第7試合は棚橋とIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、それぞれデビッド・フィンレー、チャッキーTを引き連れて対峙。棚橋は3.21長野での『NJC』決勝で勝利した場合、4.1両国でIWGPヘビー挑戦を選択する可能性もあるだけに、オカダとのマッチアップには注目が集まる。

 

　その棚橋とオカダが先発。ロックアップで組み合うと、オカダは棚橋をロープに押し込み、エルボーを叩き込むと見せかけてクリーンブレイク。すると、棚橋が突進し、これをオカダはキックで迎撃しようとする。しかし、棚橋はその足にエルボーを落とし、ヘッドロックへ。オカダは切り抜けて、逆にヘッドロックに固める。
　続くロープを使った攻防では、オカダがショルダータックル。そして、もう一度ロープワークの展開に移ると、オカダはスキをついてレインメーカーの体勢へ。これを切り抜けた棚橋はドラゴンスープレックスを狙うが、オカダもディフェンス。しかし、棚橋は巻投げ。負けじとオカダもヘッドシザース。ここで両者が一旦距離を取ると、場内は拍手に包まれる。
　ここでオカダはすかすようにチャッキーとスイッチ。それを見て棚橋もフィンレーとタッチ。ロープワークの攻防から、チャッキーはグラウンドにうまく持ち込んでシャープシューターを狙うが、フィンレーはキックで切り抜ける。ならばとチャッキーは串刺し攻撃を狙うも、かわしたフィンレーはフライングエルボー。
　続いてフィンレーは串刺し攻撃を仕掛けるが、チャッキーはキックで迎撃し、ミサイルキックをヒット。ここでオカダが棚橋を場外戦に持ち込み、鉄柵に叩きつける。チャッキーはフィンレーをボディスラムで投げつけ、オカダにスイッチ。
　オカダは雄叫びを上げながらストンピング、ハンマーパンチ、そしてエルボー。さらにセントーン・アトミコをお見舞い。次はチャッキーも雄叫びを上げてキック。しかし、フィンレーはスキをついて前方回転エビ固め。だが、フォールを返したチャッキーはパンチ。そして、ヒゲを引っ張って自軍コーナーに連れ込み、オカダとタッチ。
　オカダはフィンレーにチンロック。フィンレーはエルボーで切り抜けるが、オカダはコーナーに投げつけて串刺し攻撃へ。これをキックで迎撃したフィンレーは、ロープに走る。カウンターでオカダに捕らえられるも、すかさずフィンレーはバックドロップ。
　スイッチした棚橋はオカダにパンチからフライングフォアアーム。続いてチャッキーにもヒップトス。さらにオカダにドラゴンスクリューを決め、セカンドロープからサンセットフリップを炸裂。そして、スリングブレイドを狙うが、オカダはかわしてエルボー。続いてオカダは串刺しエルボー、DDT。さらにリバースネックブリーカーの体勢に入るも、棚橋は切り抜けてロープへ。だが、オカダはカウンターのフラップジャック。
　スイッチしたチャッキーは棚橋に串刺しドロップキック。そしてブレーンバスターの体勢に入るも、棚橋はツイスト&シャウトで切り返す。次はフィンレーが串刺しエルボー連発、そしてセカンドロープからフライングエルボー。だが、チャッキーもソールフードで応戦。そして、突進してきたフィンレーをパワーボムで叩きつける。ここでフォールに入ると棚橋がカットに入るが、チャッキーがよけたためにフィンレーに誤爆。
　ここでチャッキーとオカダは棚橋を場外に排除。そして、フィンレーにトレイン攻撃。そこからオカダはネックブリーカードロップ。すぐさま、チャッキーがトップロープから追撃のダイビングフットスタンプ。そしてクロスクラブを決めるが、棚橋がカット。
　しかし、オカダが棚橋を捕らえ、ドロップキックを放つ。それをかわした棚橋がスリングブレイドを狙うも、オカダもかわしてレインメーカー。しかし、切り抜けた棚橋は強烈な張り手一閃。そしてロープに走るも、オカダはカウンターのドロップキックを炸裂。
　リング上、フィンレーはチャッキーに串刺し攻撃を狙うが、チャッキーはニーアタックで迎撃。そして、フィンレーをトップコーナーに設置するとオーフルワッフルを狙う。だが、切り抜けたフィンレーは逆さ押さえ込みへ。これで3カウントが入り、フィンレーがチャッキーからフォール勝ちを収めた。

 

　試合後、棚橋がフィンレーに駆け寄って喜びをわかちあう。オカダはIWGPヘビーのベルトを高々と抱え上げ、棚橋にニヤリと笑いかけて退場。棚橋とフィンレーは場内に勝利をアピールし、リングをあとにした。