第3試合はROPPONGI 3K(SHO&YOH)のIWGPジュニアタッグ王座に、BUSHI&高橋ヒロム組、金丸義信&エル・デスペラード組が挑む3WAYマッチ。鈴木軍ジュニアは2.10大阪大会で3Kと対戦すると、SHOを下して挑戦をアピール。一方のL・I・Jコンビも2.14沖縄でSANADAとのトリオで、オカダ・カズチカ&SHO&YOHと対戦。YOHを破り、ベルト奪取を宣言した。これを受けて、3チームによる王座戦が実現することに。
開始のゴング前、デスペラードがSHOを突き飛ばして挑発。そして、鈴木軍ジュニアはリング外へ回避し、高みの見物を決め込む。リング上、YOHとヒロムが向かい合うかたちで開始のゴング。ヒロムは強烈な張り手をYOHの胸板に叩きつける。しかし、YOHもやりかえし、激しい張り手合戦。
続いてヒロムはショルダータックル、さらに逆水平チョップでダウンを奪う。しかし、YOHも逆水平チョップから、両足でヒロムの頭部をはさんでティヘラ。続いて、ROPPONGI 3Kはヒロムを連携の低空ドロップキックで場外に落とす。さらにBUSHIをドロップキックで落下させると、二人同時にノータッチ式トペ・コンヒーロを狙う。だが、鈴木軍ジュニアが足を引っ張って妨害。
すると、L・I・Jタッグが鈴木軍を奇襲。戦場がリングに戻ると、BUSHIがTシャツでSHOにチョーク。続いてL・I・Jは二人がかりで変形のフェイスバスター。さらにBUSHIがロープに飛ぶも、金丸が無理やりタッチして試合の権利を奪う。
金丸はSHOのドロップキックをかわすと、高々とショルダースルー。そして、顔面を踏みつけていく。次はデスペラードがSHOの顔面を踏みつけてから、無理やり立たせてボディスラム。さらに腰にジャンピングボディプレス。
SHOはデスペラードに張り手を返していくが、デスペラードはスパインバスターで応戦。ここでBUSHIがデスペラードのフォールを阻止。そして、ヒロムが無理やりタッチしてリングイン。ヒロムはSHOに逆水平チョップから、串刺しラリアット、低空ドロップキックとたたみかける。するとデスペラードがリングに入り、ヒロムとつかみあいに。さらに金丸が入り、SHOに串刺しキック。そして、雪崩式ブレーンバスターを敢行。ここから金丸は逆エビ固めへ。SHOは必死にロープエスケープ。
金丸は挑発しながらSHOにストンピング。そして、タッチアウトを狙うが、SHOは切り抜けてバックへ。だが、腰の痛みで投げることはできず。しかし、意地でブレーンバスターを金丸に決める。
続いてYOHが金丸とデスペラードにドロップキックを連発。続く串刺し攻撃は金丸にディフェンスされるも、YOHは金丸にカンガルーキック。そして、デスペラードにドラゴンスクリューをお見舞い。さらに金丸にはフライングフォアアーム。YOHはブレーンバスターを狙うが、こらえた金丸はカウンターの低空ドロップキック。そして、首筋にエルボー叩きこんでからロープに飛ぶが、ヒロムが足を捕らえて妨害。すかさずBUSHIがタッチして試合の権利を奪うも、金丸はBUSHIにエルボー。
そして、金丸がロープに飛ぶと、L・I・Jタッグはダブルのリープフロッグからヒロムがカウンターの正面飛びドロップキック。リング上、BUSHIはYOHの足を捕らえるが、YOHは延髄斬り。
ここでSHOがリングインすると、BUSHIに強烈なエルボー。そして、飛び込んできたヒロムをエプロンに追放し、低空ドロップキックで場外フェンスまで吹っ飛ばす。返す刀でBUSHIにはスピアー。だが、ここで鈴木軍が乱入。しかし、SHOはスピアーで二人まとめて吹き飛ばす。
続いてSHOはBUSHIの即頭部にキック。ここからジャーマンを見舞い、二発目を狙うが、これはヒロムが阻止。そして、ヒロムはロープに走ると見せかけ、エプロンのデスペラードにトップロープ越しで前方回転エビ固めの要領で叩きつける。
リング上、SHOがBUSHIをロープにとばしてラリアットを狙うが、かわしたBUSHIはその勢いを利用して金丸にトペ・スイシーダ。すると、ROPPONGI 3Kが場外のL・I・Jに空中技を狙う。YOHはヒロムにノータッチ式トペ・コンヒーロを決める、SHOに対してはBUSHIがいち早くリングに戻って阻止。
リング上、SHOとBUSHIがエルボー合戦。そこにYOHも入り、ROPPONGI 3Kはダブルのジャンピングニー。そして、合体のフェイスバスター。さらにSHOがバッククラッカーを見舞うと、YOHがドロップキック。ここでROPPONGI 3Kは3Kを狙うも、ヒロムが背後からYOHを捕らえてジャーマン。さらにヒロムがレフェリーの死角を作ると、BUSHIがSHOに毒霧。ここでブシロールを狙うが、今度は金丸がBUSHIの顔面に酒を噴射。
混戦模様のリング上、金丸はヒロムに急所蹴り。すると、デスペラードがSHOをエルエスクレロで下して、鈴木軍がまんまとジュニアタッグ王座を奪取。
試合後、ヒロムはニヤリと笑い、金丸の残したウィスキー瓶を持って退場。
デスペラード「(※頭を押さえて金丸とともにインタビュースペースに現れると、うずくまって)イッテーーーッ! バカヤローッ!」
金丸「オイ、見たか!オラ、若造2人!顔じゃねぇんだ!ヒロム、BUSHI、テメェらも一緒だ!ココ(※腕を叩く)とな、ココ(※頭を指差す)が違うんだよ!好き放題やって、最後はおいしいところをもらう。オマエら、何の文句もねぇだろ!みんなやってることは一緒だろ!」
デスペラード「正々堂々だ!これだけグッチャグチャになっててもよぉ、試合権利は最後まで守ってんだぜ、俺たち!こんなにクリーンなチャンピオン、なかなかいねぇんじゃねぇの!? 適当にレフェリーが見てねぇからって、タッチもしねぇような他のどうしようもねぇチャンピオンたちとは、(※肩にかけていたベルトを叩く)脳みその出来と、いろんなモノが違うんだ!特にあの若者2人、何だ、オイ!思ったほどじゃねぇとは思ってたけど、ここまでとは思ってなかったぞ!」
金丸「何も感じねぇけどな!ここまで来るのに。まぁ要するに、顔じゃねぇんだよ!」
デスペラード「オイ、ロス・インゴの2人!ヒロム、パワーボムだけだ、今日のダメージはよぉ。それだけ!しかも試合権利のない俺に急にやってくるなんて、ヒドいヤツだ!考えらんねぇよ!オマエらはチャンピオンの器じゃねぇ!俺たちがチャンピオンの器だからベルトが来たんだ。よく考えてみろ、オマエ俺のこと、魚のフンだとか金魚のフンだとか言ったよな!? 金魚のフンに負けた気持ちはどうだよ、アハハハ!ケツの紙以下の価値しかねぇよ!」
ヒロム「(※退場口の通路で)面白ぇよ、鈴木軍!ハハハハハ!面白ぇよ!(※と言いながらインタビュースペースに到着)やってくれたな!やってくれたな鈴木軍!面白ぇ!面白ぇ!こんな興奮したの、久しぶりだよ!また違った意味でな、興奮するぜ!正々堂々じゃない!? 正々堂々じゃない!? 知らねぇよ!3WAYなんて、もともとルールがあってないようなものだからな、面白ぇよ、ヤツらの方が一枚上手だったな!だったら、3Kはもういらねぇよ!な、鈴木軍!俺たちと、やろうぜ、タイトルマッチ!楽しみで仕方ねぇよ!ヘヘヘ!(※金丸から奪った角瓶をかざしながら)面白ぇモンもらったぜ!ハハハハハハ!」
BUSHI「オイ、金丸、デスペラード!テメェら、やってくれたな!今だけだ!今だけオマエら、ベルト預かっとけよ!俺とヒロムで奪ってやる、忘れんなよ!」
ロッキー「まず初めに、レフェリーのケンタはどうなってんだよ!? デスペラードだって反則してたじゃねぇか!クソッ!NBAみたいに試合の流れをビデオで見直したら、結果はすぐ分かるだろ!? そして俺たちがまだチャンピオンだってことがまだ分かるだろう!そもそも俺は、スズキグンにはウンザリなんだよ!スズキグンは“ウンコ”だ!アイツらと付き合ってくのは無理だ!オマエらはとっとと他団体に帰れよ!新日本のファンだって、オマエたちを求めてなんかいないんだよ!オーサカから始まって、ここまで大変な思いをさせられた。ここからはしっかりと立て直して、リベンジすることにしよう!俺もカントクになる前は、もちろんバリバリのファイターだった。もしも、アイツらがああやって裏をかくようなズルいスタイルを貫き通すなら、ROPPONGI 3Kには俺がアイツらにそういう戦法を教えてやる!俺のレパートリーを伝授してやる!それでリベンジだ!ヒロムとBUSHIも忘れてねぇからな!」
YOH「オイ!だから言ったんだよ、オイ!鈴木軍はウンコだってさぁ!アイツら、クソだよ、クソ!納得いかないね。全然納得いかないね。もう1回だ。もう1回!俺らに挑戦させろ!挑戦!? もう1回だ!3Kで沈めてやるよ!」
SHO「クソクソクソクソクソ、クソーッ!アーッ、いきなり、いきなりだよ、目の前が真っ暗になっちゃった!確かにベルトは失ったかもしんねぇよ、獲ったのはあの2人!? あんな獲り方で!あんな獲り方でチャンピオンになって、その先、いいのかよ!? お先真っ暗なのは、オマエら2人なんじゃねぇのかよ!もう、俺の目の前は真っ暗じゃない。先は見えてんだよ!あんな負け方で納得行くと思ってんのかよ!前から前から前から!鈴木軍のヤツらは大、大、大大大大大……大ッ嫌いなんだよ!俺がデビューした頃から、アイツらのことは憎んでるからな!そのうち、そのうちだ、3Kで顔面をマットに打ち付けて、3カウントだけじゃねぇよ!ケガさせて欠場もさせてやる!マジで狙ってやるからな!こんなんで納得行くか!必ず、3K、俺たちが、ベルトは取り返す!」
ロッキー「スズキグンなんかDクラスだ!俺たちはAクラスのタッグチームなんだ!だからアイツらは、テキサスかどっかの田舎でやってるようなインディー団体にでも行けばいいんだよ!クソ!ウンコ!どっか行っちまえ!リベンジはビッチだ!覚えとけよ!」