3月9日(金)後楽園ホールで行われる『NEW JAPAN CUP 2018』1回戦を前に、ジュースと高橋が前哨マッチで対決。
序盤、フィンレーのリープフロッグをヒクレオが受け止め、ニュートラルコーナーへ叩きつける。しかし、フィンレーが次の串刺し攻撃を逃れ、串刺しエルボースマッシュ2連発で逆襲。さらに、コーナー2段目からフライングボディアタックを浴びせる。
だが、ヒクレオがカウンターラリアットで逆転し、フィンレーの頭部を踏みにじる。これでフィンレーは動きが止まってしまい、ヒクレオが串刺しラリアット、アバランシュホールド、踏みつけ攻撃、裕二郎がランニングギロチンドロップ、串刺しフロントハイキック、顔面かきむしりなどでいたぶり続ける。
しかしフィンレーは、カウンタードロップキックで裕二郎に逆襲。ようやく出番となったジュースがラリアットで裕二郎に先制し、フロントスープレックス、顔面パンチ連射で追撃して行く。
だが、裕二郎がジュースの脚を取って転倒させ、低空ランニングフロントキック、フィッシャーマンバスターで報復。するとジュースは、バックスープレックスで裕二郎を投げ捨て、キャノンボールに繋ぐ。しかし、裕二郎が手に噛みついて流れを変え、リバースDDTで叩きつけた。
ジュース対ヒクレオとなり、ヒクレオがフロントハイキック、バックフリップ、変型コンプリートショット。その後、フィンレーがロープ際のラリアットで裕二郎を場外へ落とすが、直後にヒクレオが場外へ投げ捨てる。
続いてヒクレオはブレーンバスターの体勢に入るが、ジュースが脱出し、フィンレーと共にダブルドロップキック。そして、合体フラップジャックで追い討ちをかけると、フィンレーがプランチャで裕二郎を分断。すかさずジュースがヒクレオに顔面パンチを食らわせ、パルプフリクションで葬った。
フィンレー「いい感じだったな。オイ、ジュース。こっちへ来いよ」
ジュース「ああ、よかったぜ。いい感じだ。さあ、もうすぐ『NEW JAPAN CUP』だ。去年はいい感じだった。最高と言ってもいいぐらいのね。厳しい闘いだったし、あれからもハードな闘いが続いていった。今年は最後まで残って、優勝するぜ。今年こそはね。ユージローは何か言ってるみたいだけど、去年と違う結果なんて起こらないさ。今年もお前を倒す。その次はイシイかエルガンだよな? どっちが来ても構わない。真正面から闘ってやるさ。どうせなら、チケットが完売してほしいね。俺の力でそうしたい。もしそうなったら、俺の人生の中でも初めてのことになるぜ。去年は最後、シバタに負けてしまったけど、今は俺こそがベストレスラーだ。今年はまずユージロー。軽く考えてるわけじゃないけど、イシイもまた倒して、その次はタナハシと闘いたいね。なんでこんなこと言うのかって? それはその向こうにジェイ・ホワイトとのUSチャンピオンシップを見据えてるからさ。まだ誕生したばかりのあのベルトは、この俺の34インチの腰にこそ似合うものだからさ」
フィンレー「俺よりも大きいな。俺(のウエスト)は33インチだから……。まあ、腰回りのことはどうでもいい。ジュースが勝ち上がって、挑戦することを願ってるぜ。でもな、俺も飛躍することを考えてる。もうすぐ『NEW JAPAN CUP』だ。でも、俺はエントリーされてない。まだまだ遅れを取っていることは感じているさ。そこにエントリーすることはひとつの目標ではあるけどね。まあ、『NEW JAPAN CUP“2019”』ではそうなってるだろう。今年はジュース・ロビンソンの応援に回るよ。でも、それで納得してるわけじゃないからね。彼が思い描いてるようにジュース・ロビンソンが優勝して、俺にも賞金を分けてもらうよ。去年はそうならなくて、俺もちょっと寂しい思いをした。期待してたんだけどな。まあ、そういう気分はもういい。まあ、見ててくれ。さっき言ったようなことを俺は信じて、これからも進んでいく」
ヒクレオ「ソーリー、ユージロー……」
裕二郎「ノー・プロブレム。『NEW JAPAN CUP』、1回戦、2年連続でジュース・ロビンソン(が相手)。これはよ、なにか意味があるんだよ。ストーリーはこうだ。今年は1回戦でジュース・ロビンソンを倒して、今年の『G1 CLIMAX』、あいつを蹴落として、俺がエントリーしてやるよ」