この日のセミファイナル、第8試合はNEVER無差別級選手権がラインナップ。1.4東京ドームで鈴木みのるを破って新王者となった後藤洋央紀がEVILを挑戦者に迎える初防衛戦だ。
CHAOSvsL・I・Jの5vs5マッチの副将戦とも言えるこの一戦。後藤はEVILの“除霊マッチ”を公言しており、一筋縄では済まないタイトルマッチとなりそうだ。
今日もレーザー光線を振りまきながら堂々の入場をはたしたEVIL。一方の後藤は、“EVILの除霊”を意識した大きな数珠を首にかけての入場。
試合は、EVILがヘッドロックで後藤を締め上げてのスタート。逆に後藤もヘッドロックで切り返して、ロープに振らせない。
ここから二人はショルダータックル合戦。スピーディーな展開から、後藤がショルダータックルでEVILをダウンさせ、その背中にサッカーボールキック一閃。
続いて、後藤はエルボーからエルボードロップ。さらにEVILの首を絞め上げていく。続いてコーナーでのチョップ連射からエルボー。しかし、EVILは走り込んできた後藤にカウンターラリアットで反撃!
ここから場外の鉄柵に後藤を投げ飛ばしたEVIL。続いて、パイプイスを後藤のクビに固定し、鉄柱に投げ飛ばしてみせる。このダメージが厳しい後藤は、場外でダウン状態へ。
EVILは後藤をリングへ投げ入れ、背後から後藤の首を絞り上げていく。さらに、カウンターのサイドバスターから「来てみろ!」と挑発しながらセントーンを爆発!
EVILはここから後藤のキックをキャッチしたが、後藤はカウンターのラリアットで逆襲。さらにミドルキック、串刺しニールキックを連発。続いてひねりの効いたバックドロップを披露。
しかしEVILも後藤の脚をキャッチしてレフェリーにパス、そこからトラース・キックを放っていく得意のムーブ。
EVILは串刺しラリアット、さらにブルドッキングヘッドロック。しかし後藤はエプロンサイドで背後からEVILをスリーパーで捕獲。これを振り払ったEVILがエプロンの後藤へスピーディーにラリアット爆発!これで場外へ叩き落とされた後藤。
ここをチャンスと見たEVILは、場外でパイプイスを4脚重ねてダークネスフォールズを狙ったものの、これは後藤がなんとかカット。逆に後藤が低空ブレーンバスターでイス上にEVILを叩きつけていくデンジャラスな反撃。
リングへEVILを戻した後藤は、コーナーでエルボー連射から、「わたなべええ!」と吠えながら、強烈すぎる串刺しラリアット。この攻撃にコーナーで崩れ落ちたEVIL。さらに、後藤はミドルキック連射から、EVILをコーナーのトップへ座らせて雪崩式の牛殺しを狙ったものの、ここでEVILは後藤がコーナーにかけてあった数珠を掴んでみせる。
EVILは後藤へのフロントハイキックから、数珠を持って後藤に顔面攻撃! さらに、数珠を後藤の首に巻きつけて、強引にスイングしていく拷問攻撃。続いいて「終わりだああ」と叫びながら、背後を蹴り上げる。
このあともEVILは数珠を巻きつけての攻撃を続けるが、なんと復活した後藤は数珠を巻きつけたまま牛殺しを炸裂! さらに数珠を巻き付けた状態で、滝ってからのミドルキックを爆発! ここから後藤はEVILを抱え上げたもののフィッシャーマンズバスターで逆襲していくEVIL。
二人はリング中央でラリアット相打ち、さらにEVILと後藤がそれぞれラリアットを打ち合っていく展開も、後藤の強烈なラリアットでEVILがダウン。
試合終盤、、カウンターのラリアットで再度逆襲したEVILは、続いて得意のダークネスフォールズ! ここで首をかっきったEVILは必殺のEVILを狙うが、これは後藤はカット。しかし、EVILはここから投げっぱなしジャーマンに移行、さらに振り向きざまのラリアット!
続いて、EVILはハーフネルソンの体勢に入ったが、これを嫌がった後藤はカウンターのヘッドバッド! そこからEVILの身体をロープに乗せた上で断崖式の裏GTRを炸裂!
そして後藤はイッキにGTRの体勢へ、しかし逆にEVILの体勢へ切り返す。場内から悲鳴が上がる中、これをもう一回、切り返した後藤が正調のGTRをズバリと決めて、堂々の3カウントを奪取! 後藤が見事に初防衛に成功してみせた
最後は、数珠を首に巻いたまま、NEVERベルトを掲げてみせた後藤。そして、リングを下りる前に数珠を巻いたまま、ダウンしたEVILに向かって拝んでみせた。