ロス大会のオープニングマッチは、“ROPPONGI 3K”ロッキー・ロメロ&SHO&YOH vsクリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアン&スコーピオン・スカイ!
まずは、ロッキーとスカイが先発で試合開始。
両者、ロックアップからロッキーがスカイのリストを絞り上げると、スカイは独特のムーヴで逆にロッキーのリストを渋り上げ、両者逆水平チョップを展開。
続く、YOHとカザリアンの場面、カザリアンがショルダー・タックルでYOHをリングに叩きつけると、YOHは跳ね起きからジャンピング・エルボーアタックで応戦し、SHOとタッチ。
SHO&YOHは合体のドロップキックでダニエルズを場外に転落させると、カザリアンはSHOの顔面をかきむしり、スカイとタッチ。
SHOはカウンターのドロップキックをスカイの顔面に叩きつけると、YOHとタッチ。
YOHはブレーンバスターでカザリアンを投棄すると、エルボーの連打からロープへ。
すると、ここはダニエルズが場外からYOHの足を取りリングに寝かせる。
直後にカザリアンはロープへ飛ぶが、足を踏み外す形で低空のドロップキックをYOHの顔面に見舞う。
足を気にしながらも、カザリアンはなんとかダニエルズとタッチをかわす。
ダニエルズはYOHの顔面にジャンピングフロントハイキックを的中させると、すぐさまカザリアンとタッチ。
カザリアンはギロチンドロップからフロントネックロックを極め、YOHを自軍に連れ帰ると、YOHとトップロープに固定し、YOHの顔面を蹴り上げる。
さらに、場外へ転落したYOHに対し、ダニエルズがムーンサルトプレスを的中させ、タッチをかわしたスカイがリングに戻されたYOHへサンセットフリップを発射。
苦しい状況のYOHはカザリアン&スカイの攻撃をかわすと、やっとのことでロッキーとタッチ。
ロッキーはダニエルズ&カザリアンをヘッドシザース・ホイップでリングに叩きつけると、ダニエルズ&カザリアンに串刺しラリアット&両腕ラリアットを決める。
続けて、ロッキーはスワンダイブ式のミサイルキックをカザリアンの背中に見舞うと、両軍入り乱れる中、スカイが場外のSHOにノータッチ・トペ・コン・ヒーロを発射。
混戦の中、スカイがダニエルズにスタナーを誤爆させると、YOHがスカイに延髄斬りを放つ。
SHO対スカイの場面、YOHが場外のダニエルズにプランチャを的中させる中、SHOは連続のジャーマンでスカイを投げ捨てる。
そして、YOHと合体のジャンピングニー、バッククラッカーを連続で決め、最後はとどめの3Kを炸裂させ、スカイから3カウントを奪った。
ロッキー「SHO、YOH、座れよ。いい試合だったな!これこそ、ショーを始めるにふさわしい試合だ。ロングビーチでの『STRONG STYLE EVOLVED』というパーティーの幕開けだ。そして、“ROPPONGI 3K”としてはアメリカデビュー戦で、ROHのシックスメンタッグチャンピオンを倒した。これは、アイツらのタイトルに挑戦してもいいって事じゃないか? いつでもどこでも、お前たちが決めていいよ。ドーゾ!こっちはいつでもいいからな。L・I・Jに言いたい事がある。お前たちにベルトを盗まれてから、エル・デスペラードとカネマルがしゃしゃり出て来て、本来の持ち主のところにベルトがない状態だ。SHO&YOHは本物だ。日々トレーニングして鍛えている。お前たち4人なんて比較にならない。さぁ、ここでタイトルマッチを正式に決めよう。IWGPジュニアタッグチャンピオンシップだ!もうお遊びは終わり。ROPPONGI 3Kがベルトを返してもらう。じゃ、またね!」
YOH「アイム、イングリッシュ、パーフェクト!(※ロッキーに向かって)イッツ、トゥルー。サンキュー。まず、今日なんですけど、その……なんて言うんでしょうね。ボクら、ロサンゼルスで大会するのは2回目で。まぁ、その時はちょっとあの衣を着てたんですけど、その衣がとれたんで、その分、すごい身軽になったっていうか、水を得た魚のように生き生きとしてますね。あの時はちょっとToo Fatだったですね、油をすってたんで。そう、海外から帰ってきてからの半年間、ここでかなり成長できたと思うんでね。で、その一つ、今回のテーマは『やっぱり自分たちらしくいこう』ってことで、そっちの方が、ボクらしく闘えるかなってことで、今後も、タイトルマッチもあるんでね、それに向けてしっかりやっていきたい思います。今日の勝ちは嬉しいですね、素直に。その分、成長できたかなってとこなんで。っていうとこですね。以上です」
SHO「いま、ロッキーが言ってくれたことを日本の皆さんにわかるように、うまく翻訳したいと思います。それと、YOHが言ってくれたこと、俺たちらしく、俺たちにしかできないこと、これからも世界に俺たちのリングネーム、S・H・O、Y・O・H。なぜ、アルファベットなのか? そう、世界を見てるから。あぁ、それが全てだよ。だけど、いまの俺の頭の中はね、4.1両国でベルトを獲り返すこと、それしかないよ。行きの飛行機もそればっかり考えてた。寝てねぇ!寝れてねぇ!!必ずベルトを獲り返します!」
YOH「(※インタビュールームを出ようとするSHOに向かって)シビれなくていいんですか?」
SHO「またね!」
――ROPPONGI 3Kの“3K”は、ロッポンギ・バイスの3,000倍強いという意味と言ってますが、その強さとは?
ロッキー「試合を見たことがあるだろう? 昨年10月のデビュー戦、コイツらはリコシェとタグチからベルトを奪った。そんな事、AJスタイルズだってできない事だ。みんなコイツらにもっと注目するべき。正々堂々と闘ったらコイツらの相手になるヤツはいない。前回の試合では毒霧や酒をかけられた。今回はしっかり闘ってもらう」
――SHO&YOHがアメリカで試合することについて。
SHO「アイアム エンジョイ」
YOH「ミー、トゥー」
ロッキー「前回のLA大会からまだ1年足らず。最初は経験も足りなければ集中するべき方向性も定まっていなかった。でも今は違う。ここ半年で急成長を遂げた。俺ももう自分をコーチとは思っていない。なぜならタイトルを獲得したのはこの2人であって、強くなったのも2人。今、俺たちの立場は対等だ」
――ロッキー・ロメロと一緒にいることで学んだことは何か? 一番、自分の中で大切だなと思った学びは何でしたか?
YOH「まぁ、彼は凄くスマートなんで。実績もあるじゃないですか? 何回もチャンピオンになってるし。そこの戦略的な部分ですよね。どうすれば、このタッグとしてもっとまとまるのか、どこでどういう技を出したらいいのか、試合の組み立てですよね。仕方っていうか……そういうのは、すごいアイデアを持っているので、そういう部分をどんどんどんどん皆でトークして完成させていってますね。そこはデカイですよ」
SHO「まぁ、もちろんだけど、こうやって一緒にいるってこと……俺たちの試合の時もリングサイドにいてくれるってだけで、精神面がすごい俺たちチーム……どんどん勝っていこうっていう……精神面がすごい上がってると思う」
YOH「あ、あと可愛い」
SHO「ちっちゃくて!?(笑)」
ロッキー「(※笑いながら)サンキュー」
※ダニエルズ&カザリアン&スカイはノーコメント