棚橋とザックが対決する『NEW JAPAN CUP 2018』決勝戦。棚橋が勝てば、第1回(2005年)、第4回(2008年)に次いで3回目の優勝、ザックが勝てば初優勝となる。
試合開始前、ザックのセコンドとして登場したTAKAみちのくが、マイクアピールを敢行。
TAKA「『NEW JAPAN CUP 2018』決勝戦、ザック・セイバーJr.対棚橋弘至、勝つのは誰ですかー!(※場内騒然) 優勝するのは誰ですかー!(※場内騒然) 『NEW JAPAN CUP』トーナメントを優勝するのは、いつ何時どんな体勢でも関節技・サブミッションホールドが極めれるこの男、無限のサブミッションホールドを持つこの男、内藤哲也、飯伏幸太、SANADA、数々の強豪を破って決勝に上り詰めたこの男、ヒー・イズ! サブミッションマスター。ヒー・イズ! Z・S・J。ヒー・イ~ズ、ザック! セイバ~~~~Jr.~!(※大拍手) ザックの前に立ちはだかるヤツはみな、その関節技にギブアップあるのみ。ジャスト! タップ! アウト!(※フーイング&歓声) それでは決勝戦、始めましょうか。棚橋弘至、カモン・オーバー・ヒア!」
ここから棚橋が登場し、ようやく試合開始のゴング。序盤はザックが得意のグラウンドへ持ち込み、棚橋を翻弄する。それでも棚橋は腕を取るが、ザックが切り返して脚を極める。
その後、棚橋がヘッドロックで絞るが、またもやザックが切り返し、変型ネックシザースを極める。それでも棚橋は再びヘッドロックを極め、ショルダータックルで追撃。
その直後、棚橋はまたもやヘッドロックで絞り、河津落としへ繋げる。ところが、ザックがネックシザースで巻き返し、棚橋をロープエスケープさせる。
これでペースを掴んだザックは、リバースクロスフェースからトーキック連射。さらに、オーバーヘッドキックで棚橋の右腕を蹴ると、ジム・ブレイクス・アーム・バーで追い討ち。
それでも棚橋は、ザックに太陽ブローとエルボースマッシュを浴びせ、カウンター両脚キックで突進を止める。すると、ザックは腕にフロントハイキックを見舞うが、棚橋がカウンターフライングフォーアームでなぎ倒す。
棚橋の攻撃は続き、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップ。すると、ザックは卍固めで巻き返すが、棚橋が脱出してドラゴンスクリューを見舞う。
続いて棚橋はスリングブレイドに行くが、ザックがかわしてコブラツイストを極める。 ここから両者が互いにコブラツイストを仕掛けたのち、棚橋が変型パワーボムでザックを叩きつける。
それでもザックは、棚橋の背中に張り付いてスリーパーホールド。そして、そこから移動して三角絞めに移行する。だが、棚橋が上体を起こしてザックの顔面にストンピングを見舞い、その体勢からテキサスクローバーホールドを極める。
それをザックが切り返して腕ひしぎ逆十字固めに行くが、棚橋が上体を起こしてドラゴンスクリュー。これでザックが場外へ落ちると、コーナー最上段からボディアタック式ハイフライフローを食らわせる。
リングへ戻り、ザックがカウンターエルボースマッシュで反撃。その後、場外へ落とされそうになった棚橋が、ロープを利用した逆上がりでリングへ戻ろうとする。ところが、ザックが待ち構えて脚を取り、棚橋をロープエスケープさせる。
続いてザックは棚橋の右膝にストンピングを連射し、腕にはステップキックを連発して行く。その脚を棚橋がキャッチすると、ザックは両脚で絡みついてフロントネックロックを極める。
しかし、棚橋がネックツイスト3連発で脱出し、コーナー最上段からボディアタック式ハイフライフローを放つ。ところが、ザックが回避すると同時に脚を取り、アンクルホールドで逆襲。
その後、両者がエルボースマッシュ合戦を繰り広げ、棚橋がハイキックをかわす。しかし、ザックが直後に水面蹴りを見舞ってダウンを奪い、ランニングローキックを発射。これを棚橋がキャッチしてドラゴンスクリューを繰り出すも、ザックが倒れずにヨーロピアンクラッチで押さえ込む。
これを返した棚橋は、エルボースマッシュでザックをダウンさせる。すると、ザックが逆さ押さえ込みを仕掛けるが、棚橋がこらえて切り返しに行く。ところが、ザックが足元へ潜り込み、またもやヨーロピアンクラッチでフォール。それでも棚橋が肩を上げると、間髪入れずにランニングローキックを食らわせる。
続いてザックは脚を取りに行くが、棚橋が抵抗してドラゴンスープレックスを仕掛ける。そこからザックが逃れてロープへ走るが、棚橋がカウンタースリングブレイドでなぎ倒し、ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを狙う。
その直後、棚橋はうつ伏せになったザックをハイフライフローで押し潰す。そして、ザックを仰向けにして再びハイフライフローを敢行するが、ザックがかわして自爆させる。
両者へ向けた大歓声で場内が騒然となる中、棚橋は後方回転エビ固めを繰り出す。ところが、ザックが切り返して脚を取り、オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスで捕獲。これで棚橋が力尽き、ザックが『NEW JAPAN CUP 2018』の覇者となった。