音を響かせる。
さらにライガーは串刺し攻撃を狙うが、かわしたオスプレイはバックエルボーから滞空時間の長い串刺し低空ドロップキック。オスプレイはエルボーでダウンを奪うと、グラウンドで変形の腕固め。そしてグラウンドヘッドロックでライガーのスタミナを削っていく。
スタンドに戻ると、ロープワークからオスプレイは華麗なバク宙。しかし、ライガーはカウンターの風車式バックブリーカーを決める。たまらずオスプレイが場外にエスケープするが、ライガーはエプロンからトペ・コンヒーロを炸裂。そのままライガーは場外のフロア上で垂直落下式ブレーンバスター。そして、リングに戻ると筋肉ポーズで歓声を集める。オスプレイはカウント19でリングになんとか生還。
すると、ライガーは掌底をお見舞い。さらにライガーボムを決めるが、オスプレイはカウント2でキックアウト。勢いに乗るライガーは雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、オスプレイは一回転して着地。左足首を痛めた素振りを見せるも、ハンドスプリング式のスピンキック。これで場外に落ちたライガーに、オスプレイはサスケスペシャルを敢行。
オスプレイはライガーをリングに戻すと、ロープに飛び乗るときに右足だけを使用してスワンダイブのラリアット。そして、その場飛びシューティングスタープレスを決めるが、ライガーはカウント2でキックアウト。
続いてバックの取り合いから、オスプレイはライガーを前方にスロー。ライガーがセカンドロープにもたれかかると、オスプレイはミステリオの前で619を繰り出す。しかし、ライガーは寸前でかわし、ロープへ。だが、オスプレイはライガーを踏み台にキックで一回転。すると、ライガーはスキをついて浴びせ蹴りをヒット。
ライガーがロープに走るも、オスプレイはカウンターのその場飛びスパニッシュフライ。そして、コークスクリューキックを決め、オスカッターを仕掛けるが、こらえたライガーは垂直落下式ブレーンバスターへ。だが、オスプレイはなんとかカウント2ではねかえす。
ここでライガーは「オーバー!」とフィニッシュを宣言し、オスカッターをトップロープに固定。そして、雪崩式の垂直落下式ブレーンバスターを繰り出し、フォールに入るも、オスプレイはカウント2で足を伸ばしてロープエスケープ。
ならばとライガーは渾身の掌底を狙うも、かわしたオスプレイはバックから死角をついたトラースキック。そして、ロープに走るも、待っていたのはライガーのカウンターの掌底。オスプレイは一回転してダウンするも、フォールはカウント3寸前でキックアウト。
ライガーは雄叫びを上げると、もう一度掌底を狙うが、オスプレイはその腕に巻きついて後方回転し、掟破りのライガーボム。ライガーはカウント2で跳ね返すが、オスプレイはキックのコンビネーションで動きを止めると、ついにオスカッターを炸裂。これで3カウントが入り、オスプレイが熱闘に終止符を打った。