第6試合は3.18静岡での『NJC』準決勝で対峙するSANADAとザック・セイバーJr.の前哨戦。内藤哲也&SANADA&BUSHI高橋ヒロム組とザック&TAKAみちのく&金丸義信&エル・デスペラード組による8人タッグ。
リングインしたTAKAはマイクを握ると「『NEW JAPAN CUP 2017』、いよいよ四強まで絞られました。棚橋弘至、ジュース・ロビンソン、SANADA、ザック・セイバーJr.。優勝するのは誰ですか!? 準決勝、SANADAvsザック・セイバーJr.、勝つのは誰ですか!? 優勝するのはいつなんどき、どんな体勢でも関節技、サブミッションホールドを決められるこの男! 無限のサブミッションホールドを持つ、この男! そして、内藤哲也と飯伏幸太に勝ったこの男! He is Submission master, He is ZSJ, He is Zack Sabre Jr.! ザックの前に立ちはだかるやつはギブアップあるのみ。ジャストタップアウト! それでは前哨戦、始めましょうか。内藤、BUSHI、ヒロム、イ・SANADA! カモーン、オーバーヒア!」と、L・I・Jを呼び込む。L・I・JはSANADAのテーマ曲で入場。SANADAはIWGPタッグのベルトを日本携えてリングイン。
先発はSANADAとザック。場内は「SANADA」コールが優勢。SANADAがリストを取るも、ザックはうまく切り返す。だが、SANADAも負けじとアクロバティックな動きで切り抜ける。
続いて力比べではSANADAが押し込むも、ザックはブリッジワークを使い、そこから瞬く間にSANADAをサーフボードストレッチにきってとる。しかし、SANADAも力で押し返し、ザックにサーフボードストレッチ。だが、ザックは前方に回転して脱出し、SANADAにキックからコブラツイストを狙うも、SANADAはエルボー。そして、ザックをロープに飛ばすが、ザックはあっという間にコブラツイスト。だが、前方に叩きつけたSANADAはパラダイスロックへ。しかし、ザックは決めさせない。続くコブラツイストのかけあいでは、互いに決めさせず回転しながらロープへ。
次は内藤とデスペラードが対峙。すると、内藤を背後からTAKAが奇襲。しかし、内藤はTAKAにエルボー、デスペラードにアームドラッグ。さらにデスペラードに変形ネックブリーカー、低空ドロップキックと流れるようにたたみかける。
スイッチしたBUSHIは脱いだTシャツでデスペラードにチョーク攻撃。続いてヒロムがデスペラードのマスクのヒモをつかんで振り回し、逆水平チョップと張り手を連発。そこからヒロムはロープに走るが、金丸が足を引っ張って場外に引きずり込み、鉄柵に叩きつける。さらに金丸は鉄柵を踏み台にしてギロチンドロップ。
鈴木軍は場外戦でL・I・Jを翻弄。ザックは場外でSANADAにコブラツイスト。デスペラードは内藤を鉄柵に叩きつける。さらにデスペラードはパイプイスを内藤のノド元に押し付ける拷問攻撃。
戦場がリングに戻ると、金丸がヒロムに激しいストンピング連打。さらに顔面に踏みつけ、エルボースタンプとエグい攻撃。そしてヒロムの後頭部に低空ドロップキック。
スイッチしたTAKAの胸板に、ヒロムが強烈な張り手。だが、TAKAはヒロムのスネを蹴ると、ストンピングから自軍コーナーに引きずり、デスペラードとタッチ。
デスペラードはヒロムの左足にフライングボディプレス。そしてピンチェ・ロコを狙うが、ヒロムは必死にロープエスケープ。デスペラードはロープに走るが、ヒロムはティヘラ。そして、SANADAにスイッチしようとするも、デスペラードが阻止。しかし、ヒロムはカウンターのラリアットをヒット。
次はSANADAとザックが対峙。エルボー合戦に競り勝ったSANADAがコーナーに飛ばすも、ザックはSANADAの股をくぐり抜け、腹部にヘッドバット。そしてヨーロピアンエルボー。続くロープワークの展開では、SANADAがリープフロッグ二連発からドロップキック一閃。
SANADAはザックを担ぎ上げようとするが、ザックはスリーパーに捕らえ、フロントネックロックに移行。さらにアームロックを決め、ブレーンバスターの体勢に持ち込むが、SANADAはスタンディングのドラゴンスリーパー。しかし、ザックも脇固めで切り返し、飛びつきの腕ひしぎ逆十字。
切り抜けたSANADAはもう一度スタンディングのドラゴンスリーパー。だが、ザックもうまく返し、SANADAの右腕にオーバーヘッドキック。続けて左腕にもオーバーヘッドキックを放ち、エルボーを連発。しかし、三発目をかわしたSANADAは逆さ押さえ込み。これをザックが返すと、間髪入れずに低空ドロップキック。
スイッチしたBUSHIはザックにストンピング。だが、ザックもフライングメイヤーからBUSHIの頭を両足ではさんでツイスト。続いて鈴木軍はBUSHIにトレイン攻撃を狙うが、BUSHIは切り抜ける。しかし、金丸が低空ドロップキックで動きを止めると、デスペラードがエルボー。そして、TAKAがバイシクルキックを叩き込むも、フォールはカウント2でキックアウト。
BUSHIはTAKAにフランケンシュタイナーのように飛びつくが、こらえたTAKAはジャストフェースロックへ。これは内藤がカットインするも、TAKAがゼロ戦キック。返す刀でTAKAはBUSHIの顔面にランニングニー。
続くTAKAの串刺し攻撃をBUSHIがかわすと、間髪入れずにヒロムがTAKAに串刺しラリアット。そして、L・I・Jがトリプルのサンドイッチ式低空ドロップキック。最後はBUSHI&ヒロムがインスルヘンテスを決め、TAKAを沈めた。
ヒロム「アーーー!!!アーーー!!!アーーー!!!アーーー!!!3K!そんなに俺たちにかまってもらえねぇのが嫌だったのか!? なぁ!? 寂しかったのか!? 3K!なぁ、本当のこと言ってやるよ!本当のこと言ってやるよ!マジで!マジで!オマエら、3Kには興味がないんだ。これは、プロレス的なことじゃないぞ。本当に興味がないんだよ……なぁ、新日本プロレスさ~ん。絶対に、3WAYなんて、やめてくれよ。なぁ? 俺たちと鈴木軍、楽しませてくれよ。そぉ!もっと!もっと!!もっと!!!もっと!!!!もっと!!!!!もっと!!!!!!みんなでぇ!!!た~のしませくれぇ……」
BUSHI「オイ!金丸!デスペラード!俺らにやらせろよ。俺らにオマエらの持ってるIWGPジュニアタッグベルト、挑戦させろ。今頃やってきた3Kなんかよりも、俺とヒロムに先にやらせろ。奪ってやるぜ。EN SERIO!マ・ジ・で」
※内藤、SANADAはノーコメント
TAKA「ああ……ああ……おえぇ……(※とえづきながら退場)」
ザック「何度も言ってると思うけど、TAKAを過剰に攻撃しないでほしい。『タカを壊さないでほしい』って何度言ったらわかるんだ。俺にはTAKAが必要だし、大切なんだ。そして、SANADA!イケメンさんでそれはそれでいいことだ。サブミッションもいい動きをするんだな。危険な相手かもしれないけど、自分にとっては関係ない」
金丸「ああ……ああ……」
デスペラード「え〜っと、誰だっけ今の……」
金丸「クソッたれが……」
デスペラード「どんだけ卑怯なの、お前らは。お前ら、今日、試合あったっけ? どんだけ卑怯なんだよ、お前らはよ。『あんな勝ち方でチャンピオンでなんだかんだ』って、負けたのはお前らだろうが。顔じゃねぇんだ」
金丸「オイ、いつでもいいぞ、クソガキが!」
デスペラード「俺はいいよ、もう。こんな卑怯なヤツらとやりたくない。“正々堂々”が俺たちのポリシーだから。あんなヤツらの相手してらんねぇな。それより、BUSHI。ヒロムは前から言ってたな。BUSHI、お前、ようやく今日来たな。楽しくやろうや」
YOH「おいおいおい!オイ!なにテメェらだけ盛り上がってんだ、オイ!この“毒霧うんこ爆弾”が!オイ!俺らもまぜろって。もう一回やらせろよ、納得いかないね。テメェら、ぶっとばしてやる!」
SHO「大田区で俺の顔面に盛大に墨を吐きやがった、あのタコヤロー!それと、いまベルト持ってる鈴木軍の2人。あぁ、確かに俺は負けたよ、あぁ、負けた。でもあんな勝ち方、前チャンピオンとして今のチャンピオンを、チャンピオンとして認めるわけねぇだろ!あぁ、やらせろ!奪いとってやる!」