毎年恒例となった“ROH興行”が今年も後楽園ホールで開催。リング＆リング周りは、いつもとは異なる“ROH仕様”で装飾された。

　オープニングマッチは、新日本プロレス本隊のヘナーレ＆北村とBULLET CLUBのファレ＆裕二郎が対決するタッグマッチ。

　北村対裕二郎で試合が始まり、北村が両手突きでパワーの違いを見せつける。すると裕二郎はショルダータックルを繰り出すが、北村が2連続で受け止め、カウンタータックルで報復。
　ここで北村対ファレとなり、ショルダータックル合戦を制したファレがハンマーブローを連発。直後に場外乱闘となり、北村の動きがストップ。裕二郎がパンチ攻撃、顔面かきむしり、ランニングギロチンドロップで追い討ちをかける。
　北村の劣勢は続き、ファレがボディスラム、乗っかり攻撃、裕二郎がトラースキック、ロープを利用した串刺しフロントハイキック。しかし北村は、裕二郎が仕掛けたフィッシャーマンバスターを抵抗し、ブレーンバスターで逆転に成功。
　ようやくタッチを受けたヘナーレは、裕二郎に対してエルボー連打、カウンタージャンピングショルダータックル、ダイビングショルダータックルと畳み掛ける。だが、裕二郎はヘナーレの手に噛みついて流れを変え、低空ランニングフロントキックで逆襲。
　これでファレが登場するも、ヘナーレが串刺し攻撃を回避し、北村とタッチ。そして、ヘナーレがファレに串刺しラリアットを見舞い、北村がスピアーでなぎ倒す。
　さらに、ヘナーレがカウンタースパインバスターで裕二郎を黙らせると、北村がファレにエルボー連打、逆水平チョップ。そして、ブレーンバスターの体勢に入るも、ファレが抵抗し、カウンターラリアットで逆転。最後はグラネードで北村を轟沈した。

ファレ「やっと日本に帰ってこれて、うれしいぜ！　外はまだクソ寒いけどな、俺はホットだ。何が一番寒いかって、今日はヤングライオンに勝ったけど、アイツはまだ勝つに値する選手じゃねぇな。みんなが『BULLET CLUBはどうなってるんだ!?』って言ってるけど、Everything is fine！何にも問題はねぇ！」
※裕二郎はNANAに付き添われてインタビュースペースに現れると、頭を押さえながらベンチに座る。
NANA「おつかれさま～」
裕二郎「頭打っちゃったよ！」
NANA「ね！　すごい頑張ったね～（※と、裕二郎の頭をなでる）」
裕二郎「スパインバスター。知ってる？　スパインバスターって」
NANA「すぱいんばすたあ？」
裕二郎「プロレスのことは全く分かんないもんな」
NANA「ごめんなさい」
裕二郎「いやいや。あ～、頭打っちゃった」
NANA「すごい頑張ってた」
裕二郎「記憶がなくなっちゃった。でもね、キミの記憶だけはまだ残ってる。キミとダンスした記憶だけは残ってる。あとは全然覚えてない」
NANA「ありがとう！　さすが～！」
裕二郎「明日もよろしくね！」（※と、また寄り添いながら控室へ）

ヘナーレ「ファレよ、お前はセンパイだ。お前たちが今日はキタムラを倒したが、毎日毎日、俺はファレのことが目に入ってるぞ。俺は日々、進歩してベターになっている。その度に学んでいるんだ。いつかきっと、ファレ、お前を倒す日がやって来る。お前に思い知らせてやる。いつの日か思い知らせてやる」
※北村は海野に肩をかり、ノーコメントのまま控室に戻っていった。